千歳空港が雪のため・・・出発が2時間も遅れた飛行機の前の座席はオーストラリアからの旅行者でした。今年は世界的な不況のため、海外からのお客さんが少ないという話で、最近外国からのスキーヤー誘致に一生懸命だったニセコやその周辺の倶知安町では大変らしいです。おそらくそんな中でも来てくれた人たちなのでしょう。
関空の朝の2便ですから、お昼前には千歳について、午後からはニセコで一滑り・・・だったはずなのですがなんだかかわいそうな気がしました。
2時間過ぎたころ、再び機内に入って比較的すぐに飛び立ちました。
疲れて寝てしまうのかな〜と思っていましたが、そんなことはないようでした。
自分は窓から雲の写真などを撮影して、パソコンで仕事をしていました。
しばらくすると、外に富士山が見えてきました。
すると、真ん中通路側のオーストラリアのおじさんがそれに気づいたのか、それを見ていた窓側の自分に(もちろん一人通り越し状態)、「あれは富士山か?」と聞いてきました。「そうですよ、きれいに見えますね」といったら、周辺の仲間に伝令していました(笑)
目的地のことでなくても、流石に富士山は有名なんですね。
それよりも驚いたのが、真ん中の席からも窓の外を見ている人もいるのだな・・・ということでした。
ところが、さらにすごい、反対側のまどの風景も撮れるのだということもわかりました。こちらです。
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誰も見たことのないときめきの富士
2009年2月2日月曜日
オーストラリアのおじさんも感動
2009年2月1日日曜日
霞を突破する金星
昼の気温が高いと、空気中にどんどん水蒸気が溜まります。
雪もとけていくのがわかります。
しかし、大概そんな日の夕方からの冷え込みは大変厳しくなります。
放射冷却です。
雲にカバーされず、熱がどんどん逃げていくわけです。
すると、空気中の水蒸気がそのままで存在することができなくなり、水滴に戻ります・・・というか、氷点下ですから氷の粒などになるのですね。
すると、夜空の星の中でも明るい月や金星でもベールに包まれたように見えるのです。
他の星はベールの向こう。
見えません。
こんな空でも、見方によってはなかなか美しいなと思いました。
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偶然のタイミングで・・・
普段、函館方面に行くときには駒ヶ岳がなかなか良い感じで見えているのですが、そこは1車線の国道で、しかも追い越し禁止ゾーンで、さらにバスやトラックなどが多い場所で、「お〜」とは思う物の、止めて撮影・・・とまでの決心がつかない場所です。
入ったことのある人ならわかるはずです。
しかし、この写真を撮ったときには、そんなの抜きで絶対に止まらなければというくらいの景色でした。
途中も大変な豪雨でしたが、丁度駒ヶ岳にかかる前の雲から雨が降り、そこに日が当たって虹をつくり・・・でも虹の足は海まで降りていない・・・まさに絶妙なタイミングでした。
本当はもっと早く公表したかった写真なのですが、ちょっとした関連でそれができませんでしたので、遅くなりましたがこちらの方でも・・・
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2009年1月31日土曜日
蘇~古代チーズ
飛鳥に「蘇」という食品が売られています。
これは古代のチーズといわれています。
どうしても食べたかったのですが、今回ついに食べることができました。
温めた豆乳の表面に張った膜をすくい取った物が湯葉ですが、牛乳の表面に張った膜を集めた物がこの「蘇」です。
8世紀には作られていたようです。それがまだ作られていて、それを食べられるのですから、ちょっと感動物でした。
チーズということになっていますが、食べた感じではまるで今流行の「生キャラメル」の甘みなしのもの。
箱を開けた時の雰囲気もそんな感じです。
昔は本当に超高級食品だったのでしょうね。
この店には、ヨーグルトの「酪」も売られていましたが、おそらくその辺の物と変わらないだろうと呑みませんでした。
本当は「蘇」をさらに熟成させた「醍醐」というのを食べてみたいのですがね・・・いずれにしても、この文化の伝承が凄いなと感動的です。
ちなみにこれらのタンパク質の膜がはる現象はラムスデン現象と呼ばれています。
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シシャモにもいた
シシャモの解剖をして、すぐに気がついたことがありました。
一般の人たちが目にする雑誌にこのことを書くのが妥当かどうかは悩ましいのですが、これもまた事実でしょうし、知らないで食べているのもな〜と思いチラッと書きました(笑)
シシャモの肝臓の部分にもありましたが、一般的に食べているカラフトシシャモの卵巣部分にもはっきりとわかる状態でついています。
この個体には4匹は入っていました。
アニサキスの仲間です。普通の人は、この耳石だって何も気にせず食べて、シャリシャリとした異質な食感に、一瞬だけ「ん???」と思うのですが、何度かシャリシャリと噛んでいるうちにあまり感じなくなって飲み込んでしまいそれでおしまいです。または、すでに酔っ払っていて、その食感にすら感性がはたらかない状態なのかもしれませんから・・・
そこに持ってきて、わざわざ腹腔を爪楊枝なんかで開いて、おいしい卵巣の表面についている、このアニサキスを爪楊枝の先でピックアップして「あ〜いたいた」などというと、「やめろこのボケ」といわれかねないのです(笑)
それでも気になる人は気になって・・・多分このエントリーにも「今度見てみます」というコメントの一つくらいつく勢いで、次にやってみたい人も出てきたりしそうなのです・・・
せっかくなのでちょっと染色して標本にしておきました。
お〜こうやってみるとなかなか立派です。すごい大きさ。これを知らずに随分食べたな・・・もちろんこれは食べませんでしたが、同時に購入した残りの11匹・・・サービスパックで2匹増量中だったから・・・に、同じように入っていたとしたら、およそ50匹くらいのこれを食べちゃったんだな〜なんて思ってしまいます。
で、当然顕微鏡で覗くことになります。内部はもっともっとおもしろい構造になっていて見えるのですが、写真がうまく撮れていませんでした。
さあ、今度シシャモを食べるときはどうしますか?
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鯛という名のマンボウ アナゴという名のウミヘビ 食品偽装の最前線――魚・肉・野菜・米 (晋遊舎ブラック新書 3)
この本には何とかいているのでしょう・・・気になる・・・
#このエントリー「グルメ」にTBしたら叱られそう・・・
2009年1月30日金曜日
本物と偽物
日本固有種のキュウリウオ科の魚類「シシャモ」。
これは北海道の太平洋側に生息していて、その数も少ないことから、積極的に養殖されるようになりました。
それをカントリーサインに追加しているまちが、「シシャモ」で有名なむかわ町。
もともと鵡川町だったのですが、市町村合併で穂別町と合併したのでむかわ町に。
カントリーサインも、穂別町の首長竜と鵡川町のタンポポとシシャモが合体。
こんな感じになりました。
なんだか微妙なデザインになってしまいましたね。
そして、シシャモの特徴である脂ビレが書かれていないのが残念です。
そして「偽物」といわれて、正式名を名乗れと言われているのが「カラフトシシャモ」という「カペリン」です。
日本に輸入したから偽物扱いされていますが、別にそんな引け目を感じるような魚ではありません。元においしいし(笑)
これは北太平洋、大西洋に生息していますが、アイスランドのコインには、この「偽物扱いされている」カラフトシシャモが4匹も描かれているのです。
なにも偽物といわなくてもよいのですよね・・・別な種類ですでいいのです。
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2009年1月29日木曜日
昨日はシシャモを解剖
ちょっとある記事を書かなければいけないので、シシャモの解剖をしました。なかなかおもしろかったのですが、やはりはまるのは「耳石」とりです。
魚の頭を分解して内部を見てみると、脳が格納されている場所がわかります。
この部分を丁寧に爪楊枝などで分解していくと、中には当然脳があります。
そしてその横に耳石が格納されているのです。
取りだしたものが写真の右側。非常に小さいのですが、この魚体の大きさから行くとまあ、「普通」というところでしょうか?
大きな体のサケでも、実際にはこのくらいのサイズしかありません。
この耳石を顕微鏡で観察してみると、このように見えます。
年輪のような模様は成長のあとです。まさに年輪のように記録されるのです。
実際にこの縞模様を解析して成長の度合いなどを調査しています。
この耳石コレクションはかなりはまります。
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キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)
米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。 アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。...