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2022年8月14日日曜日

アーネスト・トンプソン・シートン生誕(1860年8月14日)

今日は何の日なんだろうと調べるのが楽しいようで割と苦痛だったりもします。わー書きにくそうってなる日が多いので。

実は今日もそんな日でした。NTTが携帯会社をスタートした日らしいのですが、NTT関連にお世話になったことは一度もありませんし、そもそも固定電話時代に存在した「電話加入権」って一体何だったのって気分ですっかり相手にしたくない対照だったからです。ちなみにカメラも経団連会長になった御手洗氏の数々の発言に頭にきて、全レンズ・ボディーを放棄して、Pentaxに乗り換えたんでした。ちょっと変なんですw。トヨタ車もランドクルーザーしか乗ったことないし、その時も本当は日産サファリ探してたしw。

ってことで、調べていたら、なんとあのシートンの誕生日じゃないですか!8月14日!

小学生時代の自分を考えると、読んだ本は「シートン動物記」「ファーブル昆虫記」「椋鳩十の動物関連」位で、その後も「文学作品」は不思議なくらい読めませんでした。だから、この3人に育てられたようなものです。

シートンさんはイギリス出身の博物学者で作家、画家でもあります。

ということで、翻訳者の方の技量も大きかったのでしょうが、その本の世界に完全に埋没していました。

Wikipediaによると、「幼い頃のシートンは活発な少年であったと伝えられている。学校が終わるとよく森に行って探検をしていた。高校を卒業したシートンは博物学者を志すが、厳しい父親の反対にあい、父親の薦める画家の道を歩み始める。」とあります。自分の幼少期を思い出すと、博物学とはいいませんが、この3名の影響で、動物関連の道に進まなかったのは一体何故なんだろうと今でも不思議です。あ、まあ、教員も「動物関連」で有ると言えばそうなのですがねw

ところが、今調べてみてわかったのですが、自分が愛読していたのは厚さ10cmくらいのもので、中に何話有ったかなぁとわからなくなっています。すべてで55話有るようなのですが、絶対に55話は読んでいない自信があります。なので、これを機にちょっともう一度読んでみようかなという気分です。子ども向け以外のあると思うので。ファーブルも読み直すかな。

ってことで、今日は朝からこんなものに見とれてしまっていました。

どうも石の裏などに蠢いて生活しているイメージがあるワラジムシですが、背丈が1m以上もあるこのマツヨイグサの花にたどり着いて何かやっていました。そうなんです「何かやっていた」けど、何をしていたのかはわからないのです。そこが大問題なのに。

シートンさんやファーブルさんが絶対的に凄いのは、きっとこういう所でも納得いくまで観察するんですよね。そうそう、今や大人気の今泉忠明さんと動物園に行くと、どんなに広い動物園でも一カ所に1時間とか平気でいます。だから全部見て回るということは不可能なのですが、その分みえてくることが沢山あるんです。そういうことなんだよなぁと思いながら、今朝もまさかの腕をブユに刺されて速攻で退散してしまうのでしたw

だからこんなことやってるでしょうね、仕事。


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2022年8月13日土曜日

桂田富士郎が日本住血吸虫を発見(1904年8月13日)

昔から原因がわからず、それでも発症する地域が限定的な限定的なしっぽ英を「風土病」と呼んでいた。
それは感染症であったり、栄養障害だったり、風習によって起こっている場合などもあった。

日本住血吸虫症は、日本住血吸虫がヒトに寄生して起こる疾病の事で、国内での発生地域は山梨県の甲府盆地、千葉県の利根川流域の一部、福岡県や佐賀県の筑後川中下流域などで発生していた。
現岡山大学の桂田富士郎は、1904年に山梨県から連れて帰ったネコから吸虫を発見し「日本住血吸虫」と名付けた。
その後1913年に九州大学の宮入慶之助が中間宿主がミヤイリガイであることを特定し、感染ルートが解明されたのだ。実はこの吸虫、東アジアや東南アジアにも存在していた。

日本住血吸虫のライフサイクル(C)Wikipediaより

紐状の細長い吸虫で雌雄異体。ほ乳類の血管内に寄生して赤血球を栄養分にして生活する。

最終宿主の糞便から排出した卵は水中で孵化し、ミラシジウム幼生という繊毛を持つ幼生になる。これがミヤイリガイの体表に侵入し、スポロシスト幼生になる。この幼生の中にある未分化の胚は幼生から出てセルカリア幼生になる。貝の体中から泳ぎだす。そんな水中に、宿主となる生物が皮膚をつけると、なんとセルカリアが皮膚の分解酵素を分泌して体内に侵入するのだ。いやもうここまで書いていても萎えるレベルで狡猾な方法。

侵入された場所は皮膚炎を起こすが、やがて急性期。腹痛や血便が生じる。放置すると慢性期。そうなると肝硬変や腹水がたまるなどの症状を起こし、やがててんかん、それでも放置すると衰弱死だ。こわ…

ブラジカンテルという特効薬があるものの、副作用で肝臓が破壊されるためにそこは矛盾。そこで、「水田に素足で入らない」ことと「ミヤイリガイの撲滅」で解決に向かわせた。
色々な地区でほぼミヤイリガイは撲滅できたものの、絶滅はしていないので何かのタイミングで「復活」する可能性もあるので今後も要注意だ。

ミヤイリガイ(c)Wikipediaより

ちなみにこのミヤイリガイは環境省レッドリストに載っていて絶滅危惧1類だ。


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2022年8月4日木曜日

カエルとヘビ

定点観察場所に行ってみました。実はアメンボの脱け殻を探していたからです(この前の写真も個々で撮影しました)。

ここには、古代米の水田があります。極小規模ですが品種を維持するために残してくれているようです。クラーク博士の碑もあるくらいですから。

そうそう、こんな「市」になる前の標識も置いてありました。

今やBigBoss効果で、地価の高騰が止まらない北広島市ですが、「町」だった時代はきっと随分安かったでしょうね。

ってことで、昨日、ここの水田を覗くと、ピチピチと動いています。きっとオタマジャクシ。しゃがみ込んで静かにしてよく観察すると…いました。オタマジャクシ。ちょっと足が生え始めている奴ですね。

ここのカエル、トノサマガエルなんですよね、多分。

実は、数日前にここに行ったときにはこんなシーンに出くわしました。

シマヘビですね。これもの凄く長時間観察したのですが、残念ながら捕食のシーンには出会えませんでした。水中に潜ったりもしていましたので、オタマジャクシを食べるということもあるのだろうと思います。親もジャンプして水に飛び込んでいましたので、それを狙っているのかも知れませんが。

この間、カメラを構え、しゃがみ込んで撮影するので、背中から大量に吸血されています。寝苦しいの極み。めっちゃ痒いです。残念すぎます。でもまあ、こういうのを見ていると時間の経過を忘れちゃうんですよね。


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2022年8月3日水曜日

アメンボ

水面を気持ちよさそうにスイスイと動き回るアメンボ。アメンボはどのような生活をしている昆虫なのでしょうか。

■細い体で羽を持つ
 アメンボは細くて長い脚を持っているだけでなく、体全体も大変細くできています。生まれてすぐに水面を動き回り、何とも気持ちよさそうに感じます。ところが実態はなかなか獰猛で、餌は水面に落下した他の昆虫です。水面に落ちて暴れてできた波を感知しスイスイと近ずくのです。そしてその獲物に鋭い口をブスリと差し込み、体液を吸い取っていくのです。何となくイメージが壊れてしまいますが、これが現実です。
 もう一つは羽根。生まれてからずっと同じ水面で生活するわけではありません。あの細い体にしっかりと羽根をたたみ込んであり、しっかり飛ぶことができるのです。
 灯火につられて飛んでくることもあります。水の上のは自由に移動していますが、陸上ではあの細長い脚が邪魔するのか、案外不器用に動きます。

■名前の由来は飴 
 水の上を自由に過ごしているので、アメンボというの前のアメは雨なのかもと思ってしまいます。ところが飴です。麦芽で作った水飴です。色ではなく、水飴特有の匂いがその語源なのです。小さい体なので触ってみても「そうかなあ」と感じる程度かもしれませんが独特の匂いを発しています。
 匂いを発する昆虫の代表格といえば、カメムシ。実はアメンボ、このカメムシと同じ仲間です。匂いを出すだけでなく、’鋭い口器を持っているところも同じです、外側の羽根が体全体ではなく半分だけを覆う半翅目という仲間に分類されます。


■浮かぶのは表面張力
 アメンボが水に浮かんでいられるのはもちろん軽い体重のおかげでもありますが、水の表面張力だと言われています。確かにアメンボが浮かんでいる様子の影を見ると、見事に丸い影が映っています。脚を水が支えてくれているのです。では、水面の表面張力を減らすとどうなるでしょう。洗剤などを水に垂らすと実験できます。いくら体重が軽いアメンボといえども、支えてもらうことはできなくなります。


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2022年7月5日火曜日

白い粉の判別

という定番の実験があります。

顕微鏡で観察したり、蒸発乾固したり、溶解度を調べたりで絞り込んでいきます。

使う白い粉は「デンプン」「食塩」「グラニュー糖」「上白糖」です。

デンプンはヨウ素液ですぐに判明します。これは小学校でも学習しているのでよくわかっています。

生活経験的に大丈夫なのかな?と思わされるのは「溶け方」です。「グラニュー糖は溶けやすいけれど、上白糖は溶けにくいからすぐわかる」的な記述が目立ちました。そうなの??

ある班はどうしてもやりたい実験があると言うことで食い下がりました。「味見」は禁止事項になっているのですが「アリに味見してもらうのは駄目なんですか?」というのです。

アリってどうなるのかな?とは思いましたが、こちらの興味もあったので、自分達で準備できるのであればと言うことで許可してみました。

捕まえてきたのは「2種類」で各一匹でした。「捕まえるの結構大変だった」といいつつも、シャーレに4種類の粉を入れて反応を見ていました。

しばらくすると一種類は「ほら、これが上白糖だって!」ということになりましたw。確かにしばらくみていても、上白糖にしか行きませんでした。

そして、アリも種類によって餌が違うのかもねという新しい知識も得ていたようで、やってみるもんだなと思わされる結論でした。

実験が終わった後のアリはこんな感じで解放してあげていました。

連れてきたのは女子2名でしたが、解放しにいったのは男子3名。これまたなんとも面白かったですw。

 レポートを見ると、アリは最初塩の所にいたが、その後はずっと上白糖の所にいたようです。こういう所を双眼実体顕微鏡で観察できると、もっと色々な事がわかりそうですよね。アー面白かった。


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2022年5月9日月曜日

今シーズン初昆虫かな?でも危ない

やっとの思いで原稿を仕上げて、ほんの少しだけ気分転換に行くことができました、このGW。

なんだか、TwitterとかNHKの番組でこの仕事のブラック度が随分クローズアップされていますが、全くホワイトだとは思わないし、早く出て遅く帰るのも事実で、勤務時間を集計すると異常なことになっているとは思いますが、でもビジネスライクにできないのはなる前からわかってたんじゃないのかなとも思っていて、感想としては微妙ですねw。おまけに、自分でコントロールしなければいけない部分もあるのですが、できない部分があるのも事実で、じゃあ「残業代を」というのが正しいのかというとそれもまたどうなんだろうという気にもなっちゃうんですよね?ダラダラ残っている人もいるからね、絶対に。

ってことで、やっとこんな時間に学級通信も書き終わって、撮った写真をクラウドに移動して今見てみると、そうだこれを撮影したんだったというのを思い出します。背後から何かを感じながら撮影したのですがw

これ何ハムシだろう?めっちゃ小さくて2mm位でした。そしてマクロレンズのピントの浅さと薄暗い林床なんででまあ合いませんね、ビタッと。

葉を指で支えて…というのもありだったかも知れませんが、それは終了です,絶対に。

その理由はこれです。

このトゲですね。触ったらアウトです。ミヤマイラクサ。これは本当に酷い目に遭いますので気をつけてくださいね。食べられるようですが…

これ、しっかり準備して採取に向かえば良いのでしょうが、湯がく前とかに絶対触ってしまいそう。そこまでして食べるくらい美味しいのでしょうかね?と気になって、今度食べてみようかな?

そしてこの成長した繊維は昔は布にしていたみたいですね。それにも興味はありますね。そこでも失敗してしまいそうですが。

ということで、わずか一日ではありましたが、楽しかったので良かったです。五月病発症しそうですが、ならないように気をつけよっと。

#ハムシ #イラクサ 

更新しないうちに人気ブログランキングのリンクアイコンも変わってたわ…そりゃそうだよね


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2022年4月2日土曜日

サクラマス

寿都では巨大ホッケとサクラマスが揚がっているようでしたが、当日はヤリイカも。巨大なヤリイカで驚きました。そして美味しくてやばかったです。

サクラマスは、通称ヤマメの降海型。海でたくさん餌をとって丸々と太って川に戻ってきて…の前に網にかかって申し訳ないような気はします。

そういえばずっと昔に渚滑川かどこかで釣りをしていたら、ニジマスではなく遡上したサクラマスがかかってしまったことがありました(時効)。

絶妙な銀色とこの魚体が最高です。そして写真撮り忘れましたがとにかく身の色の美しさです。甲殻類のアスタキサンチン由来の色です。

でも、帰って捌いたら罪悪感…

調べてみると同じ種類なのに陸封型のヤマメだと卵数が200粒程度、サクラマスは4000粒。なんか申し訳ありません。当然塩に漬けて「マスコ」としていただきました。自分イクラや筋子よりもマスコが好きなんですよね。もう最高です。

ホイル焼きとフライにして大きな魚体にもかかわらず余裕でペロリ。ありがとうございました。

そういえばこのメスガニでも卵食べてしまったな。毛ガニの雌は獲ったら駄目なのにね。ヘラガニは仕方ないよね。

ってことで、寿都町の今の味覚に関してでしたw


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2022年3月15日火曜日

まったり

なかなか「まったり」という時間を過ごせていないのですが、こういうのをまったりと言うんだろうなという代表的な二枚。

ネコって「猫」って漢字で書きますが「寝子」という話もあるようで、一日家にいてみると見事に「寝子」を体現していることを実感させられます。ほとんど寝ています。それも、例えば太陽の光が当たってぬくぬくしている場所や暖房の近く、うちの場合はヘビのヒーターの上とか…そんな感じなのです。

でも、例えば十分な暖かさがある場合は、気持ちよい角度の場所を探して首を預けて爆睡しています。

こんな感じです。外では雪解けが進んで、ノネコもやっと歩きやすくなったなぁと感じているのでしょうが、足を伸ばして枕に乗せるようにRECAROのサポーターに頭を乗せて腹を上に向けて爆睡です。

本来は左に見えているアマゾンでかった安い椅子が彼の専用椅子〜にいつの間にかなってしまった〜なはずなんですが、絶対にRECAROに寝ています。ちなみに家のリビングには3脚のRECAROシートを置いてありますが、このシートが一番のお気に入りのようです。

きっと絶妙な高さなのだろうと思います。

自分もこれで仕事をしたいので、「おい、どけてくれよ」とこんな感じです。強制的に隣の本来の椅子に移動させていますが…。

とにかく自分から撤退する気はありません。「何よ?」くらいな印象ですね,この顔じゃ。

まあ、彼は換毛期でおそらくそれがストレスなんですね。自分でグルーミングしていますが、一部分だけもう地肌が見え始めるレベルで舐めています。長毛種って大変ですよね、きっと。ブラッシングも大変ですからね。

ちなみにこんなに毛が付いた椅子は「コロコロ」でやったらきれいに取れるのですが、一番効率が良いのは手のひらに水を付けて座面をなでることです。もの凄い勢いできれいになりますw

一方短毛種はこんな感じです。

ヒーターが入った状態の「猫鍋」内で猛烈に気持ちよさそうな爆睡状態です。起きたら常に後を付いて歩き、めっちゃ何かをアピールしてしゃべっているのですがさっぱりわかりません。きっとストレスはそれでしょう。「こんなにアピールしても通じない」と思っているでしょうね…。申し訳ない。でも、毎回チュールをあげるわけにはいかないんだよ。

ということで、人間がまったりするにはどういう場所が快適なのかを考えるとどうでしょうね?人それぞれ違うでしょうが、自分にとっては何だろうと考えてしまうのでした。

あと、ノネコ達は今どこでどうまったりしているんでしょうかね?気になります。


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2022年3月14日月曜日

フットプリント〜今季最後?

今季は色々な種類の足跡が雪の上に残っていて、やっぱり歩くと色々なものの見え方が違って良いなぁと思いました。時間は3倍以上かかるのですが、得るものもあるよなと思いました。

本当はもっと田舎や山の中に行けば、ウサギなんかの足跡だって絶対にあるのですが、今季はそんなチャンスもありませんでした。

サイズ感が違って面白いのはイヌですね。体重の関係もあって、くっきり鮮やかに残っているのもあるし、そうでもないのもあるし。

そしてやっと発見しました。この前足の跡。場所的には高校生かと思うのですが…面白いですよね。

やりたくなるんですよね。

今日、フラフラしてみると、もう雪には跡が付かないほど堅くなっていて、代わりにこんな感じで手すりにカラスの足跡が。今度は泥の表面の足跡を探してみようかと思いました。面白そう、それはそれで。

家ではこんな状況です。足跡を残すこともなく寝てばっかり。しかも人のRECAROの上で。おかげで毛が一杯付いています。換毛期ですね.こいつの席は隣に見えている椅子なんですが、アゴを乗せる場所があってRECAROの方が良いみたいですね。生意気にも。


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2022年3月7日月曜日

人間以外も大迷惑

今年のこの大雪は、人間の生活だけでなく、野生動物の生活にも多くの影響を与えています。空を飛ぶことができる鳥類であればきっともう少し楽に生活できるのでしょうが、草食動物たちはホントに大変そうです。

「最近増えすぎ」という指摘があるエゾシカですが、千歳市内から支笏湖方面の道路沿いには大量に顔を出してきます。道路からの飛び出しが恐ろしい感じなのですが、よく見れば本当に悲惨そうなのです。

こんな感じで下草が出てきてはいるのですが、残念ながらまだまだ地表は凍っているでしょうから必然的に食べられるのは「樹皮」なのです。

こうなると食べられる側の「樹木」もたまったじゃありませんよね。若くて細いものだと、表皮をこれだけ剥がされると色々と影響がありそうです。

実際、酷いところを見てみるとこんな感じで、もう届く範囲は徹底的に食い尽くされている感じです。

ここでも、この樹林帯の奥にシカのまなざしを感じますよね。こんな感じで、この辺一帯の樹木の表皮は囓り取られていました。

少しでも早く雪解けが進んで、シカも樹木も健全に育って欲しいなと思います。このまま苫小牧方面に抜けてみましたが、途中も大量のエゾシカの姿でした。現実は厳しそうですね。

でも、強風の後を見てみると、こうやってしっかり種子散布の後も観察できます。この写真を撮った周辺には何の樹木もないのですが、こうやってどこからともなく種子が飛んできています。これはこれでまた凄いことだなと思っていますが、もしこの種子がせっかく芽生えたとしても、多くの場合は「樹」になることはなく、人間の都合で草刈りなどでバッサリ切り取られて終了という感じでしょうね…。なんか人間って何なのかなという気になってしまいます。


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2022年2月28日月曜日

朝から足跡観察

5日ぶりに車を移動することができました。こうなると、4WDは良いなと思いますが、そう思うのも年に何度かだし、FRの気持ちよさというのはやっぱりあるので、数日我慢すれば良いだけだから、残り少ないFRを乗り続けようと思ってしまうんですよねw。

ってことで、日曜日は出した車で隣の苫小牧市までヘビの餌を購入に行って終了しました。国道などの幹線にはもう雪がほとんどありませんが、一本中に入ると未だに「すれ違うことができない」道路ばかりで、除雪は入ったものの、表面をさらった感じで、それが融けるので轍になっているので、大変なのです。昼はその中央部分も融けているから、アンダーカバーを擦ったとしてもそれほどダメージはありませんが、朝はそれが凍り、凶器のようになっています。そこに引っかかると確実にアンダーカバーを破損しますし、フロントバンパーすら怪しいです。

ということで、必然的に徒歩通勤。
まさかの今朝も新雪が積もっていて、なんだか滑りそうで嫌な予感です。また6:40という6時台出勤。意外と滑らなくて良かったので、何か今日の楽しみはないかなぁと思いながらしばらく歩いていると、これ発見です。
ネコの足跡。本当にかわいらしいですよね。今日は散歩しているイヌを除いて何種類の「野生動物」の足跡を見られるかが課題になりました。

こういう目標を持って歩くと、本当に楽しいです(◀単純)。

しばらく行くとカラスの足跡発見。人間の靴跡もありますので歩道に何か落ちていたのでしょうね。
模様もくっきりの良い感じ。そして思っている以上に大きな足跡なのです。さらに進むと愚かな人間がゴミの袋をゴミステーション(ゴミ集積場の北海道弁)前に置きっぱなしにしているものですから、大量のゴミが散乱していて、そこにはそれこそ大量のカラスの足跡。申し訳ないですが、そのままスルーさせていただきました。きっと町内会のどなたかがやるのでしょうね?人間のモラルってなんでしょうね?「カラスがゴミを散らかしている」のではなく「人間がゴミをちゃんと捨てられていない」ということです。残念すぎる。そしてカラスの観察眼も凄すぎるということですね。

千歳高校の坂道。本当にきれいに除雪されていますが、今日の新雪によってもう天然キャンバスです。
ポツポツとネコの足跡があったので、観察しながら進んでいくと、上から女子高校生が降りてきました。知らん顔して登っていくと、何とその道路を横断する形で「エゾリス」の足跡があるではありませんか。
なんかそのまま写真撮るのもなんかあれだったんで、知らん顔してすれ違ってから、少し自分も下って写真撮影することに。でも、よく考えたら、なんかよりおかしげな奴にしか見えないかも知れませんね。まあ、女子高生がイヤホンで何か聴いていたようなので、カメラのシャッター音は聞こえないでしょうから良いものの、すれ違ってちょっとしてからシャッター音というのは気持ちの良いものではないかも知れませんね。気をつけよっと。

学校には一番悲惨だった時よりも6分ほど早く到着しました。1kmあたり2分ほど短縮されていることになります。
これはコースが確定できたので戻ることが少なくなったのと、やはり道路の除雪がかなり進んだことだろうなと思いました。

そして学校に着いて窓下を見るとこんなのが…


足跡ではありませんが、何でここだけにこんな大きな落雪があるのか全く謎でしたが、落下した後に周りの雪をこのように吹き飛ばすんだということがわかって面白いです。クレーターのでき方を同じ感じですね。

ってことで、何か目的があると毎日楽しいですよね。
ちなみに、もう三月だし…ということで、半袖ポロシャツにフリース一枚で来ましたが、学校に着いたときにはそのポロシャツの背中の大部分は汗でベショ濡れです。代謝が良いのは良いですがすぐお腹空くんだよねw。


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2022年1月27日木曜日

生態系の授業はこれに限る!

カナダからのALTだったジョディーに「食物連鎖の授業でこれ使わない手はない」と教えてもらったフクロウの吐瀉物を利用した実習。

コロナのせいかはわかりませんが、このペリットが軒並み「輸出できません」でした。今まで購入してきた4社にあたっても駄目というオチ。ところがある秘策によって無事に入手することができました。それも一個303円。

コロナの濃厚接触者などで残念ながら全員そろって実験にはなりませんでしたが、どのクラスでも結局「一時間では足りない」という声が出る状況に。まあそれでもあまり時間もかけられないので…

こうやって並べていく班が多かったです。そしてやっぱり今年も「プラスチックシャーレ」に入れて持ち帰る生徒続出。「ガチャガチャにあったら絶対に買ってやる」という生徒もいました。

そしてバッタの後脚も入っていました。トノサマバッタ系ですよね。割と大きいと思います。

中には鳥類の骨が出てくる班(二班)もあって途中でBone Chartを追加しました。

3クラスとも終了し、さあ次は「カニ漁」のシュミレーションから「マグロ漁」に変更した次の実習もあるので後片付けをして消毒もして終わったのですが、他クラスの担任から「うちのクラスの男子、完成させるっていってるんですが、どう処理したら良いですかね?」という質問。

こんな感じで、そろえていました。これを厚紙に貼って完成させるそうです。

でも、残念ながら例えば肩甲骨なんかが入っていないのです。

こればかりは解剖してみなければわかりませんから、「ここまでやるなら、悔しいだろうからもう一個やってみる?」というと「え?良いんですか?」となりましたので、明日にでも新しい大きめのやつをあげようかなと思います。

なんかこうやって「刺激」を与えてくれる教材ってホントいいですよね。

今度は、これをマグロに見立てて「最終消費者」「生物濃縮」「養殖問題」「漁獲量と生息数管理問題」そして「存続する社会をどう作るべきか」という授業です。これが面白いんだよね。

でも、ひょっとしたら確実に購入数間違えました。1000個も買ってしまいましたから。

この二時間ほどで35000円の出費ですw

さあ、このペリット、100個も買ってしまったので,まだ余っています。欲しい人いってくれたら「売ります」よ。原価303円でw

それともまたフクロウのワークショップでもやろうかな。


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2021年10月19日火曜日

北海道では「油子」

金曜日に会議がありました。コロナの関係で一年間開催されなかった理科の教員の会です。

ちょっと衝撃を受けました。マグネシウムリボンを導火線にして、テルミット反応をしたのです。酸化鉄とアルミニウム粉の混合物で、酸化アルミニウムと鉄ができるという反応です。還元ですね。

室内でも量と場所を考えて注意して行うと安全にできるのですが、問題はそこではありませんでした。

今回はライターで点火してもらったのですが、まさかの「火を付けられない」という人が続出でした。

「外炎」の温度が高く、そこをマグネシウムに当てなければいけないのですが、それがわかっていないのですね。これある意味衝撃でした・・・等言うか、膝から崩れ落ちるレベルでした・・・年齢層も色々だったので・・・

「最近タバコ吸う人減ったからですかね・・・」って言う言葉か慰めにも何もなりません。もうガックリです。

ICTだなんだで忙しくなっている学校ですが、なんかやっぱり色々と違うことがありますね。事務局サイドでは「色々考えないと大変なことになるな・・・嫌もうなってるけど」ってことになりました。これひょっとしたら全国的傾向なのかも知れませんね。理科教員の実験離れです・・・まずすぎる・・・

たき火とかして色々考えたら良いですね。なんか「便利な世の中」になったせいで色々な事ができない人間が増えてきているのはおそらく間違いない事実でしょうね・・・

そんなことから、帰りは回り道をしていつも絶対的に鮮度の良い魚をそろえている店に寄ってみました。

そこには大きなアイナメが3匹、ヘタすりゃそれよりも大きなサバが数匹売られていました。今回はアイナメをゲット。刺身にもできるって表示なのでそうなりますよね。北海道弁ではこれは「油子」と呼ばれています。

カサゴ目アイナメ科の魚なので、顔は見事な唇と頭でっかちな魚体です。今回もなかなか新鮮で、捌いていても気持ちよくできました。

まず、包丁をしっかり研いでから、魚や取ってきてくれた漁師さんなんかに感謝して捌きはじめます。
腹からは大量の卵が出てきて、「こんなタイミングで捕まるなよなぁ」とか思いましたが、遡上数が少なくて大変といっている鮭の卵巣や卵を喜んで確保しているのが世の中ですから仕方ないですよねw。

途中気になったのはこの「鱗」です。小さな四角形の鱗に覆われていました。ちょっとビックリしました。
実は一緒に購入したニシンは、魚体の割に大きな薄い鱗でしたが、その形は円形に近いです。
自分は耳石を集めているのですが、今更ですが鱗も集めたら良かったな・・という感じ。
そして、耳石を取ってそれを置いておいたティッシュを間違いなく昨日捨ててしまったので今がっかりしていますw

あ、めっちゃ美味しかったです・・・今も熟成中のがありますがw


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キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)

米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。 アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。...