2021年2月16日火曜日

久しぶりの東京

自粛期間ではありますが、不要でも不急でもなかったので、東京に行ってきました。

まず、予約の時点からホテルが二転しました。コロナ対策のための療養ホテルに利用されることになったからです。まあ、これは仕方のないことですが、ネットで全ての対応ができそうでできないイライラ感がありました。

「数日中に連絡をくれる」はずが全く音沙汰無し。そして最近のページにありがちな「連絡先の電話番号がよくわからない」という状況でした。

で、たどっていって電話すると「すみません・・・」ということで、すぐに別なホテルにしてくれました。大変なんだろうな・・・と思っていましたが、その15分後くらいにまた電話が来て(これ普段なら絶対にでないやつ)、「先ほどのホテルが都合により宿泊できないので・・・」ってなんだろう。手作業でちょっと遅れたかんじかな?まあ、みんな大変で大混乱なのでしょう。別に、それはそれでも問題ありません、泊まれたらよいので。

新宿御苑もすぐ近くで、地震が来るなんて思っていないから、チェックイン時には最上階で満足、上機嫌でした。

そうそう、気になったのは空港の様子。

行きの飛行機は驚きのガラガラ。新千歳を7:30に出る便でしたが本当に見える範囲では搭乗率1割切ってます。

到着後もこれまた心配・・・いつものように京急線で移動しました、割と朝早めとはいえこれは初めて・・・なんだこれ??

座れる・・・でもこれは喜んで良いのかな・・・という不安に駆られます。

それでも街の中に移動してくるとそれなりに人もいますし、中には電車内でマスクをしていない人もいますので、結局なかなかスパッと収束のようには向いていかないんだろうなと思いました。

それでも阿佐ヶ谷の駅前の20:30はこんな感じ。どこの店も全て閉店です。まあ、給付金も出ていますし、これでもし一軒でもあければそこに殺到するのは必至ですから、その後感染者が出ようものなら袋だたき間違い無しですもんね。

ホテルに戻ってしばらくするとこの地震。震度4で緊急地震速報もならず。館内放送で色々な指示はありましたが・・・最上階を若干恨みましたw。

翌日は楽しくちびっ子と達向けにワークショップをして、小石川植物園をブラブラ。

今度はアセロラの花が咲いていたり、実がなっているときにきたいなとか、何ならアセロラを植えることができるような温かいところで生活をしたいもんだなんて妄想をしながら帰りの飛行機を待ちます。

移動中に北海道じゃほとんどみないポルシェ928を見つけてうれしくなったり

そっか車乗らないから水分補給していくかな・・・消毒もした方が良いかなとか思って一杯だけ補充したりして空港に。

空港に入って驚いたのは土産物の店がまさかの5時閉店。ちょっとビックリ。確かに人影もほとんどいない。

パワーラウンジに移動して、ちょっと仕事。

おいおい、ホントに人が少なすぎてビビるんですけど・・・なんて思っているとせっかく端まで歩いてきたのに搭乗口変更で割と中心よりまで移動になって仕方がないので早めに移動開始。

調べるとANAの079便はBoeing787−9に機種は変更になっていて、「燃費優先なんだろうな」とか、何人乗れるんだ?もうちっちゃいのにしたら良いのになんて思ってゲート前に移動すると・・・

来たときの状況から考えて良くて3割・・・約400人の3割なので100人くらいかなぁと予想してたのですが、「え?みんな今どこにいた?」って位大量に人。そして、まさかのアナウンスが「空席待ち番号・・・番までで」ってことはほぼ満席ってことで良いですかね?嫌な予感・・・

ほぼ全員なったかなって状況で、自分の列の通路側にはひとりいるもののJの位置には誰もこなそう・・・ラッキー。ところが・・最後の最後におっさんが駆け込んできてしまった。え?これ確定じゃん・・・泣。ハイ確定でした、しかもでかい。キッチキチになって残念な1時間半。まあ、でもオジさんも気にしているのか、ちょっと細くなるように工夫していました。まあ、ラスト40分くらいはいびきかいて寝てましたけどね。お疲れ様です。

降りるときには随分徹底して三密を避けていました。しっかり境界にCAさん達がたっていましたし。

で、電車に移動して帰宅。路面は溶けていて夏の靴だったのでげっそり。まあそれでも東京の翌日の天気をみると大雨だったのでついてるなとは思いました。

結論・・・日本はやっぱり簡単にコロナ収束しなそうですね。あ、自分も移動したんでダメなんですがね。


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2021年2月15日月曜日

虫嫌いはいつからだ??

楽しすぎるをバラまくプロジェクトのメンバーとして、子ども向けのイベントの講師をしてきました。

COVID-19関連対策で、時間も超限定、会場も広くとって感染対策も万全な感じでした。

しかし、それはこういうイベントではマイナス要因が多くなってしまいます。特に作業の時には分散しがちでそんな気がしました。全体の速度が遅くなるんですよね。教えあうということ、他の人の作業をみて気づくということがないので。

それでもそれなりの時間に収束できたように思います。そして、きっと楽しんでくれたに違いないと思っています。

最近はこの手のイベントにも以前紹介したPlickesを活用していますが、一問目はカードの練習もかねてこんな感じです。

まあ、出だしから楽しみという子が集まっているのですから、終わったときに「残念だった」って書かれると本当に残念ですよねw

当然基本は昆虫大好きという子達が集まっているのでしょうから、知っていることもマニアックだったり、年齢的にも「知っていることはいいたくて仕方ない」というモード全開で、めちゃくちゃ楽しかったです。

まあ、小学校の先生達ってめっちゃ大変だなって思うこともありましたが・・w

自分が気になったのは募集のポスターで書かれている前半と後半の男女比です。もちろん、こういうことの好みに性差を持ち出すのはナンセンスなのは承知ですが、参加人数比に明らかな違いがあったからです。

前半はほとんど男子ばっかり、後半の低学年の方は半々くらいなという感じです。これはおそらく小学校中学年あたりに何かきっかけがあるように思ってしまうのです。

 どんなバイアスをかけられてくるのかわかりませんが、ひょっとしたら暗に同調圧力がかかるのかも知れないな・・・なんて思っていました。

 「え?あんた虫好きなの?え〜」みたいなやつです。ありそうじゃないですかね?そこで触ろうものなら「え、マジ無理」とか言われたりして・・・いやこれ勝手な妄想ですが、そんな感じでだんだん興味関心すら「失ってないけど表面化させない」のはあるかも知れませんね。

以前、全国規模の理科の研究会でも「この境界が気になるんだ」という話をしたのですが、「保護者の問題も大きいかも」って話にはなっていました。

昆虫の世界もなかなか興味深いのですがね・・・?

ということで、一番認識違いが多かったのは集蜜量でした。一匹のハチがどんぶり一杯くらいの蜜を集めてくると思っていることも結構いて面白かったです。

あと、アルコール内で保管しているすでに死んだハチなのですが、「これに二回刺されたらアレルギーで死ぬんだよ、どうしよう」って急にビビり出したりするのも面白かったです。しょうがないので瓶詰めだけ手伝ってあげたらまた元気を取り戻して生き生きと話しまくってましたw

子どもって正直ですよね。きっと家に帰ってからも楽しそうに報告してくれたり、次にハチミツを食べるときやもう少し暖かくなって実際のミツバチをみたときなんかに色々感じてくれそうだなと思いました。

今回チャンスをいただけて大変良かったと思います。初期微動継続時間も考えることができましたし、時短営業の恐ろしさも知ることとなりました。

行きの飛行機は一割ほどしか乗っていいませんでしたが、帰りの飛行機は空席待ちでしたから、やっぱり人は動いているのね・・・という印象も持ちました。

さて、実物標本は色々構想があるんですが、次これかな・・・ブラックモデルってことで。

裏にもあるんで全部で12種類です。配置は人それぞれにできるし面白そう。木材などはすでに切り終わっているので、後は解説本だけなんですがね。


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2021年2月12日金曜日

分解は楽しい

ずっと前にもらって放置してあったトランシーバー。4台ありましたが全て分解することにしました。

マニアックな連中が集まってきて、できるだけ壊さないように丁寧に分解します。そして、テスト期間〜月曜・火曜〜が終わったら、半田ごてを使って徹底してパーツどりをするらしいです。

以前あげたレーザーポインターのヘッド部分を、ミンティアのケースに閉じ込めて、ここからとったスイッチ類と連動させたいようです。それは結構面白いことになりそうです。

そしてこれこそが勉強だと思う訳なんですよね。きっと本気でやったらどんどん覚えそうで、恐ろしいことにしかならないですよね・・・


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2021年2月10日水曜日

太陽のエネルギー

ドライアイスのところで、自分のスマホを分解して反射用のミラーを持ってきて愛用している男子の話。

日向にいるときに、自分の頭部に向けてその鏡で太陽の光を反射させてきました。目にではありません。

こちらももちろん頭皮で反射し返しているのですが、わざとあたっているタイミングで「アツっ」っていうと、それを見ていた女子連中が「え?嘘!?まじ?」ってなっていました。みんなは髪で守られてるけどさって話をするとちょっと信じてしまうので恐ろしいことですw

そこで、このグッズの登場です。Wishといういかがわしい通信サイトで送料と代金合わせて300円くらいで購入したものです。

きっちりした凹面鏡になっていて、焦点の場所にバネがついています。そこに黒く塗った紙をいれてあるので、角度を調整すればバッチリ高温になるというわけです。

着火までは行きませんでしたが、煙は上がります。これは実用的かも知れません。

太陽の角度に合わせるために、色々調整したり、陰の関係でどの角度がベストなのかなどを考えたり相談したりしています。これこそが勉強だよなって思うことが多いです。

面白いですよね。これ持ってキャンプにでも行って火をおこしたいなと思いました。

結論!キャンプに行きたいです!


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2021年2月9日火曜日

酸化マグネシウムはうまくいかない

酸化や還元のところで、マグネシウムは実際に酸化させたり燃焼させたりするのですが、定比例の使いません。

理由はうまくいかないからです。酸化銅だと比較的良い感じでできるのですが、酸化マグネシウムはだめです。

ということで今日は「どうしてマグネシウムの酸化では理論値とかけ離れるのか」をテーマに実験しました。

そもそもうちの学校にあるマグネシウムが金属光沢もなく、すでに酸化済みです。おまけに、うまく燃焼して、炎が大きくなってしまい、酸化マグネシウムが結構飛散します。

そうなると、もちろんうまくいきません。でも、それを考えるのがなかなか興味深いといえば興味深いのです。

各グループで相談して、最大2.0gまでで、理論値も計算して、実験するように指示しましたが、マグネシウム:酸素の3:2という質量の理論値を的確に考えられる班は早々と「1.5gにしようぜ」ってやっていましたが、「0.8gがよい」と頑として譲らない人を説得できずにいて、それはそれで面白かったです。

そして最後にはやっぱり黄色っぽい窒化マグネシウムができて、水をかけてアンモニアを発生させて「へ〜」ってなってて面白かったです。

すぐ化学反応式で書きたがる生徒も出てきていて、それでいいよなって思います。窒化マグネシウムはMg3N2で水と反応するとアンモニアと水酸化マグネシウムができますね。


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2021年2月7日日曜日

ドライアイスあったら遊ぶよね

メインの実験が終わった後のドライアイスは、そのまま地球温暖化風になってしまうのはもったいなさ過ぎますから、もちろん色々遊びます。

手っ取り早いのはやっぱりサッカー風。摩擦が激減しますから、もちろん盛り上がります。

直接手で触らないのを条件に、蹴飛ばしまくって遊んでました。たまにはこんな無秩序な感じも良いですよね。

ひとりつまんでそうなのが見えていますが、彼の「マイピンセット」ですね。彼はペンケースではなくもう「道具箱」を持ち歩いていますから・・・ヤスリからドライバーまで何でもです。あらゆるものを直しまくってみんなに感謝されます。このときも次の実験で活躍。

反射角・入射角・・・これはスマホの液晶を分解して取り出した鏡なんだそうで、薄い薄膜状ですが輝度はなかなかでした。

加湿用においてあるバケツにぶち込むのも必須ですよね。これなんとも美しいです。ボコボコいってて、そのうち浮力によって揚がってきます。

この、モヤモヤした感じのところにレーザーを当ててみるとさらに不思議な感じでした。

ほぼ同心円状に何かが見えます、何かが・・・何これ?

ってことで、ドライアイスで遊んだ話でした。これちなみに放課後ですw


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2021年2月5日金曜日

身近な酸化物、二酸化炭素の還元

酸化銅を作って活性炭で還元すると綺麗な赤褐色の銅に戻る。まあ、教科書的ではっきり出るしこれはこれで良いのですが、黒い粉末に黒い粉末入れてですので、ちょっとアレなんです、アレ。

そこで、以前左巻さんに教えていただいたドライアイスを使った二酸化炭素の還元をやりました。これ、実際にうちの学校で左巻さんが教員向けの研修会でやったときに思いっきり火災報知器が鳴ったので、この学校で3回目を鳴らすわけにも行かず、氷点下6℃の中、外で実験することにしました。

ドライアイスを購入してきて、中心部に穴を開けます。今回はトーチバーナーを空だきしてその口を押しつけて開けました。あっという間に空きます。そこにマグネシウム粉末を投入します。今回はもう表面が酸化してしまった古い奴。

マグネシウムリボンの先端をはさみで切って表面積を大きくします。着火しやすいようにです。それをマグネシウム粉末に立てて、着火の準備です。

気温の関係もあるのか、今回はライターでは全く点火できませんでした。トーチバーナーです。横から火を当てます。

マグネシウム特有の閃光を出しながらリボンが燃えてやがてそれが粉末に引火します。そのタイミングで上からドライアイスを重ねるのです。

完全に間の空間は二酸化炭素雰囲気になります。

ちょっと幻想的。これ夜ならかなり美しいでしょうね。今度やってみようかな・・・

火が消えると、内部にはこんな感じで、白い酸化マグネシウム・そして二酸化炭素が還元されて出てきた真っ黒な炭素です。

白いドライアイス+銀色のマグネシウム→真っ黒の炭素と真っ白な酸化マグネシウム

こちらの方がインパクトが強烈ですよね。火災報知器にさえ注意すればこれはもう究極の実験といえそうです。ドライアイスは1kgで680円でした。1クラス1kgあれば十分です。


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キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)

米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。 アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。...