2009年1月31日土曜日

蘇~古代チーズ

飛鳥に「蘇」という食品が売られています。
これは古代のチーズといわれています。
どうしても食べたかったのですが、今回ついに食べることができました。
温めた豆乳の表面に張った膜をすくい取った物が湯葉ですが、牛乳の表面に張った膜を集めた物がこの「蘇」です。

8世紀には作られていたようです。それがまだ作られていて、それを食べられるのですから、ちょっと感動物でした。
チーズということになっていますが、食べた感じではまるで今流行の「生キャラメル」の甘みなしのもの。
箱を開けた時の雰囲気もそんな感じです。

昔は本当に超高級食品だったのでしょうね。
この店には、ヨーグルトの「酪」も売られていましたが、おそらくその辺の物と変わらないだろうと呑みませんでした。
本当は「蘇」をさらに熟成させた「醍醐」というのを食べてみたいのですがね・・・いずれにしても、この文化の伝承が凄いなと感動的です。
ちなみにこれらのタンパク質の膜がはる現象はラムスデン現象と呼ばれています。
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シシャモにもいた

シシャモの解剖をして、すぐに気がついたことがありました。
一般の人たちが目にする雑誌にこのことを書くのが妥当かどうかは悩ましいのですが、これもまた事実でしょうし、知らないで食べているのもな〜と思いチラッと書きました(笑)
シシャモの肝臓の部分にもありましたが、一般的に食べているカラフトシシャモの卵巣部分にもはっきりとわかる状態でついています。

この個体には4匹は入っていました。
アニサキスの仲間です。普通の人は、この耳石だって何も気にせず食べて、シャリシャリとした異質な食感に、一瞬だけ「ん???」と思うのですが、何度かシャリシャリと噛んでいるうちにあまり感じなくなって飲み込んでしまいそれでおしまいです。または、すでに酔っ払っていて、その食感にすら感性がはたらかない状態なのかもしれませんから・・・
そこに持ってきて、わざわざ腹腔を爪楊枝なんかで開いて、おいしい卵巣の表面についている、このアニサキスを爪楊枝の先でピックアップして「あ〜いたいた」などというと、「やめろこのボケ」といわれかねないのです(笑)
それでも気になる人は気になって・・・多分このエントリーにも「今度見てみます」というコメントの一つくらいつく勢いで、次にやってみたい人も出てきたりしそうなのです・・・
せっかくなのでちょっと染色して標本にしておきました。

お〜こうやってみるとなかなか立派です。すごい大きさ。これを知らずに随分食べたな・・・もちろんこれは食べませんでしたが、同時に購入した残りの11匹・・・サービスパックで2匹増量中だったから・・・に、同じように入っていたとしたら、およそ50匹くらいのこれを食べちゃったんだな〜なんて思ってしまいます。

で、当然顕微鏡で覗くことになります。内部はもっともっとおもしろい構造になっていて見えるのですが、写真がうまく撮れていませんでした。
さあ、今度シシャモを食べるときはどうしますか?
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この本には何とかいているのでしょう・・・気になる・・・
#このエントリー「グルメ」にTBしたら叱られそう・・・

2009年1月30日金曜日

本物と偽物

日本固有種のキュウリウオ科の魚類「シシャモ」。
これは北海道の太平洋側に生息していて、その数も少ないことから、積極的に養殖されるようになりました。
それをカントリーサインに追加しているまちが、「シシャモ」で有名なむかわ町。
もともと鵡川町だったのですが、市町村合併で穂別町と合併したのでむかわ町に。
カントリーサインも、穂別町の首長竜と鵡川町のタンポポとシシャモが合体。
こんな感じになりました。

なんだか微妙なデザインになってしまいましたね。
そして、シシャモの特徴である脂ビレが書かれていないのが残念です。
そして「偽物」といわれて、正式名を名乗れと言われているのが「カラフトシシャモ」という「カペリン」です。
日本に輸入したから偽物扱いされていますが、別にそんな引け目を感じるような魚ではありません。元においしいし(笑)
これは北太平洋、大西洋に生息していますが、アイスランドのコインには、この「偽物扱いされている」カラフトシシャモが4匹も描かれているのです。
なにも偽物といわなくてもよいのですよね・・・別な種類ですでいいのです。

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2009年1月29日木曜日

昨日はシシャモを解剖

ちょっとある記事を書かなければいけないので、シシャモの解剖をしました。なかなかおもしろかったのですが、やはりはまるのは「耳石」とりです。

魚の頭を分解して内部を見てみると、脳が格納されている場所がわかります。
この部分を丁寧に爪楊枝などで分解していくと、中には当然脳があります。
そしてその横に耳石が格納されているのです。
取りだしたものが写真の右側。非常に小さいのですが、この魚体の大きさから行くとまあ、「普通」というところでしょうか?
大きな体のサケでも、実際にはこのくらいのサイズしかありません。
この耳石を顕微鏡で観察してみると、このように見えます。
年輪のような模様は成長のあとです。まさに年輪のように記録されるのです。
実際にこの縞模様を解析して成長の度合いなどを調査しています。

この耳石コレクションはかなりはまります。
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上賀茂神社

日本最古の神社です。
4月におこなわれる、賀茂曲水宴が有名です。
その会場がちょうどこの小川。
川に盃を流し、歌人が流れてくるまでに和歌を詠むという時間が止まったかのような伝統行事。

ここについたときにはみぞれのような雪でした。
しかし、それが絶妙な美しさを醸し出してくれていたようにも思います。
実際に見てみたいなとは思いました・・・やってみたいとは思いませんでしたしできませんが・・・
この神社、本名は賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)です。
この立砂が印象的です。作るのは大変そうですね・・・

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2009年1月28日水曜日

凍てつく小川

朝の風景の続きです。小さな小さな川を渡ります。
その川にも、豊かな生態系が展開されています。
ホタルでさえいるくらいなのですから・・・
この季節はどうなっているのでしょうか?

やはり両サイドから氷が広がっている様子がわかります。
そして、川岸から雪の上を歩いて降りた足跡も見えました。人です(笑)
滑って落ちたようなあともありますから、ひょっとしたら子どもでしょうか?
まあ、そのまま落ちて流されるような川ではないから良いのですが、滑って水が入ってしまって冷たい思いをするのは、良い経験なのかもしれませんね。
手前を拡大して写してみるとこんな感じです。

何ともいえない不思議な形や模様がつくりだされています。
すごいですよね・・・
今日は随分温かくなっていますので、この模様は明朝また変化しているのではないでしょうか・・・
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今朝も綺麗な朝日でした

今朝、早めに家を出てちょっと回り道してみました。
冷え込んでいたので、木々も真っ白。そこに強いオレンジ色の光が当たり、日陰では雪からの青っぽい反射光が・・・

なかなか美しい景色でした。
太陽の高度が上がって、オレンジ色の度合いが弱まってくるとどうなっていくのでしょうかね?そんなことを見ている時間があればよいのですがね・・・
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早朝のサラブレッド

通勤経路を変えると、サラブレッドがいる牧場の前を通ることができます。
たまに時間に余裕があるときには、川の前を通過したりして、ほんの数分間ですが楽しんでいます。
そこに行く前には美々川といういつも綺麗な川を通過します。それもまた楽しみの一つ。ですから、ここをまわっていくと、最低でも20分は余計にかかってしまうのです。

大変寒い朝でしたが、こんなに美しい朝でもあります。
見とれてしまうのです・・・
しばらく行って牧場はこんな感じ。
薄いオレンジ色の朝日に包まれたイメージです。

この時間だと、飛行機の音もなく、キリッと冷えた空気の中には、時々サラブレッドたちの声が響くくらいです。
よし、今日も頑張るかッて気がしてくるのです。
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2009年1月27日火曜日

本州勢襲撃・・・

RikaTan(理科の探検)の委員会を千歳でやるという事になり、本州からたくさんの客人が来ておりました。その関係で更新もできずじまいでした。
さて、この時期北海道に来るのですから、当然雪遊びを楽しみにしているのですが、金曜日にはまさかの雨。その夜にみなさんはいったわけですが「意外と温かい」という感想です。
そりゃそうです。4月の気温というのですから。
しかし翌日は大変な冷え込み。融け残った雪の表面は氷に。
土曜日の最高気温はー5℃。全く雪がとけません。猛烈に滑ります。
それでも子ども達は元気いっぱいでした。不思議と大人も元気いっぱい。
学校の保護者有志がみんなのために炊き出しをしてくれたりでみなさんには北海道を満喫していただけたのではないかと思います。
さらに、その夜には雪。朝にはフカフカの新雪が20cm程。また違った楽しみができました。雪まみれになって遊んでくれてきっと満足してくれたのではないかと思います

地元の体験ファーム、居酒屋さんにも随分よくしてもらいました。
みなさんに感謝です。もちろんこうやってわざわざ来てくださった方達にも感謝ですね。
あまりにも楽しくて、写真はほとんど撮りませんでしたが、こうやって乳搾りも体験していましたよ。

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2009年1月23日金曜日

清水の舞台から

メジャー観光スポットの清水寺にいって見ました。
ここは怒濤の人です。その日までは「京都って空いてるな」「そうだ、京都に行こう」とか思う人はいないのかなと思っていました。
それを一気に払拭するような人出でした。
そこから見た風景です。

そしてそこで喜んでいる人たちです。

これが普通なのでしょうね。ここから見て喜んで帰るのです。
ちょっと変な味方をしてみると、この木柱の組み方。
釘を使っていないのだそうです。すごいですよね。

そしてこの石垣。作っている様子を想像しましたが、凄すぎます。
機械だってないのですからね・・・

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ここに「清水寺の七不思議」というサイトがありました。
大失敗・・・ここを見てから行けば良かったです。
また行けばいいのか。

春日大社で舞楽始式

春日大社にいってみました。
遠くから何ともいえない音が聞こえてきます。
どうやら雅楽に使われる楽器の音です。
近づいてみると文字通り黒山の人だかり。
運良く前の方に出ることができたのでしばらく見入ってしまいました。

普段聞き慣れている音とは違い、何とも不思議な感覚になるのですが、聞き入ってしまいます。篳篥(ひちりき)や笙(しょう)の音が何とも不思議なのです。
前回も半ば強引にここで紹介したDavid Bowieの傑作アルバムの一つにHeroesという作品があります。
#自分は英語版もドイツ語版もフランス語版も買いました>ysさん(笑)
#Heroesの歌詞しか違わないんですがね・・・
このアルバムの中のノイケルンという曲が自分はどうしてもドイツの地名にだけではなく、ベルリンの壁の問題だけではなく、雅楽のように聞こえちゃうのです。違うかな〜>ysさん検証してみてくださいね。
で、実はこれ、舞楽始式というのにたまたまあたっていたと言うことで、ラッキーでした。もう少し早く気がついていれば座ってみることができたのですが、圧倒的に腰に悪そうな体制でしたから、早めに退散・・・といってもそれなりに長時間見て・・・聞いていました。
自分の横には、たぶんプロに違いないイラストレーターさんが、サクサクとスケッチを描いていて、このくらいかければ写真なんか撮らないだろうな・・・と思わされました。
しばらく見たあと、場所を移動して撮影したのがこの写真です。
綺麗ですね。色も形もそして連続性がすごいのですね。

春日大社のページはこちらです。
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ここで、ノイケルンが渋谷陽一氏1977/11/6にNHKFMのヤングジョッキーというラジオ番組で流されたことがわかりました。すごい時代ですね。どんな話をしたのでしょうかね。

2009年1月22日木曜日

1400年前の瓦・・・元興寺

奈良の古いお寺、元興寺です。
ここでは、たくさんの花が咲いていました。
寒い真っ白な北海道から行きましたので、一つの花でも嬉しいのですが、はじめてじっくり見た花が2種類もあったのでうれしさ倍増です。
一つめは北海道だとゴールデンウィークのあとに咲くのではないかと思われるスイセン。

オンシーズンだとじっくり見ることもないのかもしれませんが、今回はちょっと写真を撮ってみました。寒いのに元気に咲いています。しかし、場所が非常に悪く、足を踏み入れられないような所でしたので、不自然な姿勢で撮影するしかなく、こんな中心からずれた写真になってしまいました。それでも雰囲気は伝わるのではないでしょうか?

もう一つがこのロウバイです。じっくり見たのは初めてで、嬉しかったです。すでに数日前にこんなエントリーをしてあります。
この後、無事に種子もゲットしましたので、そろそろ植えてみようかと考えています。
さらに初見のホトトギス。おそらくそれであっていると思いますが、名前だけは知っていたのですが、実物をはじめて見たのです。

なかなか美しい花で、複雑な構造に見入ってしまいました。
3株ほどが開花していました。たくさん咲いているときれいかというと微妙かもしれません。ひっそりと、でもはっきりと咲いているのが良いのでしょう。
で、ここのお寺はなかなか奥が深いようです。
色々な歴史についてはこちらに大変くわしく出ていました。
全然知らないで見に行ってしまっていてかなり後悔しています。
近いうちに再び見に行かなければ・・・という気持です。
奈良に泊まれば良いのでしょうね。見所はいくらでもあるでしょうから。
で、チケットを購入したときに教えてくれたのが瓦の話。
1400年前のものから最近のものまで入り交じっているのだそうです。

おそらく赤っぽいものが1400年前の瓦なのですね。
上のサイトでしっかり勉強して出直します。
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京都の寺社505を歩く<上> (PHP新書)

2009年1月21日水曜日

キツネの足跡

今日の朝も冷え込んでいました。
空気が何となく白っぽいのです。空気中の水分がとにかく白くなっている。
うっすらとですが白くなっているのです。
そんななかでチラッと見学をしながら通勤しています。
それはキツネの足跡。これがなかなかおもしろいのです。
彼らの生活のようすを垣間見ることができます。

彼らが夜中に徘徊しているのはもちろん餌を探すためです。
その痕跡を見つけることができるのです。
例えば上の写真。明らかに顔をつっこんだあとが見られます。
雪の下にはネズミなどが活動していますから、その足音を聞いて、一気にジャンプして雪の中に顔をつっこみつかまえる感じです。
以前のBlogにその瞬間をのせてあります。
ネズミの様子はこちらにのせてあります。
こんなふうにキツネも頑張っているのですね。
そして随分規則的に歩いている場所も見つけました。
まるで交差点ですね。

こう言うのを追いかけて歩くのもなかなかおもしろいものです。
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2009年1月20日火曜日

東大寺・・・大仏はない・・・

奈良の方に足を伸ばしました。
奈良でちょっと楽しみなのはやはりシカ(笑)
大の大人がと言われてしまいそうですが、楽しみなことに違いはありません。

色々なシーンが撮れているのですが、とりあえず一番ほっとしそうな風景で、寄り添う二頭のシカです。
このシカ達、土産物屋などでシカせんべいを購入した人には徹底的に付いていきます。
おそらく、お客さんが「シカせんべい下さい」とか「これ一つ」とか言う言葉を聞き分けているに違いない。そんな気がして見ていました。
そして爆笑してしまいそうだったのは、一人のおじさん。シカせんべいを買ったのですが、なぜかシカがよっていかないのです。そのおじさんは一応シカが来たときにどうしようかとシュミレーションをしていたようなのですが、恐ろしいことにシカにしかとされています(笑)
なんだか後ろ姿がむなしかったです。もちろん、おじさんがシカの方に向かっていってあげはじめると今度はシカに囲まれていましたが・・・「やめろよ・・・」とか言ってそうな雰囲気でしたが本当はすっごく嬉しかったんだろうな・・・(笑)
さて、京都や奈良でも、徹底したハト対策がなされています。これは後ほどまとめてと思っています。しかし、天然記念物であるシカにはその信仰もあって、やたらと寛大。

これ、もしハトの糞だったら「ハトに餌をやらないでください!糞で大変迷惑をしています」とい書かれるでしょうね。
なんだか難しいなと思って見ていました。
こんなアングルで写真を撮っている奴もいませんでしたが、ちょっと嬉しいです。艶やかに撮れていて(笑)

でも、東大寺なので大仏殿を出しておかなければいけませんね。
大きなシャチホコがみえます。
本当はここでカラスが2羽遊んでいるところを写したのですが、残念ながらうまく撮れていませんでした。
こうやってみると本当に変な写真が多いな〜と思ってしまいます。仕方がないですね。
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奈良大和路の古寺 (楽学ブックス―古寺巡礼―古寺巡礼)

綺麗な色の朝

昨日は4月上旬の気温と言うことで、とてつもない勢いで雪がとけました。
週末から本州勢がこの雪を楽しみにくるのに、融けないでくれと言うのが正直な気持ちです。
しかし、夕方からは気温も下がり、妙なベタ雪が降りました。
それが木々について今朝は非常に綺麗な景色でした。
そして、さらにすごいのは細かい雪が降ってきて、太陽を微妙な感じで隠しているのです。
朝焼けの色が濃く、幻想的です。
そうだ、こんな時には早めに出て、写真を撮ればいいのだ・・・
ところが、昨日、学校にカメラをおいてきたのです。ちょっと荷物が多かったし、この後撮影することもないだろう・・・という判断が甘かったです。
持っていれば今日はうまく撮れたのに・・・と思うと残念です。
学校に来てから、裏のグラウンドの様子を撮影しておきました。
空の様子などがうまく伝わるでしょうか?
朝焼け→青空の絶妙なグラデーションです。


今のところ誰も踏んでいないこの雪山などで思い切り遊んでもらえれば良いなと思っています。
今も雪が降ってきていますが、同じくらいの勢いで融けているような気がします。
まあ、こちらに住んでいる人間としてみれば、降らないで欲しいのですがね・・・
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長い長い三十三間堂

京都駅近くからゆっくり歩いて三十三間堂に行ってきました。
高校の時に行って衝撃を受けたのを覚えています。
今回は時間に縛られることもなく、比較的じっくり見ることができました。
とにかく三十三間堂は長いです。
そしてその仏像の数とそれぞれの表情。
仏師によって全然違うのだと言うことが非常に良くわかりました。
湛慶と書かれた札が立っている仏はたしかにすごいな・・・と思うものでした。
1001体の千手観音のどの表情もちがいます。今、同じようにつくろうと思ったら、おそらくすべて同じ表情にしてしまいそうですよね。
手に持っている髑髏杖が気になっておそらく100体分くらいは比較してみたような気がします。
残念ながらたくさんの仏像の写真は撮ることができません。
あの壮観さを表現できないので、外からの風景を3枚。

瓦は何枚使われているのでしょうね・・・

ここの端から端までを使って「通し矢」という競技が行われています。

その距離120mだそうです。もちろん流れた矢もあり、それが壁などにぶつかったあともあるのだそうです。
せっかく長い雰囲気が出たかなと思うアングルでしたが、向こうからおじさんが出てきてしまいました。けっこうガックリです。
そして、通し矢の大会の記録を表彰した巨大な記録盾が飾ってあるのですが、昭和40数年だかの記録のものの看板の文字が間違っているような気がしました。
あれ?なんていう字だったかな〜思い出したら追記します。
そしてここでも気になるのが、こんなすごい配置の仏像が地震で何も被害がないのか・・・ここにもその対策の工法について解説が書かれていました。
版築(はんちく)というものだそうです。Wikipediaなどにくわしく書かれていました。
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新版 古寺巡礼京都〈18〉妙法院・三十三間堂

2009年1月19日月曜日

八坂の塔

八坂の塔という、ランドマークがあります。有名な清水寺のすぐ近く。
本当は法観寺という臨済宗のお寺です。
この五重塔は46m。
今回は特別公開になっていて、内部を見せていただくことができました。
また、2階部分まであがることもできました。
大変興味深かったです。

東寺のものと同じような構造の五重塔ですから、地震にも強いのでしょう。心柱の写真を撮ることができました。こんな感じで思いきり一本になっていてすごいものだと感心させられました。

そしてその礎石。これは創建当時のものだそうですから、589年のものということになるのでしょうか。それが今まで残っているというのがやはり凄いなと言うのと、それがごく普通に存在していることに、やはり京都の歴史を感じるのです。

2階まで上って、その節穴から街を覗いてみました。こんな感じですぐに現在の京都の人たちの生活が当たり前のように営まれています。

きっと本当の意味でのランドマークなのでしょうね・・・この塔は。
塔の外から坂の下を見てみると、こうやって多くの人が坂を登ってきます。
観光客ももちろん多いのですが、地元の人たちも多くいます。
普通なんですよね、このお寺の存在が。
自分たちの北海道ではどうだろうか、と考えていました。

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やっと発見・・・金剛組

「千年はたらいてきました」という本があります。
amazonだと
千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン (角川oneテーマ21) (角川oneテーマ21) (角川oneテーマ21)
ここです。
この本を読んだとき、いつかこの本に出ている会社の仕事っぷりとみてみたいと思っていました。
今回、西本願寺の前を通ったときの工事表示をみて感激・・・何に感激してるんだ・・・


普通なら「なんだよ〜せっかく見に来たのに〜」と文句を言いたくなるのですが、自分は全然違った感想で「お〜やった〜これが金剛組の作業場かよ〜」でした。
この本を読んだことが無い人にとっては、何だよってことになりそうな話ですが、金剛組の歴史を知ってしまうとそれがわかるのではないでしょうか?
この「金剛組」と書いてある表示にも「飛鳥から・・・」と書かれています。これは飛鳥時代からという意味です。
ここの金剛組沿革史をみると、そのスタートは578年。3桁です。
「聖徳太子の命をうけて・・・」ということです。そこから延々と続く歴史です。
たしかに今は近代化していると思いますが、伝統の技というのもたくさんあるはずです。東本願寺の方も猛烈な工事をしていましたが、一つ間違えれば大変なことになるこの手の工事ですから、責任も重大ですね。
普通の観光モードだとこの「唐門」あたりで大感動なのですね。
たしかに綺麗です。豪華絢爛という感じ。秀吉が好きそうなイメージです。

ここでも、西側から見たらトラとヒョウかなと思ったのですが、東側の2頭は両方ともトラだったような気がします。
これは今度お腹がすいていないときに見に行きたいなと思いました。
こう言うのがさりげなくたくさんある京都ってやっぱりすごいですよね・・・
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キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)

米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。 アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。...