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2022年8月4日木曜日

カエルとヘビ

定点観察場所に行ってみました。実はアメンボの脱け殻を探していたからです(この前の写真も個々で撮影しました)。

ここには、古代米の水田があります。極小規模ですが品種を維持するために残してくれているようです。クラーク博士の碑もあるくらいですから。

そうそう、こんな「市」になる前の標識も置いてありました。

今やBigBoss効果で、地価の高騰が止まらない北広島市ですが、「町」だった時代はきっと随分安かったでしょうね。

ってことで、昨日、ここの水田を覗くと、ピチピチと動いています。きっとオタマジャクシ。しゃがみ込んで静かにしてよく観察すると…いました。オタマジャクシ。ちょっと足が生え始めている奴ですね。

ここのカエル、トノサマガエルなんですよね、多分。

実は、数日前にここに行ったときにはこんなシーンに出くわしました。

シマヘビですね。これもの凄く長時間観察したのですが、残念ながら捕食のシーンには出会えませんでした。水中に潜ったりもしていましたので、オタマジャクシを食べるということもあるのだろうと思います。親もジャンプして水に飛び込んでいましたので、それを狙っているのかも知れませんが。

この間、カメラを構え、しゃがみ込んで撮影するので、背中から大量に吸血されています。寝苦しいの極み。めっちゃ痒いです。残念すぎます。でもまあ、こういうのを見ていると時間の経過を忘れちゃうんですよね。


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2022年8月3日水曜日

アメンボ

水面を気持ちよさそうにスイスイと動き回るアメンボ。アメンボはどのような生活をしている昆虫なのでしょうか。

■細い体で羽を持つ
 アメンボは細くて長い脚を持っているだけでなく、体全体も大変細くできています。生まれてすぐに水面を動き回り、何とも気持ちよさそうに感じます。ところが実態はなかなか獰猛で、餌は水面に落下した他の昆虫です。水面に落ちて暴れてできた波を感知しスイスイと近ずくのです。そしてその獲物に鋭い口をブスリと差し込み、体液を吸い取っていくのです。何となくイメージが壊れてしまいますが、これが現実です。
 もう一つは羽根。生まれてからずっと同じ水面で生活するわけではありません。あの細い体にしっかりと羽根をたたみ込んであり、しっかり飛ぶことができるのです。
 灯火につられて飛んでくることもあります。水の上のは自由に移動していますが、陸上ではあの細長い脚が邪魔するのか、案外不器用に動きます。

■名前の由来は飴 
 水の上を自由に過ごしているので、アメンボというの前のアメは雨なのかもと思ってしまいます。ところが飴です。麦芽で作った水飴です。色ではなく、水飴特有の匂いがその語源なのです。小さい体なので触ってみても「そうかなあ」と感じる程度かもしれませんが独特の匂いを発しています。
 匂いを発する昆虫の代表格といえば、カメムシ。実はアメンボ、このカメムシと同じ仲間です。匂いを出すだけでなく、’鋭い口器を持っているところも同じです、外側の羽根が体全体ではなく半分だけを覆う半翅目という仲間に分類されます。


■浮かぶのは表面張力
 アメンボが水に浮かんでいられるのはもちろん軽い体重のおかげでもありますが、水の表面張力だと言われています。確かにアメンボが浮かんでいる様子の影を見ると、見事に丸い影が映っています。脚を水が支えてくれているのです。では、水面の表面張力を減らすとどうなるでしょう。洗剤などを水に垂らすと実験できます。いくら体重が軽いアメンボといえども、支えてもらうことはできなくなります。


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2022年8月2日火曜日

理科部会実技研修会(7月29日)

寿都町のイベント前日、29日の金曜日に北海道大学を会場にして実技研修会を開催しました。

コロナの関係で、実技研修会を開催できたのは3年ぶり。

今回は北海道大学の米澤先生に講師をお願いし、タイトルは「金属コロイドをあるもので作ってみた」というタイトル。気になってしょうがない奴ですね。「あるもの」がなんともそそるタイトル。

そしてプレゼンのタイトルもしっかり「金属感あり」です。

米澤先生の研究室はもの凄い機械ばかりでした。何が凄いって、あっさり「自作しました、ないから」ってフレーズが何度も出てくるのですから。

これ、理科教師をやっている自分が「いや待て、やっぱり物を作り出すための技術・家庭科の授業をちゃんとやらないのはやっぱり駄目じゃないのか?」って思わせてくれました。絶対に駄目なんだろうと思います。

東南アジアの国の理科の教科書には、この技術科的な内容もたくさん出ていて、インドで購入したものには「エンジンのしくみ」まで理科の教室に出ていましたから。そして実際にその辺で「自力で直す」という文化がありました。翻って日本はどうでしょう?資源も何もない国なのに「壊れた、買うわ」ですからね。

これは作ってません!(w)

研究室を見学させていただいている間に、ある物とある物を混合し、加熱しながら攪拌すると、ほ〜れ、こんな感じでコロイド溶液ができました。

なんか凄いなぁ。この中にあの金属がフワフワと分散しているのですからねぇ。そしてこれの技術が医療でも大活躍する時代がすぐその辺まで来ているようで、「実験動物」に立候補しておきました。

研究室としては、電池のことも地域の特性を考慮して開発しているということで、こういう研究で世界がまわっているんだよなって実感させられました。それでも「お金がないからねぇ」とか「報告書が大変だ」って話も出てきていました。
こういう研究にしっかり国としてもお金を投入して欲しいなと思いました。あと「教育」にもです。

今度はこのコロイド溶液でちょっと「中学生向け」に実験を考えて行けたら良いなと思いました。

参加者から「久しぶりに本格的な実験装置を使って緊張した」とか「作りましたってフレーズが」って感想が多数。充実した時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

その後、反省会になったのですが、何と先生がその日のうちに移動しなければ飛行機がないということで、「いつもの国道沿いの店」で中反省会。なかなか大反省会とはなりません。短いからね。

でもまあ、こういうの美味しかったし良かったです。

ってことで、諸事情により「あるもの」はきっとそのうち公開になりますが、今は保留しておきます。もちろん「白色粉末」とかではありません。

それにしても「札幌で一番換気の良い店」は良かったです。

米澤先生、本当にありがとうございました!&今度は是非ゆっくり反省会しましょう!


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2022年7月6日水曜日

味覚と嗅覚

感覚器官の学習のところで「実験」を欲している関係で、朝の03:40にトライアルに買い物に…(泣)、まあ、24時間営業って助かりますね。照明のための電気消費量と営業時間の収益等のバランスがどうなのかは甚だ疑問ではありますが、今回は助かりました。

購入したのはこれ。

一応アレルギーの確認をして、配慮するようにスタート。

やったこと…

まずはペアを作る。その片方が廊下に出て「無作為」にグミを選択する。

廊下で少し袋を開けて取り出しやすい状況にして、手で隠してペアの元へ。

相手は、目をつぶり、鼻をつまんでグミを口に入れる。

しばらく噛んで「味の判定」をして答え合わせ。その後交代して、全員の実験クリア。

結局味覚って「舌」だけの問題ではなく、嗅覚やおそらく視覚も関係ありそうねって話になりました。

流石にトライアルでかき氷作製器は買ってこなかったのですが、きっとかき氷に同じ味だけれど着色料で緑や赤に着色したら、味が「イチゴ」や「メロン」に感じそうだなって話でした。

およそいい加減な実験ではありますが、やらないよりは良いかなと思っているので、朝のとんでもない時間に、でかい段ボールから品出ししている人たちの箱をよけてこのグミを二袋だけ買っていくおっさんって完全なる不審者でしょうが、まあ良いことにしますw。

あ、そういえば、もう一つ「わさび」のわさびの辛み成分は揮発性なので、口を上に向けて食べたら辛みを感じないって話。残念ながらそんなにうまくいきませんでした。希望者とはいえ、悶絶していましたw。

でも、その後の給食では「わさびサンド」つくって食べていたようなので良いことにします(何が?)。


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2022年7月5日火曜日

白い粉の判別

という定番の実験があります。

顕微鏡で観察したり、蒸発乾固したり、溶解度を調べたりで絞り込んでいきます。

使う白い粉は「デンプン」「食塩」「グラニュー糖」「上白糖」です。

デンプンはヨウ素液ですぐに判明します。これは小学校でも学習しているのでよくわかっています。

生活経験的に大丈夫なのかな?と思わされるのは「溶け方」です。「グラニュー糖は溶けやすいけれど、上白糖は溶けにくいからすぐわかる」的な記述が目立ちました。そうなの??

ある班はどうしてもやりたい実験があると言うことで食い下がりました。「味見」は禁止事項になっているのですが「アリに味見してもらうのは駄目なんですか?」というのです。

アリってどうなるのかな?とは思いましたが、こちらの興味もあったので、自分達で準備できるのであればと言うことで許可してみました。

捕まえてきたのは「2種類」で各一匹でした。「捕まえるの結構大変だった」といいつつも、シャーレに4種類の粉を入れて反応を見ていました。

しばらくすると一種類は「ほら、これが上白糖だって!」ということになりましたw。確かにしばらくみていても、上白糖にしか行きませんでした。

そして、アリも種類によって餌が違うのかもねという新しい知識も得ていたようで、やってみるもんだなと思わされる結論でした。

実験が終わった後のアリはこんな感じで解放してあげていました。

連れてきたのは女子2名でしたが、解放しにいったのは男子3名。これまたなんとも面白かったですw。

 レポートを見ると、アリは最初塩の所にいたが、その後はずっと上白糖の所にいたようです。こういう所を双眼実体顕微鏡で観察できると、もっと色々な事がわかりそうですよね。アー面白かった。


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2022年4月9日土曜日

春ですね、校外も

校内は新入生も入ってきて、先輩達が心配してわざわざ上のフロアまで覗きに来てくれるほどの春の雰囲気。校外が気になって、今日は午前中に8km程散策してみました。初めて歩くコースです。町中です。

あんなに「雪が多すぎる!」とかいってたのに、一気に融けてもうこんな感じになっていました。良かったです。それにしても、太陽は凄いですよね。

フキノトウも沢山ありましたが、それなりに伸び始めていますから、今度チャンスをみてしっかり記録化しておかなければいけないなと考えていることです。

さて、今日は初めてのコースなので小さな川を見ることもできました。長都川という川です。

北側のかわらはしっかり雪が残っています。そして、まだまだ草が茶色のままなのですが、水中のバイカモの仲間は早速綺麗な緑色になっています。やっぱり水中はそれほど水温変化がないのでしょうね。凍ってしまうわけではありませんからね。これに綺麗な花が咲く頃、もう一度見に来れたら良いなとは思いますが今度は車だなw

農家の方達はおそらく大雪で心配という面もあったでしょうが、雪が少なすぎて水の心配というのもありますからなかなか難しいところですね。そこで、農家の皆さんを見てみると、こんな感じで作業を開始していました。

ここは何を栽培するのか知りませんが、どんな感じになっているのでしょうかね?

この時期のトラクターって、後輪はこんなシステムになっているんですね。全く気がついていませんでした。

どうしてなんだろう??気になります。

ってことで、「春だなぁ」と思う一日でした。昨日は「冬だなぁ」と思っていたんでしたがw


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2022年3月6日日曜日

太陽の光を通すと

今年はとにかく千歳市の雪が尋常ではありません。

札幌もなのですが札幌市の除雪費用が例年になく跳ね上がっているようで、過去最高の220億円を圧倒的にしのぐ300億円越なのだそうです。

何故かネットでは「市長はなにも現実を知らないで何やってんだよ」的な論調が見られますが、この数字を見ただけで「異常だ」ということがわかりますよね。きっとそういう文句ばっかりの人って、夏になったら「何で除雪に300億もかけてるんだ!バカじゃないのか?」とか言ってそうで萎えますw

千歳市もビックリするくらい除雪の状況が悪いのですが、本当は「警報」なんだから、黙って静かしているのが一番良いんじゃないのって思ってしまいました、今年の雪では。

当然積もった雪はどんどん溶けるのですが、積もった雪は圧縮されて形を変えてきます。そして密度が高くなるとまるで一つの固体の物質のような動きをします。固体ではなく、ガラス状態ってのがあたっているかも知れませんね。

こんな感じになるんですね。スパッと切れるのではなく、だんだん下に動きます。この厚さのままなので、もう絶望的な重さです。

奥の物置の雪を見ると、建物と雪の板の間に空隙があるのがわかります。

今、うちの学校の技術室などが並ぶ空間はすべてこの物置のような状態になっていて、空隙の部分に窓があるので、なんとか割れないですんでいるというのが現状です。

そのまま、手前の雪の塊のように建物から離れればよいのですが、多分無理です。奥の物置の雪が落ちて来れないでいるのは、下にある雪山に引っかかっているからなんです。技術室は、もろにその状況です。

窓側に雪が流れ込んで来ないことを祈ります。

もし割れたらきっと「どうして防雪対策をしていないんだ」という話になりそうですが、今までは窓から,向こうが見えていたんですよ。つまりこんなに雪がない設定で、防雪対策なんて考えもしていませんでした。と思いますw。

稼業中に割れないで欲しいなと思います。

でもこの雪、別な見方をすればもう芸術作品です。

流氷の下に潜ったらきっとこんな感じで見えるんだろうなと思います。

青い光が見事に透過しています。癒やされますね。みんな気がついてくれてれば良いのですがねぇ。


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インスタでは「氷河みたいなもんですね」とコメントされましたが、まさにそんな感じの雪の動きですね。それでU字谷ができるのもわかります。

2022年2月28日月曜日

朝から足跡観察

5日ぶりに車を移動することができました。こうなると、4WDは良いなと思いますが、そう思うのも年に何度かだし、FRの気持ちよさというのはやっぱりあるので、数日我慢すれば良いだけだから、残り少ないFRを乗り続けようと思ってしまうんですよねw。

ってことで、日曜日は出した車で隣の苫小牧市までヘビの餌を購入に行って終了しました。国道などの幹線にはもう雪がほとんどありませんが、一本中に入ると未だに「すれ違うことができない」道路ばかりで、除雪は入ったものの、表面をさらった感じで、それが融けるので轍になっているので、大変なのです。昼はその中央部分も融けているから、アンダーカバーを擦ったとしてもそれほどダメージはありませんが、朝はそれが凍り、凶器のようになっています。そこに引っかかると確実にアンダーカバーを破損しますし、フロントバンパーすら怪しいです。

ということで、必然的に徒歩通勤。
まさかの今朝も新雪が積もっていて、なんだか滑りそうで嫌な予感です。また6:40という6時台出勤。意外と滑らなくて良かったので、何か今日の楽しみはないかなぁと思いながらしばらく歩いていると、これ発見です。
ネコの足跡。本当にかわいらしいですよね。今日は散歩しているイヌを除いて何種類の「野生動物」の足跡を見られるかが課題になりました。

こういう目標を持って歩くと、本当に楽しいです(◀単純)。

しばらく行くとカラスの足跡発見。人間の靴跡もありますので歩道に何か落ちていたのでしょうね。
模様もくっきりの良い感じ。そして思っている以上に大きな足跡なのです。さらに進むと愚かな人間がゴミの袋をゴミステーション(ゴミ集積場の北海道弁)前に置きっぱなしにしているものですから、大量のゴミが散乱していて、そこにはそれこそ大量のカラスの足跡。申し訳ないですが、そのままスルーさせていただきました。きっと町内会のどなたかがやるのでしょうね?人間のモラルってなんでしょうね?「カラスがゴミを散らかしている」のではなく「人間がゴミをちゃんと捨てられていない」ということです。残念すぎる。そしてカラスの観察眼も凄すぎるということですね。

千歳高校の坂道。本当にきれいに除雪されていますが、今日の新雪によってもう天然キャンバスです。
ポツポツとネコの足跡があったので、観察しながら進んでいくと、上から女子高校生が降りてきました。知らん顔して登っていくと、何とその道路を横断する形で「エゾリス」の足跡があるではありませんか。
なんかそのまま写真撮るのもなんかあれだったんで、知らん顔してすれ違ってから、少し自分も下って写真撮影することに。でも、よく考えたら、なんかよりおかしげな奴にしか見えないかも知れませんね。まあ、女子高生がイヤホンで何か聴いていたようなので、カメラのシャッター音は聞こえないでしょうから良いものの、すれ違ってちょっとしてからシャッター音というのは気持ちの良いものではないかも知れませんね。気をつけよっと。

学校には一番悲惨だった時よりも6分ほど早く到着しました。1kmあたり2分ほど短縮されていることになります。
これはコースが確定できたので戻ることが少なくなったのと、やはり道路の除雪がかなり進んだことだろうなと思いました。

そして学校に着いて窓下を見るとこんなのが…


足跡ではありませんが、何でここだけにこんな大きな落雪があるのか全く謎でしたが、落下した後に周りの雪をこのように吹き飛ばすんだということがわかって面白いです。クレーターのでき方を同じ感じですね。

ってことで、何か目的があると毎日楽しいですよね。
ちなみに、もう三月だし…ということで、半袖ポロシャツにフリース一枚で来ましたが、学校に着いたときにはそのポロシャツの背中の大部分は汗でベショ濡れです。代謝が良いのは良いですがすぐお腹空くんだよねw。


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2022年2月21日月曜日

今年の雪は多い…(泣

北海道各地点の積雪がここに出ています。今日(2月21日)現在の積雪が70cm。「千歳は降雪量が少ない、寒いけど」というのが千歳市民の感覚です。今年も氷点下20度以下の日もありましたので、「効き目ある〜」って感じなのですが、雪は絶対に例年より多いよねというのを痛感させられます。

今日は暴風雪警報によって臨時休校になりました…別に普通に来ていますが。

ただ、こんな感じの雪なのです。FRには厳しめですが、トラクションコントロール切断すると気持ちよく曲がれます。

もう少しこちら側に来ると雪山…雪丘レベル…があって確実に埋まりますが、誰もいない駐車場に一番乗りするのはこの1ふかしが楽しいからに他なりません。道路ではできませんからね。

で、「今年は雪が多いよね」を感覚ではなく実証する事象とデータがあります。

いくら日本でも、気象庁はデータ改ざんしていないでしょうから、これを信じることにしましょう。何故改ざんしていないのか?それは改ざんしたところで「誰の益にもならない」からですよね。ということは逆も真なりってことです。何故改ざんするのか?「誰かの益になる」からです。

ってことで、「今年雪多くない?」っていうのを実証する数値はここ数年の積雪量の「記憶」ですよね。過去数年を見るとわかるように「最深」でも27cm,37cmってところです。そして最低気温は安定して−20度切ってますので「寒いけれど雪が少ない」というのは成立しています。

ところがこの冬は現在70cmの残雪。7年ぶりの感じなのです。そりゃ「何今年の雪の量」ってなりますよね。

これが「数値」的に見た今年の「雪が多い」という実証です。

感覚的にはどうかというと、この時期になると、毎年「卒業式の時の駐車場はどうしよう」という話題になります。「きっとグラウンドに入ってもらっても大丈夫ですよね」という話題になるまであと3週間。今年度は絶対にそんな会話にならないでしょうね。もの凄い量の雪がグラウンドにありますから。週間予報を見ても次の土曜日に7度になるくらいで、他は5度にもなりません。おまけに最低気温は3月に入っても氷点下9度と出ています。もう完全に「雪解け」の気分が削がれます。(まあ、パンチェッタつくり的には最高なんですがね、10度超えるとちょっと嫌ので…)。

ということで、データも記憶も感覚も「今年の雪は多いな」が一致していて良かったです(◀なにが?)。


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2022年2月17日木曜日

フレミング左手の法則

磁界の中で電流を流した電線がどのような力を受けるのかを、簡便に理解する方法として「フレミング左手の法則」があります。

自分は、磁界の向き・磁力・導線の周りに生じる磁界の向きの関係で十分理解できると思っているし、フレミング左手の法則でしか理解できないのであれば、それはもう「理解していない」のではないかと思っています。

なので、フレミング左手の法則はすべて説明した後にやっているのですが、面白いのはこの手の形をなかなか再現できなかったり、回転させると混乱してしまったりして面白すぎると言うことですね。

今はもうそれ系の大学に進学して、芸術作品を作り出しまくっている天才卒業生の一人が、中学校2年生の時に作ってくれたのがこの模型です。

もちろんスタートはただの「イラスト」だったのですが、こんな感じのキモキャラになったのです!素晴らしい。

そして、今日、今の2年生の女子が、こんな感じでしたw

やっぱりこんな感じで取り組んじゃうんですね!面白すぎる!

ってことで、別にフレミング左手の法則を排除しているわけではないのでこれもOKです。

いずれにしてもこうやって工夫してく人たちは、きっとこの先も色々な事をやってくれるのではないだろうかと思っている今日この頃だったりします。


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2022年2月10日木曜日

雪を融かすと…

体調チェックと一緒に毎日身のまわりのちょっとしたことでアンケートをしています。ここ数日は「雪」とか「氷柱」について質問していました。

活発な男子にとっては氷柱は恰好のおもちゃです。チャンバラにもってこいですからね。ところが「え〜」ってイメージになってしまう女子も「氷柱で戦った!」的な記述をしていたので面白かったです。敵は誰だったのでしょうか?
「氷柱の成長を記録している」という人も案外沢山いて、「あーやってそう、たしかに」というイメージ通りの人が多かったですw。

そしてみんな納得してくれるのが「氷柱をとったときの震動で先端が折れるよね」って話でした。これ、スローモーションで撮影したら面白そうです。

今朝は学校の駐車場に到着したらまさかの氷点下18度。めっちゃさらっさらの雪が降っていました。でも、その雪の厚さはごくわずかでしたので、それを使った実験ができませんでしたが、残っている少し固まった雪を使って質問です。
「ビーカーの1000mLのところまで雪を押しつぶさない状態で入れました。すべて融けたとき、水はどこまでたまりますか」
入試等で欠席している人も多いのですが、結果はこんな感じでした。

1▶100mL   10▶1000mLです

2階の窓から、手の届く範囲の雪を1Lのビーカーにとります。

頑張ってくれました。融けるー凍るを繰り返していますので、堅くしまっていますから、定規で崩して入れました。

最初はここです。

うちの学校のホールが寒いというのもありますが、簡単に融けるわけではありません。一応日向においてはあるのですが、4時間後でこれです。

このくらい融けると、「あー全然違ったわ」というため息モードです。そして朝の8時に実験をスタートして、6時間後。完全に融けました。
そしてたまった水はこんな感じです。

そうなんですよね。雪ってフワフワしているのでわかるように、水だらけではなくてむしろ空気だらけです。あの雪の結晶の写真見てもわかりますよね。

窓にたまった雪がこれですからね。

ってことで「何かの役に立ちますか?」って受験を目の前にピリピリしている人たちには突っ込まれそうですが、こういうのもしっかり考えて予想したり、日常の観察眼が問われるかも知れませんね。

まあ、今回の雪は「何度も融けるー凍る」を繰り返したものなので、フワフワの新雪でやったらもっともっと水は少ないです。そして、かまくら作って泊まってみたらわかりますが、「暖かい」んですよね。意外と。


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2022年1月27日木曜日

生態系の授業はこれに限る!

カナダからのALTだったジョディーに「食物連鎖の授業でこれ使わない手はない」と教えてもらったフクロウの吐瀉物を利用した実習。

コロナのせいかはわかりませんが、このペリットが軒並み「輸出できません」でした。今まで購入してきた4社にあたっても駄目というオチ。ところがある秘策によって無事に入手することができました。それも一個303円。

コロナの濃厚接触者などで残念ながら全員そろって実験にはなりませんでしたが、どのクラスでも結局「一時間では足りない」という声が出る状況に。まあそれでもあまり時間もかけられないので…

こうやって並べていく班が多かったです。そしてやっぱり今年も「プラスチックシャーレ」に入れて持ち帰る生徒続出。「ガチャガチャにあったら絶対に買ってやる」という生徒もいました。

そしてバッタの後脚も入っていました。トノサマバッタ系ですよね。割と大きいと思います。

中には鳥類の骨が出てくる班(二班)もあって途中でBone Chartを追加しました。

3クラスとも終了し、さあ次は「カニ漁」のシュミレーションから「マグロ漁」に変更した次の実習もあるので後片付けをして消毒もして終わったのですが、他クラスの担任から「うちのクラスの男子、完成させるっていってるんですが、どう処理したら良いですかね?」という質問。

こんな感じで、そろえていました。これを厚紙に貼って完成させるそうです。

でも、残念ながら例えば肩甲骨なんかが入っていないのです。

こればかりは解剖してみなければわかりませんから、「ここまでやるなら、悔しいだろうからもう一個やってみる?」というと「え?良いんですか?」となりましたので、明日にでも新しい大きめのやつをあげようかなと思います。

なんかこうやって「刺激」を与えてくれる教材ってホントいいですよね。

今度は、これをマグロに見立てて「最終消費者」「生物濃縮」「養殖問題」「漁獲量と生息数管理問題」そして「存続する社会をどう作るべきか」という授業です。これが面白いんだよね。

でも、ひょっとしたら確実に購入数間違えました。1000個も買ってしまいましたから。

この二時間ほどで35000円の出費ですw

さあ、このペリット、100個も買ってしまったので,まだ余っています。欲しい人いってくれたら「売ります」よ。原価303円でw

それともまたフクロウのワークショップでもやろうかな。


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2021年10月20日水曜日

ジグソー法でジェットコースター

ジグソー法という話し合い活動を取り入れながら授業を展開するのにはまっています。

なかなか生徒たちにも好評で、「またやりたい!」という感想が多いです。

今回はジェットコースターはどこまで成立するのかという話。

わくわく感のためにはよりダイナミックである必要があるので・・・という事からスタートです。

そもそもジェットコースターにエンジンないからねって話を前置きとしたら「私そんな恐ろしい乗り物に乗ってたんだ」とかいう生徒もいて超面白かったです。

ジグソーパズルのピースのように一つの生活班から最低1人を1つの分野に送り込みます。

今回のピースは

1エネルギーとは〜色々なエネルギーがある話、位置エネルギー、運動エネルギーも

2慣性と摩擦力〜慣性がはたらくけど摩擦もはたらくので教科書のような綺麗なデータなんかとれないね

3エネルギーの保存と転換〜エネルギーって相互に変換できるけどその都度ロスが出るよね

という小読み物(A4一枚)を各班のピースが集まって読み合わせをし、重要事項やポイントをマスターして戻ってくるのです。

それぞれの生活班に、しっかり3分野の専門家がいることになります。

そして、次は生活班で「で、じゃあジェットコースターのループはどの線までいけるのか」それぞれの理屈をつなぎ合わせて説明、結論をということになります。

まあ、クラスの色が出てめちゃくちゃ面白いです。

それでも素朴概念の影響などもあるのか、個人では黄色という生徒が何人かでます。班の論議で納得できなかったりするようです。

次の時間には全員に「3つのピースのプリント」を配布して実験前の再討議をします。説明不足だったり誤解を修正し、いざ実験。もちろん青になります。

アンケートで「もう二度とやりたくない」と答えるのは居眠りばかりしている人だけです、2名。

なんだかネットが普通に入り込んで、検索の達人になってわかった気になっている人たちにはもの凄く刺激になるようで、こんな感じのハイブリッドめっちゃ大切って思ってくれたようです。そういうことだよね。

あーでもないこーでもないって論議するのってめっちゃ楽しいからね。

それが学校の始まりなんだしさ、なんと言っても。”学問や芸術に専念し、幸福を実現するための自由で満ち足りた時間”ってのが。専念できたんじゃないかなと思います。

まあ、最後にこんな写真も紹介して、ついつい逆噴射してるよねってことになりましたw


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キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)

米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。 アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。...