もう学校現場は無理な話ばかりです。
学校に来たら子どもの習性として「密」になりがちなことくらい想像できないのでしょうかね?
学校としてはもちろん考えうる対策はしています。木材やアクリル板、塩ビ板や自作のシールドや自動アルコール噴霧器などを設置して、放課後は教員がアルコールで手で触ったような場所を消毒し、給食もできるだけ広くなるように空き教室まで利用して全員前を向いて味気のない給食を味気なく食べています。
コロナ休みの間にはZoomで授業をし、GoogleFormを利用して評価テストを実施し、靴箱ポストを利用して毎週課題を提出・評価・回収をして、子どもたちもよく頑張っていたと思います。
ところが、夏休みの大幅削減で授業時数の確保、未だに対面での授業は避けろ、土曜授業も全駒教科授業で・・・ここに来て全国学力状況調査は自校採点して集計するんだとか。
そういう余計な「密」をまずなんとかしろやな・・・って怒りしかない。全国学力状況調査はずいぶんなお金を使ってろくな効果を生み出していないのだが、中止になった今年度の決算報告はどこかにでているのかな?配布して集計しないんだからずいぶんな金額が余るよな?それならその金を全部学校に再配分しろよ。自校採点でも何でもしてやるから。悲惨な状況の生徒のために使ってやれよ。そんな発想もできないのか???
ってことで、実験もろくにできないのですが、コロナ休暇などで優秀なYoutuberの動画などを見た生徒の皆さんは、コンチュウ観察に目覚めたり、自分でできそうな実験を提案してきたりなんですよ。
配布されたプリントやってるだけじゃなくて、本当に自由な時間を利用して実に様々な「学習」をしたんですよ。
「水ガラス、Amazonで買ったんで実験しましょうよ」という強者もでてきて、今週に入ってから色々準備しています。密にならにように隙間時間で実験してますわ。中学生の爪の垢を送りつけてやりたい先がたくさんあるわ。
ということで、怒りの表記が並んでいますが、別に酔っ払っているわけではありません。一滴も飲んでません。しばらくは消毒のためのエタノールの匂いを嗅いだだけです。
雨降りの中も徒歩通勤を始めると、色々なものを発見できます。最初の画像の雲の動きも本当に面白かったです。高度差の違いも色の違いも動きの違いもです。面白いことがゴロゴロ転がっているのに、時数確保のことばっかり考えているから面白くできないんだよ、全く。あ、自分はやってるつもりですけどね。
「なぜ、給食のトレイの裏側に牛乳を置いた形で結露している人としていない人がいるのかを説明しよう」とか・・・。ただ露点の計算を頭の隙間にねじ込むよりも数段面白いし現実的。そして色々発展するし観察眼も鍛えられるんですよね。全然「密」じゃなくてゆるゆるだし、内容が。
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