酸化や還元のところで、マグネシウムは実際に酸化させたり燃焼させたりするのですが、定比例の使いません。
理由はうまくいかないからです。酸化銅だと比較的良い感じでできるのですが、酸化マグネシウムはだめです。
ということで今日は「どうしてマグネシウムの酸化では理論値とかけ離れるのか」をテーマに実験しました。
そもそもうちの学校にあるマグネシウムが金属光沢もなく、すでに酸化済みです。おまけに、うまく燃焼して、炎が大きくなってしまい、酸化マグネシウムが結構飛散します。
そうなると、もちろんうまくいきません。でも、それを考えるのがなかなか興味深いといえば興味深いのです。
各グループで相談して、最大2.0gまでで、理論値も計算して、実験するように指示しましたが、マグネシウム:酸素の3:2という質量の理論値を的確に考えられる班は早々と「1.5gにしようぜ」ってやっていましたが、「0.8gがよい」と頑として譲らない人を説得できずにいて、それはそれで面白かったです。
そして最後にはやっぱり黄色っぽい窒化マグネシウムができて、水をかけてアンモニアを発生させて「へ〜」ってなってて面白かったです。
すぐ化学反応式で書きたがる生徒も出てきていて、それでいいよなって思います。窒化マグネシウムはMg3N2で水と反応するとアンモニアと水酸化マグネシウムができますね。
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