2008年11月26日水曜日

カラスって綺麗なんですよね・・・

exciteのメンテが予定どおり終了いたしました。
スタッフのみなさんに感謝です。
さて、小金井公園ではいろいろな動物たち、植物たちに出会いました。
まあ、一番多かったのは、ヒトなのですが・・・
自分たちに近寄ってきたのがこのカラスです。
異常接近という感じですが、マクロレンズでしたから、微妙にピントがずれていて、これしかまともに写っていませんでした。残念ですが仕方がありません。

こんな感じで、光の当たり方次第で虹色〜ただしベースが黒〜だと言うことを実感させられます。
もし白がベースだったらと考えてしまうのです。あと、鳴き声がもの凄く美しかったら、カワセミなんかのように、ダイビングして魚を捕ったりしたら・・・。そんなことを考えると、カラスには随分辛く当たっていることがわかります(笑)
賢いが故に徹底してガードの甘いゴミをあさったり、あのがさついた鳴き声にふてぶてしい生き方・・・あまりすかれる要素はありませんね。
それでも、実は綺麗なんだよなという再認識はしました。
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道具を使ってエサを捕る鳥、冬を乗り切るために貯食をする鳥、滑り台をすべり降りて遊ぶ鳥。そう。鳥は、私たち人間が思っている以上に、高い知能と知性をもった生き物なのです。本書では、鳥はどれだけ賢い生き物なのかを、鳥の脳のメカニズムなどを通じて検証していきます。本書を読めば、鳥に対して抱いていた認識が大きく変わること間違いなし!
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思わず撮ってしまうもの

カメラをもって公園をぶらつきました。
なぜか見つけるたびに撮影してしまうのがこれでした。
アブラゼミの抜け殻。
北海道ではあまりたくさんのセミの抜け殻を目にすることがありません。
そんなことが関係しているのかもしれません。




いろいろなパターンがありますが、一番おもしろかったのは下のものです。
木の幹をたどってあがってきて、その幹で脱皮したって良いのではないかと思うのですが、なぜか多くの個体がどんどん登って葉の先端まで移動しているのです。

これはどうしてここにこんなに結集したのでしょうかね?
そんなことを考えているともの凄くおもしろいのです。
あんまりそんなことは考えないものなのでしょうかね?
だれもそんな写真を撮っていないので、心配になったりします(笑)
だから変えられるかというとまったく出来ないわけですが・・・
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2008年11月25日火曜日

ナツアカネを久しぶりに

三ツ堀里山自然園というところで、「センスオブワンダー」の会に参加してきました。
非常に良い天気で暖かく、3時間ほどかけていろいろな物を観察してきました。
久しぶりに見たもの、はじめて見たものなどたくさんなので、時間があれば徐々に公開できるかと思います。が、まあ時間はないでしょう・・・

顔まで真っ赤なナツアカネのオスです。
最近このトンボ北海道で見ないですよね・・・
綺麗な色を出していましたが、さすがに冷え込みで限界に達しているのかなと思いました。
北海道のトンボ図鑑
この本は絶対にお薦め。すごい本です!
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2008年11月22日土曜日

小金井公園

雪が降った北海道から、紅葉のシーズンである東京へ。
日本は広いじゃないですか・・・というか長いじゃないですかと思わされてしいまいます。
小金井公園は77haもある、都立公園の中では最大級の公園です。
植えられている樹木が15000本だそうで、北海道とは全然違った樹木相で知らない物がたくさんあります。
そして、今、紅葉・黄葉の時期を迎えているのです。

落葉した葉を踏みしめながら、モグラ塚などを見ながら歩いていると、樹にこんな物を発見。
いいですね・・・こういうのがいいですね。
新しいパッチシールなども使われているのがなかなかおもしろいですが、文化の伝承の一つではないだろうかと思いました。

こういうのって、最近全然目にしていなかったので、今更ながら、学校の樹にでも付けておけば良かったなと思いました。
ほっとさせられます。
都心部ではみんあ下を向き、携帯画面を見ながらものすごい勢いで歩いていますが、この公園ではランニングをしたり、太極拳をやったり、そして三脚を立ててゆっくり公園の様子を撮影したり・・・時間がゆっくり流れている気がします。
筑紫さんのスローライフという本を読み終わりました。
なんだか、生き方を考えなきゃなという気持になります。
自分が行った札幌の中でも有数の大きさを誇る書店からも、この本以外の筑紫さんの著書が姿を消していました。みんなが買っていったのでしょう。
彼の考えをすべては表していないでしょうが、多くの部分を著作の中から学ぶことが出来るのではないかと思っています。
このスローライフにもそんなことがたくさん書かれていました。
この小金井公園に来て、何だかほっとさせられたのは、この本を読んだ後だったからかもしれません。ヘタをすると気づかずに通り過ぎていたかもしれないくらいです。
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皇帝ダリア

昨日から会議だなんだで東京に来ています。
今は某大学の研究室から・・・
ここに来る途中、小金井公園の皇帝ダリアというのを見てきました。
はじめてみましたが、まさに皇帝です。
栽培方法などはこちらにくわしく出ていました。なかなかおもしろそうな植物です。
ここをクリック
公園をつっきって歩いているといろいろな物が見つかります。
すこし早足だったのであまり撮れませんでしたが、うまくまとめてアップしたいとは思います。
さて、皇帝ダリアの大きさは本当にとてつもない大きさです。

ほとんど「樹」です。驚きのでかさです。
その反面、花は繊細。たしかに大きいのですが、ただ大きいわけではなくなんだか繊細です。

そびえ立つという感じの皇帝ダリアですが、その先には、月が見えていました。

そういえば、昨日の飛行機ではもの凄く綺麗な空と富士山が見えていました。
残念ながらカメラはトランクの中。空港について5分ほどでバタバタと乗り込んだため、取り出すことが出来なかったのです。
本当に悔やまれます。
その分、こういう写真が撮れたから良いか。気温がプラスにならない北海道から来ると、東京は暑いです。汗を搔いて歩いています。当然中は半袖だし(笑)
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2008年11月21日金曜日

海のミルク・・・カキ

居酒屋さんではカキがいろいろなメニューで出てくる時期になりました。最盛期をむかえている感じです。

今、その辺のことをまとめてRikaTan(理科の探検)という雑誌の原稿をまとめようとしているところです。生物の世界から見ると、このカキは非常におもしろい生態を見せてくれます。授業であつかった内容などをうまくまとめていかなければと考えています。
カキを食べるときにじっくりと観察する人なんかいるはずもないのですが、今度は思わずそうしてしまうような感じで書ければいいなと思っています、なんて暢気なことをいっていいますが、残念ながら締め切りはもう過ぎているのですけれど・・・
カキの殻一つとっても非常に不思議な形です。貝柱って何個あったっけ?心臓はあるのかな?どうしてあんな甘みがあるのだろう・・・という不思議がぎっしり詰まっているのですがなかなか気づかないですよね。
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ニワトリの上腕骨

前回の例会で作ったものの一つです。
それは以前にも一度作ったのですが、ニワトリの上腕骨の標本。
肉屋さんにも売られている物です。
そこには、鳥類のすごいしくみが隠されているのです。
夏に有珠山の今までの噴石などをプラスチックシャーレに綺麗に収納する標本をつくりました。
今まで、このような標本を作るときには、決まったスタイルがなかったのですが、これはいいやということで、これをWisdom96のデフォルト標本箱にすることにしたのです。
できあがりはこんな感じです。

イラストレーターで正確にサイズを測って作ったのまでは良かったですが、まさかの根本的ミス。
なんと、シャーレに入らないのです。
運良く蓋の方には入りましたからこれで良いことにしました。
どこが不思議なのか・・・
拡大してみると、こうなっています。

フライドチキンを食べるときにこの孔に気がついている人はおそらくいないでしょう。
実はこの孔、気孔といいます。
気孔といえば、植物の葉の裏についているものをイメージしますが、これは違います。
鳥類の上腕骨に空いた孔です。
鳥類は、あの活発な運動ーーー飛翔ーーーをするために、超高効率の呼吸システムが必要です。しかも身体の重量を軽くしなければいけないのです。
それをクリアするために、肺の前後に気嚢というものを持っています。
その気嚢は上腕骨などにも入り込んでいるのです。
その入り込むための孔がこの気孔。
そして、骨の中にはおもしろい構造が見られます。
大きなタワーなどのようにトラス構造が見られるのです。
梁を渡しているような感じです。
薄く軽く作った上腕骨に強度を与えるために、そのようなしくみがあるのですね。
そんな生物の巧みさを、この骨一本でわかると言うことです。
このシャーレが約40円。うまく工夫して、この先もいろいろな物を「閉じこめ」たいなと思いました。
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この本、見とれちゃいますよ。
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キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)

米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。 アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。...