2020年10月31日土曜日

尿素が最高ですね

溶解度の実験を色々な試薬でやると思いますが、オススメは「尿素」です。一年生で利用しておけば二年生の動物のところでも尿素が出てきますし、最初に合成された有機物ってところでも話をできますし、なんと言っても驚異的な溶解度で「え??何これ」ってなりますので。

最初はこんな球状です。これでは結晶と呼べないのでその辺も。

そして最も素晴らしい理由が安いしすぐに入手できることです。ホームセンターの肥料コーナーに綺麗なパッケージで300円とかで売られています。

机にこぼれてしまった物もあっという間にこんな結晶になります。かっこいいーって声が出ます。なんだか本当にかっこいいのです。

加熱して散々溶かした物は、冷やすとあっという間にこんな感じです。

もちろん、これを加熱すればまた溶けてしまいます。ホントに猛烈な溶解度です。

そして加熱をやめればすぐにこんな感じで結晶が現れます。


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2020年10月30日金曜日

ピーナッツ vs T-Fal

学校に実験室用の感染防止対策パネルを導入しました。これで今までよりは少し安心して実験できるようになりそうです、まあ、感染者数増加の傾向にあるわけですがね。
ただこのパネル厚いアクリル板でできているので一枚一枚の重さがそれなりにあり、ちょうつがいの部分が心許ないことになっています。すでに一枚のジョイント部分が壊れていてがっかりしています。COVID-19対策ですから緊急的に予算された物ですし、作る側も急造した感じは否めないです。

電気の単元で熱量の実験をしますが、ただ電熱線でやっても面白くありません。いつもやっているピーナッツで実験をしました。温度変化をジュールで表せるんだって話や、それこそSociety 3.0時代だったらこんな燃料だったんだけど、今は電気だからなという話から、電熱線にしますが、なんだか思ったように温度が上がりません。

そしてT-Falの電気ポットと実験室の物との違いや、電気をエネルギーにすることとピーナッツを使うことの大きな違いなどを確認して、色々考えて貰いました。

ですから、ピーナッツ→ロウソク→短い電熱線→T-Falって具合です。色々な気づきがあります。なんと言ってもピーナッツは黒煙が凄いですし匂いもなかなかです。でもT-Falだと場合によってはブレーカーが落ちたり、割とブラックアウト化されていてヒーター部分がよく見えなかったりで。

いつかピーナッツで沸かした風呂に入ってみたいと言い出したり、Society 5.0時代の湯沸かしはどうなるんだろうと言うことで、単純にJ(ジュール)の計算をしたり、「でしょうね」って感じのグラフを書くよりも面白いはずです。

まず出だして「画鋲にピーナッツを刺す」っていうところから色々面白いですからね。

今度は「ピーナッツ栽培」からやってみたいですね、あ、次はないですがw


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2020年10月22日木曜日

やっぱり画像データ重要

ってことで、最近実験をしている電磁石関連の画像を記録しておきことにします。机間巡視中にスマホがあったら今は確実にデータを残せるんですから便利な時代ですよね。

それも解像度はそれなりにありますから、結構使えます。プリントに入れるくらいなら余裕です。

この装置で一番残念なのは、油性ペンで「記号」を書かれていたり、「色」を塗ってあることです。最初に使った人が何にも考えずにやったんでしょうね。

赤とか青で塗るのって、なんだか「決まり」にしてしまったような気がしていやなんですよね。


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2020年10月2日金曜日

醬油から

醬油には色々な成分が含まれています。
原料の大豆の旨味成分をはじめ、塩分も含まれています。

蒸発ざらで醤油を完全に炭になるまで焼きます。
後半粘りは出る、煙は出るでなかなか大変ですが、その後が面白いので頑張ります。

そして完全に炭になると煙は出なくなります。
驚くほど黒いですw

それを水に溶かして今度は濾過です。
ドロドロの真っ黒な液体ですが、濾過すると見事なほどに透明な液体になるのです。

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そして濾液を乾燥します。
今回は時間が勿体無いので、ある方法で乾燥させるとこんな感じで面白い模様になりました。これはかなり面白いことができそうな気がしました。
ちょっとそのうち突き詰めたいと思います。

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顕微鏡で見ます。
食塩の結晶は立方体。

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これだとまだいいのですが、こうなるとちょっとなんだかよくわかりません。
乾燥速度の問題なのか他の物質も入っているのか。ここもまた課題ですね。
でも、こうやってやって見なけりゃわかりません。

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2020年9月29日火曜日

裸子植物の種子

マツやスギ、イチョウなどの裸子植物は、種子を作りますが果実は作りません。でも、例えばサクランボと銀杏の見た目が似ているように、なんだかよくわからなくなったりしてしまいます。

北海道にはイチイの木が沢山あります。これも裸子植物なので果実はできません。でも、「実を食べる」という感触に近いものがあります。

こんな感じですからね。この赤い部分が「果肉」だと思われそうです。果肉は花の時代で考えると「子房」です。子房がなくて種子になる胚珠がむき出しになっているのが裸子植物と考えると、この赤い部分って何だろうという話になりそうです。

ではこの前段階を見てみると、こんな感じになるのです。

ちょっと赤っぽくなってきていますが、確かに内側に種子があってむき出しになっているように見えますね。そのさらに前を見てみるとこんな感じです。

なるほど、これが雌花だと考えると、確かに胚珠がむき出しになっていないなとわかります。残念ながらこの前段階の「花が満開の時の写真」を撮れていないので、これは次のシーズンに持ち越しですが、ここまで来るとなんとなくわかりそうです。

この赤い部分は仮種皮と呼ばれています。種皮が肥大してできたものです。確かに食べてみるとどろっとして甘い感じです。

でもこの種子は有毒。仮種皮は問題ありませんが注意しなければいけないですね。今まで随分沢山食べましたが、種子は食べていなくて良かったです。

ってことで、来年の課題ができました。


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2020年9月28日月曜日

朝から笑いました

理科室の私物の在庫整理で、プラスチックのサンプル瓶を欲しいという何名かにあげました。

まあ、何かに使うかも知れないと思って持って帰ってもあんまり使わないというのがありがちな展開です。

ところが今朝驚きのパターン発展しました。

彼らは軽いタッチで自転車で支笏湖に行くメンバーなのですが、予想外に天気が良くなったこの土日で、やはりまた支笏湖方面へ出かけたようです。そして、「何かのために持って行った」というサンプル瓶にお土産を持ってきてくれたのです。

それがこれです・・・

なんと言うことでしょう・・・カナヘビの尻尾の自切した奴です。

カナヘビは?と聞いてみると、急に動いてびっくりして逃がしたそうで、まだまだ修行はこれからですね。それでも確実にマニアックになっています。

まあこの男、宿泊研修ではこれでしたからね・・・夜、宿から出て「ガを探す」という落ちです。

こういう感性はなくさないで欲しいなと思います。身の回りにいくらでも面白いものありますからね。

ちなみに今日はこの尻尾返却忘れで自分の机の上にありますw


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2020年9月27日日曜日

セイヨウオオマルハナバチ

トマトの受粉などのために導入されて逃げ出したものが野生化して大問題。もう完全に無理な状態になっているようですね。どこにでもいます。そしてなんとなく優占種的な感じです。

問題だと言われていたのが盗蜜です。受粉を手伝わずに花弁の横に穴を開けて受粉をしないで蜜を持って行くと言うことでした。

今回、ムクゲの花にこれが来ていたので見ていると、確かに花に入っていかないので本当にそうなのかなと思っていました。

良く見ていると、花外蜜腺の蜜を吸っているんですね。まあこれでも植物の戦略的には微妙ではあるのですが、別に悪くはないなと思いました。あくまでも蜜と受粉を巡る戦略として考えるとです。

吸蜜シーンは撮れていませんが、羽ばたく様子をどうぞ。

そして、いないかなぁと思って探すとこんな感じです。ちゃんと自分の身体の色がわかっている感じです。

きっと油断して蜜を吸いに来たものをがぶっと行くんでしょうね。このマルハナバチもやられるんでしょうかね?


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キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)

米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。 アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。...