2019年12月23日月曜日

高分子吸収体で砂漠化を

高分子吸収体の威力を確認する実験をしました。

初めは猫砂です。5粒で5mLは余裕で保持できます。

それだけでも驚異的でみんな感動します。これをどのように利用できるだろうかということで、砂漠化をなんとかできないかという展開に。

温暖化とセットで問題になる砂漠化ですが、水分さえなんとか保持できれば色々と展開が変わる可能性だってあるはずなのです。

そこで、高分子吸収体が利用されている「紙おむつ」を使ってみました。同僚が家から持ってきてくれたもので、サイズはL。

初めは大変薄っぺらい紙おむつなので、どのくらい吸収できるかのイメージは湧きません。

もちろんCMでもみているのでしょうが、実際に目の当たりにすると、あまりのも薄いので心配になってくるのです。

300mLのビーカーで水を何杯いけるのかチェックしていきました。

初めは「おーすごい」なのですが、5杯目くらいからは「嘘でしょ」になってきます。今回、最終的には「7杯」つまり2Lを超えました。

もちろん、おもつユーザーの体重比で考えると、2kg以上負荷をかけるのはアウトでしょうが、ちょっと多すぎるような気もしました。

それにしても、猛烈な吸収力に「確かに砂漠化防止いけるかもね」という話にはなりました。

まあ、マイクロプラスチック問題なども新たに出てきていますので、バランスが色々と大変ですが、なんとか色々な環境破壊を食い止めるアイディアを若い人たちが考えだしてくれることに期待ですね。

自分は猫砂で、植物を育てたことがあるのですが、突然枯れるんですよね。色付きだからでしょうかね?紙おむつのでやってみようかな?

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クロマルハナバチ

ミツバチサミットで見た「クロマルハナバチ」。在来種で、セイヨウオオマルハナバチの外来種問題の解決策として利用され始めているようです。

もちろん、在来種でも、その場所にいなかったものを持ち込むのは問題ですから、利用にあたっての注意事項は相当詳しく書かれていました。

クロマルハナバチの販売先

しかし、農家ではない自分でも飼育したくなるような絶対的な可愛さが、マルハナバチの仲間にはありますね。

このポッド型の巣に蜜を貯めていく様子などを毎日見られるのであれば、最高でしょう。

飼育したいなぁ・・・の前にセイヨウミツバチかな。それだときっとうまくできるような気がするんだけど、甘いよね・・・

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タコの卵巣

日本人は色々な魚類の卵巣や精巣を食べますが、タコの卵巣は食べたことがありますか?

今の時期は北海道産のヤナギダコの卵が安価で流通しています。「タコまんま」と呼ばれていて、黄色っぽくてなんだかすごいのです。

この中に大量の卵が入っています。膜を破って食べるのですが、なんとなく罪悪感もあります。なんだか大量だし、綺麗な模様も見えるのです。

今回は、少量の醤油・みりんに、昆布と一緒につけていただくことにしました。なんだか体に良いかどうかを聞かれると??ではありますが、これが美味しいのですよ。

でも、この繊細な模様がなんだか本当に申し訳ないのです。まあ、美味しいのでそんなことも忘れて食べてしまうのですがね・・・

日本の食文化は多様ですね・・・実に。

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2019年12月22日日曜日

コチ(カサゴ目)

札幌の魚屋で活締めのコチがあったので、即買い。
それなりのサイズでしたが、なかなか良さそうでした。
そして、この店が面白くて、「北海道産の魚」を随分ディスっていました。
自分は北海道の魚をメインに食べているんですがねぇ。

飲食店対象の店のような感じもしました。
明らかにそんな感じのお客さんばかりでしたし・・・なのでアウェイ感です。


活締めした時の穴が痛々しそうですが、美味しく食べられるので申し訳ないですが良いことにします。
絶妙にセンターがずれているのですが、きっと耳石は片方壊れているな・・・と思いますが。
コチは初めて捌くのでYoutubeの「気まぐれクック」でコチの捌き方を確認してから作業です。

ヒレはみんな綺麗で可愛いのですが、棘もあるんで金子さん@気まぐれクックのアドバイスのように切り取ります。

綺麗な身ですが、この腎臓は簡単に取れました。
この腹部の骨はなかなか複雑に入っていましたが、動画を参考にすると簡単です。

あとは、綺麗に捌けて良かったです。刺身も美味しかったですし、アラはもちろんあら汁です。ホクホクで美味しかったです。これは煮魚でもいいですね。

そして最後に耳石を採取。

それなりの大きさですが、やはり片方はクラッシュしていました。
それでもコレクションは増えたので良かったです。

悔やまれるのは、ウスバハギというカワハギの仲間もあったのですが買ってこなかったことです。肝は美味しいらしいですが、実はそうでもないのでやめて良かったのかな。

ということで、魚捌くのは結局解剖と同じような感じで楽しいです。

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2019年11月26日火曜日

顕微鏡とスマートフォン

顕微鏡写真を撮るために、それなりのカメラを購入したり、逆に顕微鏡を購入したりと工夫してきましたが、今はスマホを手持ちでちょっと気合いを入れたら余裕でいい感じの写真が撮影できます。

10年くらい前に購入した専用のデジカメではもうダメな感じです。
小さな液晶画面だと、ピントが合っているのかどうなのかもわからないからです。

色々とアタッチメントを作った例はありますし、自分も作ったことはありますが、今度は3Dプリンタで作るのがいいかもなと思っています。

手持ちで撮った二枚。
まず葉緑体がはっきりわかって安価で良いのがホザキノフサモ、別名キンギョモです。

IMG_3824

そして顕微鏡観察の定番、気孔です。


これは標本として売られているものですから見事です。
冬はちょっとこんな感じで少し顕微鏡写真でも撮りためようかという気になりますね。


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2019年11月24日日曜日

大曲@秋田で発酵食品などを

ワークショップはなんだかんだプレッシャーもあるのでちょっとだけ大変です。準備も必要ですし。まあ、現地で色々やってくれる人がいるのでできているのですが。

それなのになぜここまで行くのか・・・それは・・・これがあるからです。
そう、反省会です。

会場は横手市の隣、花火大会で有名な大曲です。
いつも同じ店なのですが、持ち込みも認めてくれています。
それでめちゃくちゃ美味しい日本酒を、近くの店で購入して持ち込んでいるのです。

今回はこんな感じです。

もっとありますが、嫌味になるのでw

今回びっくりしたのは、ここの鯖寿司が劇的に美味しかったことです。
ちょっと予想外に美味しかったです。

なにこの身の厚さ・・・ちょっと自分の中の「〆サバランキング」塗り替えの可能性が出てきました。嫌なやむ・・・雷門鮨の〆サバと。

で、お酒だけではなく、麹の研究者とのお話が、もう最高に楽しいのです。腹抱えて笑うというのは年に何回かしかないと思いますが、ここでは確実にそれです。

昨年度は「蟻地獄」についての話で男3人は劇的に盛り上がりました。途中で口を挟んだ人に一斉に「それは違う」とピシャッと静止。

今年度は何かと思ったら、顕微鏡下で、カブリダニが死んでいく様子を形態模写的に。これがまあ上手で爆笑でした。

小さい時に星を観察して感動した話など、たわいもないことの連続なのですが、本当に楽しいのです。

今までの反省を生かしたので、今年度は宿を大曲にとりました。
となるともちろん2次会に。Barを見つけて行ったのですが、そこもまたなかなか良かったです。ワンショット500円とかってどうかしてるよな・・。

もしチャンスがあったら来年もワークショップができたらいいなと思いました。


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2019年11月21日木曜日

いきついた結果はこの方法〜骨格標本

骨格標本作りにはまった時期がありました。
ミンクやダチョウ、イルカやウマも作りました。小動物はほとんどと言って良いレベルで。

水酸化ナトリウムは早いけど危険だし、臭うし間違えると骨も痛んだりするんです。パパインはなかなかよかったのですが、温度管理が結構厄介。恒温器があるとかなり良い感じでできましたが。

ミルワーム使う方法を考え出したのですが、割と今もその方法でやっている人がいるようなのですが、そんなに素晴らしいわけではないという自分の結論に。

ポリデントもやったんですが、なんか違うんですよね。

今はこの方法です。
もうこのあとたくさん作ることもないでしょうから、是非皆さんにやって欲しいと思い公開します。

粉末のワイドハイターに浸けっぱなし法です。

大量のワイドハイターを目的のものにかけて熱湯を注ぎ放置するだけです

ここにアライグマの前肢が入っています。
もう余裕で骨格になっています。だって1年は経ってますからw

この方法でやると、まず匂いがしません。
熱源もいりません。虫が湧くこともありません。脱脂もいりません。漂白もいりません。

かかるのは時間。ただそれだけです。
でも出来上がりはこの通り。

キタキツネの頭骨。なぜかもらったやつ。落ちてたからって。

歯も抜けていませんし、鼻の中もこの通り。
細かな骨も全て残っています。

こんな楽な方法はないと思いますよ。
今日は写真がありませんが、この方法で作った、接着剤なしで一羽丸ごとの鳥の骨格標本を今度載せますね。
びっくりレベルですよ。

参考にしてください・・・って誰がよって感じですねw

で、せっかくなので、あの方法でうまくやると、こんな感じで標本になりますよという例をいくつか。
まず、バラバラになるまで溶かさないという新しい手法になっていると思います。
だから、手羽先・・・みたいに図があったりして簡単に組めるものだと良いのですが、鳥類とかヘビはバラバラになったら組み上げるのが大変です。
なので、この方法が良いなと思うわけ。

これはヒヨドリです。激突死体の有効活用です。
片方の翼はそのまま外して、乾燥。骨格は、前回の方法で薬品に漬け置き。様子を見て引き上げて流水で洗剤を洗い流したあと乾燥です。
接着したのは外した翼のみです。

こんな綺麗にできます。頭骨も。脳なんかは視神経の通り道から流水で押し出して終了です。

こちらはハイタカ。
頸椎も肋骨もバラバラにならないので組み立て不要です。

頭骨も綺麗です。

この個体も激突死体ですが、こうやってみてわかったことは、この肩甲骨の様子。

左側がきっと形成不全だと思います。
飛行困難だったろうなと思います。
これも同じように翼は外して保管してあります。
手羽先どこいったかな・・・ない。


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キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)

米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。 アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。...