2008年11月22日土曜日

皇帝ダリア

昨日から会議だなんだで東京に来ています。
今は某大学の研究室から・・・
ここに来る途中、小金井公園の皇帝ダリアというのを見てきました。
はじめてみましたが、まさに皇帝です。
栽培方法などはこちらにくわしく出ていました。なかなかおもしろそうな植物です。
ここをクリック
公園をつっきって歩いているといろいろな物が見つかります。
すこし早足だったのであまり撮れませんでしたが、うまくまとめてアップしたいとは思います。
さて、皇帝ダリアの大きさは本当にとてつもない大きさです。

ほとんど「樹」です。驚きのでかさです。
その反面、花は繊細。たしかに大きいのですが、ただ大きいわけではなくなんだか繊細です。

そびえ立つという感じの皇帝ダリアですが、その先には、月が見えていました。

そういえば、昨日の飛行機ではもの凄く綺麗な空と富士山が見えていました。
残念ながらカメラはトランクの中。空港について5分ほどでバタバタと乗り込んだため、取り出すことが出来なかったのです。
本当に悔やまれます。
その分、こういう写真が撮れたから良いか。気温がプラスにならない北海道から来ると、東京は暑いです。汗を搔いて歩いています。当然中は半袖だし(笑)
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2008年11月21日金曜日

海のミルク・・・カキ

居酒屋さんではカキがいろいろなメニューで出てくる時期になりました。最盛期をむかえている感じです。

今、その辺のことをまとめてRikaTan(理科の探検)という雑誌の原稿をまとめようとしているところです。生物の世界から見ると、このカキは非常におもしろい生態を見せてくれます。授業であつかった内容などをうまくまとめていかなければと考えています。
カキを食べるときにじっくりと観察する人なんかいるはずもないのですが、今度は思わずそうしてしまうような感じで書ければいいなと思っています、なんて暢気なことをいっていいますが、残念ながら締め切りはもう過ぎているのですけれど・・・
カキの殻一つとっても非常に不思議な形です。貝柱って何個あったっけ?心臓はあるのかな?どうしてあんな甘みがあるのだろう・・・という不思議がぎっしり詰まっているのですがなかなか気づかないですよね。
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ニワトリの上腕骨

前回の例会で作ったものの一つです。
それは以前にも一度作ったのですが、ニワトリの上腕骨の標本。
肉屋さんにも売られている物です。
そこには、鳥類のすごいしくみが隠されているのです。
夏に有珠山の今までの噴石などをプラスチックシャーレに綺麗に収納する標本をつくりました。
今まで、このような標本を作るときには、決まったスタイルがなかったのですが、これはいいやということで、これをWisdom96のデフォルト標本箱にすることにしたのです。
できあがりはこんな感じです。

イラストレーターで正確にサイズを測って作ったのまでは良かったですが、まさかの根本的ミス。
なんと、シャーレに入らないのです。
運良く蓋の方には入りましたからこれで良いことにしました。
どこが不思議なのか・・・
拡大してみると、こうなっています。

フライドチキンを食べるときにこの孔に気がついている人はおそらくいないでしょう。
実はこの孔、気孔といいます。
気孔といえば、植物の葉の裏についているものをイメージしますが、これは違います。
鳥類の上腕骨に空いた孔です。
鳥類は、あの活発な運動ーーー飛翔ーーーをするために、超高効率の呼吸システムが必要です。しかも身体の重量を軽くしなければいけないのです。
それをクリアするために、肺の前後に気嚢というものを持っています。
その気嚢は上腕骨などにも入り込んでいるのです。
その入り込むための孔がこの気孔。
そして、骨の中にはおもしろい構造が見られます。
大きなタワーなどのようにトラス構造が見られるのです。
梁を渡しているような感じです。
薄く軽く作った上腕骨に強度を与えるために、そのようなしくみがあるのですね。
そんな生物の巧みさを、この骨一本でわかると言うことです。
このシャーレが約40円。うまく工夫して、この先もいろいろな物を「閉じこめ」たいなと思いました。
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2008年11月19日水曜日

真っ暗な空から

昨日の放課後、空が急に暗くなってきました。
非常階段から見てみると、本当に真っ暗。
でも、その先は明るいので、おそらくこれから振ってくる豪雨が通り過ぎてから帰ることになりそうだね・・・などと話をしていたら、窓の外は急に・・・

大きな霰(あられ)が降ってきました。ほとんど雹(ひょう)といってもよいかんじの物です。もの凄い勢いです。
さっそく外にダッシュ!みんなで玄関から外に出て、楽しませてもらいました。
あたったら痛いくらいの大粒です。

ねらいを定めて口に入れたりしてしばらく遊びました。
でも、案外あっという間にあがってしまい、アスファルト上にはこのくらいしか積もりませんでした。


本当にはしゃいでしまうくらいうれしい物です。
きっとこれによって何か被害が出たりというのもあるのでしょうが・・・農作物とか。
そして、この先は、もういいから降るのやめてくれないかな〜と思うくらい雪なども降ってくるのですがね・・・。
まあ、一瞬でしたが本当に楽しい時間になりました。
雪を食べるのは衛生的ではないのですがね・・・
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もう何もないか・・・と思ったら

土曜日、部活動を終わって、「雪遊びの達人」という本を届けたりしながら、うろついたのですが、「何もない」という雰囲気。枯れ葉しか目につきません。
ところが、ゆっくり走ればあるものですね。

ん?なんだこれ?ということで、20mくらいバック。
よく見ると、桜の枝になぜかこんもりとコケがついているのです。

なぜこうなったのかしばらく考え込んでしまいましたが謎です。
おそらく、雪の重みで横の斜面に押しつけられ、それが春の雪解けの時に地表のコケを引きはがして立ち上がったというイメージでしょうか?
そのくらいしか考えられないような場所についています。
そして、また妙に綺麗なコケなのです。

これ、雪が降ったらどうなるのかわかりませんが、このまま成長したらおもしろそうだなと思いました。
春、これに花が咲いたところを想像してみるとなかなか楽しそうです。
そんなことを忘れないでいたいです。
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2008年11月18日火曜日

トウキョウトガリネズミ

先週の金曜日、Wisdom96の例会がありました。
終了したのはまさかの1:30。そこから車で50km走って戻ってきたので結構疲れました。それでも、なんだか元気をもらえるのが不思議です。
まず、メンバーがそろうまで、【ビーズでDNA】というのをやりました。
ビーズでDNAのモデルを作ります。一時間まではかかりませんが、「最近の組合論」等
を話ながらだと、あっという間に終わりました(気持ち的に)。
なかなかおもしろく、そして可愛いので是非挑戦してみてください。
つづけて物作り。以前プラスチックシャーレを標本箱にする作品がありましたので、それをうちらのデフォルト標本箱にということで。
かなり前につくった【ニワトリの上腕骨の標本】です。
電動の彫刻刀で削って綺麗にディスプレー出来るようにしました。
イラストレーターで精密に90mmの円の解説を作ったのですが、まさかの「入らない」と
いう結末。
蓋にはちょうどはいるので、ひっくり返していれるようにしました。その方が良いかも
しれません。
次は【ファラデーモーター】。

プリンタ用のACアダプタを電源として、銅線(ダイソーの)、ネオジム磁石、コードだけでつくれます。
電解液に硫酸ナトリウムをいれました。金具に工夫もあって、まあ良くまわります。
フレミングの左手の法則の応用として絶対に使えそうです。
そして、復活するイオンの学習にも使えそうです。銅イオンの色が見事に出ていまし
た。これは良い教材になりそうです。
次にたくさんの【石の標本】をもらいました。
石炭やガーネットなど、おもしろいものや、水晶などでピエゾ効果を確認できる物な
ど。
でかいエゾシカの足も持ち込みました。一頭分。でかいです。

噂の【ネズミ骨格標本】を持ってきました。【ヘビの抜け殻】と。
ネズミはどうやらトウキョウトガリネズミ。本格的に作ったのは初めてでしょうが上手
でした。肋骨なども見事に残っていますし、なんといっても崩れていません。
次に【霧箱】で放射線を観察。これはいろいろとオフレコ話もありますが、観察方法は
わかりました。

さらに【自転モデル〜カメラ付き】です。
これは非常に良くわかると思います。が、論議をしていく中で、「よくわからない人に
はやはりよくわからない」ということがよくわかりました。
でもその人は「問題を理解」して、テストの点数は取れるのだということもわかりまし
た。
これでは本当はダメなのですよね、理科としては。その辺を次回以降考えたいと思いま
す。
そこで、授業でやっている「1/100000000の世界」ということで、月と地球、太陽を考えてもらいました。
おもしろいなと思ったのはやはり、月と地球との距離感は理解できていないということ
です。
最後に【時計反応と震動反応】です。NaRiKaからキットでも販売されています。
ってことで、なんだかんだと終了時間は1:30です。久しぶり・・・おもしろすぎ。
さて、問題の骨格標本はクリックで進んでご覧下さい。

湿度と気温で全然変わる

土曜日の朝・・・部活動に向かう途中、前日の気温の高さから、一気に冷え込んだためなのでしょう、もの凄い霧になっていました。
前が全く見えないという状況です。
8時過ぎになってようやく少し晴れてきたところです。

なんだか幻想的な風景が広がっていました。何とも言えない雰囲気です。
残念ながら三脚を立ててじっくりという感じではなく、車の窓を開けて撮っただけなのでこんな感じにしかとれませんでしたが、雰囲気は出ているのではないかと思います。
空気中の水蒸気が本当にもの凄い変化をしてくれます。この後は冷え込みますから、こういうのが木の枝などに凍り付いてまたおもしろい造形をつくりだすのです。
そして今朝。からっと晴れて、気温も低いので空気中の水蒸気量も相当少ない感じ。くっきり鮮やか見えています。
そして、西の空に傾き、沈むのを忘れているような月の近くを、飛行機が飛んでいきました。この方向には本当に雲一つないという空模様。
朝からこう言うのを見ることが出来ると、何だか本当にやる気になってしまいます。
明日の朝からは雪マーク。根雪のシーズンになるのでしょうか・・・

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もう「2009」になっていますね。
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キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)

米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。 アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。...