2022年7月5日火曜日

白い粉の判別

という定番の実験があります。

顕微鏡で観察したり、蒸発乾固したり、溶解度を調べたりで絞り込んでいきます。

使う白い粉は「デンプン」「食塩」「グラニュー糖」「上白糖」です。

デンプンはヨウ素液ですぐに判明します。これは小学校でも学習しているのでよくわかっています。

生活経験的に大丈夫なのかな?と思わされるのは「溶け方」です。「グラニュー糖は溶けやすいけれど、上白糖は溶けにくいからすぐわかる」的な記述が目立ちました。そうなの??

ある班はどうしてもやりたい実験があると言うことで食い下がりました。「味見」は禁止事項になっているのですが「アリに味見してもらうのは駄目なんですか?」というのです。

アリってどうなるのかな?とは思いましたが、こちらの興味もあったので、自分達で準備できるのであればと言うことで許可してみました。

捕まえてきたのは「2種類」で各一匹でした。「捕まえるの結構大変だった」といいつつも、シャーレに4種類の粉を入れて反応を見ていました。

しばらくすると一種類は「ほら、これが上白糖だって!」ということになりましたw。確かにしばらくみていても、上白糖にしか行きませんでした。

そして、アリも種類によって餌が違うのかもねという新しい知識も得ていたようで、やってみるもんだなと思わされる結論でした。

実験が終わった後のアリはこんな感じで解放してあげていました。

連れてきたのは女子2名でしたが、解放しにいったのは男子3名。これまたなんとも面白かったですw。

 レポートを見ると、アリは最初塩の所にいたが、その後はずっと上白糖の所にいたようです。こういう所を双眼実体顕微鏡で観察できると、もっと色々な事がわかりそうですよね。アー面白かった。


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