京都駅近くからゆっくり歩いて三十三間堂に行ってきました。
高校の時に行って衝撃を受けたのを覚えています。
今回は時間に縛られることもなく、比較的じっくり見ることができました。
とにかく三十三間堂は長いです。
そしてその仏像の数とそれぞれの表情。
仏師によって全然違うのだと言うことが非常に良くわかりました。
湛慶と書かれた札が立っている仏はたしかにすごいな・・・と思うものでした。
1001体の千手観音のどの表情もちがいます。今、同じようにつくろうと思ったら、おそらくすべて同じ表情にしてしまいそうですよね。
手に持っている髑髏杖が気になっておそらく100体分くらいは比較してみたような気がします。
残念ながらたくさんの仏像の写真は撮ることができません。
あの壮観さを表現できないので、外からの風景を3枚。
瓦は何枚使われているのでしょうね・・・
ここの端から端までを使って「通し矢」という競技が行われています。
その距離120mだそうです。もちろん流れた矢もあり、それが壁などにぶつかったあともあるのだそうです。
せっかく長い雰囲気が出たかなと思うアングルでしたが、向こうからおじさんが出てきてしまいました。けっこうガックリです。
そして、通し矢の大会の記録を表彰した巨大な記録盾が飾ってあるのですが、昭和40数年だかの記録のものの看板の文字が間違っているような気がしました。
あれ?なんていう字だったかな〜思い出したら追記します。
そしてここでも気になるのが、こんなすごい配置の仏像が地震で何も被害がないのか・・・ここにもその対策の工法について解説が書かれていました。
版築(はんちく)というものだそうです。Wikipediaなどにくわしく書かれていました。
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新版 古寺巡礼京都〈18〉妙法院・三十三間堂
2009年1月20日火曜日
長い長い三十三間堂
2009年1月19日月曜日
八坂の塔
八坂の塔という、ランドマークがあります。有名な清水寺のすぐ近く。
本当は法観寺という臨済宗のお寺です。
この五重塔は46m。
今回は特別公開になっていて、内部を見せていただくことができました。
また、2階部分まであがることもできました。
大変興味深かったです。
東寺のものと同じような構造の五重塔ですから、地震にも強いのでしょう。心柱の写真を撮ることができました。こんな感じで思いきり一本になっていてすごいものだと感心させられました。
そしてその礎石。これは創建当時のものだそうですから、589年のものということになるのでしょうか。それが今まで残っているというのがやはり凄いなと言うのと、それがごく普通に存在していることに、やはり京都の歴史を感じるのです。
2階まで上って、その節穴から街を覗いてみました。こんな感じですぐに現在の京都の人たちの生活が当たり前のように営まれています。
きっと本当の意味でのランドマークなのでしょうね・・・この塔は。
塔の外から坂の下を見てみると、こうやって多くの人が坂を登ってきます。
観光客ももちろん多いのですが、地元の人たちも多くいます。
普通なんですよね、このお寺の存在が。
自分たちの北海道ではどうだろうか、と考えていました。
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やっと発見・・・金剛組
「千年はたらいてきました」という本があります。
amazonだと
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ここです。
この本を読んだとき、いつかこの本に出ている会社の仕事っぷりとみてみたいと思っていました。
今回、西本願寺の前を通ったときの工事表示をみて感激・・・何に感激してるんだ・・・
普通なら「なんだよ〜せっかく見に来たのに〜」と文句を言いたくなるのですが、自分は全然違った感想で「お〜やった〜これが金剛組の作業場かよ〜」でした。
この本を読んだことが無い人にとっては、何だよってことになりそうな話ですが、金剛組の歴史を知ってしまうとそれがわかるのではないでしょうか?
この「金剛組」と書いてある表示にも「飛鳥から・・・」と書かれています。これは飛鳥時代からという意味です。
ここの金剛組沿革史をみると、そのスタートは578年。3桁です。
「聖徳太子の命をうけて・・・」ということです。そこから延々と続く歴史です。
たしかに今は近代化していると思いますが、伝統の技というのもたくさんあるはずです。東本願寺の方も猛烈な工事をしていましたが、一つ間違えれば大変なことになるこの手の工事ですから、責任も重大ですね。
普通の観光モードだとこの「唐門」あたりで大感動なのですね。
たしかに綺麗です。豪華絢爛という感じ。秀吉が好きそうなイメージです。
ここでも、西側から見たらトラとヒョウかなと思ったのですが、東側の2頭は両方ともトラだったような気がします。
これは今度お腹がすいていないときに見に行きたいなと思いました。
こう言うのがさりげなくたくさんある京都ってやっぱりすごいですよね・・・
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京都・東寺の五重塔の耐震構造
京都を新幹線などで通過するとすぐに目に入るのがこの東寺の五重塔。
真言宗の総本山です。
今回は五重塔の中に入れました。そして内部の解説などもしていただけてラッキーでした。心柱などの彩色もすばらしく、見学していた人たちも真剣に聞き入っていました。
しかし、壁の彩色部分はコートなどで擦れてしまっていることをやたらと気にしてしいまいました。
塔の高さは55mもあるのだそうです。
先端部はこんな感じ。
このくらいの高さになるとやはり気になるのは雷対策です。
昔はどうしていたのかわかりませんが、世界遺産に登録されている今はこれを火災などで失うというような大失態をするわけにはいきませんから当然細心の注意を払っていることでしょう。
見た目は非常に悪いのですが、こんな感じで避雷針からの線が出てしまっています。
826年にこの塔が建てられてから・・・と簡単に書いてしまうのは申し訳なくなるくらいの「年号」ですよね・・・4度の焼失を経ているのだそうです。
しかし、4度の焼失はあるものの、一度の倒壊もないというのはすごいことだなと思います。これだけの高さのものが826年以降の数多くの大地震を乗り切ってきているというのです。各層ごとに独立した構造であるのがその大きな理由の一つだそうです。
ガイドさんに群がって説明を聞きながら、着ているコートで壁をこすっている無神経な連中に辟易として外に出ると、次にきたグループに解説をするであろうガイドさんがいて、避雷針の写真を撮っている自分に「手持ちぶさたなんで・・・」と解説してくれたのがこれです。
塔の最下層部がずれているのだそうです。すでに写真は撮影してありましたが、確認してみるとこんな感じで、たしかにずれています。
すごいですね・・・先人達の知恵と言うことになるでしょうか・・・
もちろん、金堂などの建物もすばらしいですし、中の仏像群もすごかったです。
行動のオレンジ色の柱に落書きがあるのには閉口してしまいましたが・・・
情け無くないのかね・・・
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東寺の謎―巨大伽藍に秘められた空海の意図 (祥伝社黄金文庫)
2009年1月18日日曜日
タラノキ
春の山菜の代表格であるタラノキ。
今は寒いなかで必死に耐えています。
そう考えると、やっと暖かくなって伸びはじめた途端、「やった!見つけた!ボキ」と折られるのは、なんて残酷なのだろうと思ってしまいますよね。
でも、おいしいのです(笑)
今日の朝のタラノキの棘に綺麗な霜が付いていました。
こういう突起部分に付くのですね。おもしろいな〜と思って見とれていました。
向こうには太陽が出ていますから、この綺麗な霜もあっという間にとけてしまうのです。それこそ「早起きは・・・」って感じでしょうね。
良かった良かった。
樽前山が随分綺麗に見えていました。
月も写っています。わかりますか?
北海道のローカル線らしい車両が快走していきました。
ほとんど人が乗っていないのですが、それでも重要な路線なのです。
近くの小さな川の畔には川霧からの霜で厚化粧しているものもありました。
なかなか重たそうです。
これも綺麗ですが、先ほどのタラノキくらいの付き方が良いかもしれませんね。
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多分同じくらいの時間帯にほとんど1km以内くらいで撮影していた人がいるようなのでTBさせてもらいました(笑)
ローカル線の写真は同じモノかも・・・便数が少ないんだから・・・
氷柱からの水滴
今日も大変冷え込みましたが、日中は太陽が出てそれなりに溶け出している部分もありました。路面や屋根の雪です。それが氷柱をつたってぽたぽたと落ちていくのです。
これはおもしろいと思い、さっそく撮影してみました。
だんだん先端部に水が溜まっていきます。
この状態でもなかなか綺麗です。
他の氷柱からの水滴が落ちていきました。
なかなか美しいです。
これをうまく撮影したいなと思っていました。
落ちていく瞬間です。
こんなふうに球形になって落ちていきました。
中には水滴の向こうの風景が倒立してうつっています。
なかなか難しかったのですがやっと撮れたかなという気分です。
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雪遊び達人ブック―遊び・造形・実験・観察
2009年1月16日金曜日
ツグミが一羽
昨日のエントリーで、赤い花の横にいる緑色のメジロも画像が小さいとそう簡単には発見できないのだと言うことがわかりいました。それは、メジロの身体がその植物の葉の緑に近いし、大きさも極端に大きいわけではないからなのかもしれないなと思いました。
同じ日に撮影したツグミの写真がありました。これは褐色の鳥で、ちょうどいた場所が枯れ草のなか。自分は随分接近していたのですが、この鳥はまるで怪我をしているかのように動かないのです。本当に怪我をしているのだろうと思って接近していくとあわてて飛び去っていました。しばらくしてその場を再び通過するとやはり同じような場所にまたいるのです。どうやらそこには餌があるのでしょうが、再び接近していくまでは動きません。おもしろいなと思いましたが、昨日のことと関連させて考えると、ひょっとしたらこの鳥は自分がいる場所と自分の体色の関係がわかっているのではないかと思いました。
そこで実際にどのくらい目立たないのかをモノクロの画像にして見るとこんな感じなのです。一見するとどこにいるかわかりにくいような気がします。
色を認識できる場合はこのような画像になります。こちらでも一瞬だとなかなかわからないかもしれません。
実は昨日のメジロも、枝の間を飛び回っているときにはやたらと警戒していたのですが、写真を撮ったときには、この花のところにいて、ずっと動かなかったのです。フリーズ状態です。自分のレンズも短かったのでこれはラッキーとばかりに極力接近して撮影し、さらに一歩踏み出したときにバタバタと逃げ出しました。
つまりツグミの行動とにているのです。動かないでいる方が安全であると認識しているようでした。もちろんその間ずっとこちらを凝視していてこちらの動きを確認しているのも全く同じです。
そう考えると、いつも苦労して撮影している猛禽類。これはどうなのでしょうね。あの飛翔力や身体の大きさを考えると、堂々としていればよいのにと思いますが、随分敏感に反応して、遥か先にいてカメラを向けただけでも逃げてしまいます。まあ、目立つ場所にいておまけに目が良くて気になってしまうからなのかもしれませんが、なかなかおもしろいことだなと思いました。
色々な方のBlogでワシタカ類が綺麗に撮影されています。自分もこの冬の間に一度はうまく撮影してみたいと思っているのですが・・・
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ソロモンの指環―動物行動学入門 (ハヤカワ文庫NF)
キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)
米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。 アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。...