中学校2年生では天気の学習をしています。
日常生活ではおそらくあまり口にすることのない単語だろう「露点」を実感できる場面がありました。
雨の後、急激に気温が下がってきて、そのまま氷点下に到達するわけでもなく、一桁前半を朝までキープ。
そうなると、もうその辺は完全に「露点以下」ですから雲の中のように真っ白。
授業で、「あー露点だなって思った人」と聞いてみると何人かがそんな話をしながら登校してきたようです。こういうのがいいですよね。
「やっぱ、そういうセンスが大切だよね!」って話をすると「この前の雷の時もちゃんと時間測って『ちかっ』って言ってたじゃないですか」とか「地震の時に絶対に初期微動感じなかったとか言っちゃいます」という話で盛り上がります。
いつも「食卓で話題になる授業」を心がけようと思っていますから、こういう反応がうれしいですよね。
そうなると本当の意味で優秀だなと思う生徒たちは、「紅葉の仕組みを調べてきました!」とか「オリオン座流星群の原因調べてきました」というような「家庭学習」を提出してきますし、「どうしてクロムブックに付属のペンはなくしたら一本8000円もするのか」ということを調べたり、自作で静電式のスタイラスペンを作れないかというような「研究」をしてくるようになって楽しいです。
ちなみに、ApplePencilは高いですが、100均とかで売られている、後ろにゴム帽的なものがついたペンのゴム部分をマスクの不織布でうまく覆うとめっちゃ快適なペンになりましたよw
ってことで、いろいろ考えると「テストの点数だけ追及している一見優等生」の連中は何か楽しみを見いだせているんだろうかって考え込んでしまいます。
「なんでこんなにカメムシ入ってくるんでしょうね?」と調べ始めたり、友人とあーでもないこーでもないと話し合っている生徒と「気持ちわるっ」っていってまたワークブックばかりやっている生徒を見ていると思ってしまいます。まあ、彼らが自分なりに楽しいのであれば全然問題ないのですが・・・
露点だった日、道路にはミミズやナメクジが頑張って移動していました。最終的にこの写真の縁石を登って土までたどり着けるとは思わないのですが、どうなんでしょうね?
翌日以降踏まれたりして死んでいるのもいますが、数が合いません。何かに食べられているなら、踏まれて死んでいるものが落ちているのもおかしいし…ってことは登りきれたのがいるってことなのかな?というあたりも、例えばファーブルあたりだとずっとその日は観察してたんでしょうね?そんな観察やってみたいなとは思いますが、きっと今なら定点観測カメラで、電源どうしようかなぁというのが悩みになってしまうんだろうなと思ったりして、朝の4kmの歩きはすぐ終わってしまいます。
おまけにPodCastのバイリンガルニュースが面白すぎてそれも原因ですかね…今週配信のものではマンモスの絶滅の原因の話になっていましたが、「そうだよなぁ」という合点がいく内容でしたw。
ってことで、本当にそろそろ雪降りそうです。
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