2009年1月19日月曜日

京都・東寺の五重塔の耐震構造

京都を新幹線などで通過するとすぐに目に入るのがこの東寺の五重塔。
真言宗の総本山です。

今回は五重塔の中に入れました。そして内部の解説などもしていただけてラッキーでした。心柱などの彩色もすばらしく、見学していた人たちも真剣に聞き入っていました。
しかし、壁の彩色部分はコートなどで擦れてしまっていることをやたらと気にしてしいまいました。
塔の高さは55mもあるのだそうです。
先端部はこんな感じ。

このくらいの高さになるとやはり気になるのは雷対策です。
昔はどうしていたのかわかりませんが、世界遺産に登録されている今はこれを火災などで失うというような大失態をするわけにはいきませんから当然細心の注意を払っていることでしょう。
見た目は非常に悪いのですが、こんな感じで避雷針からの線が出てしまっています。

826年にこの塔が建てられてから・・・と簡単に書いてしまうのは申し訳なくなるくらいの「年号」ですよね・・・4度の焼失を経ているのだそうです。
しかし、4度の焼失はあるものの、一度の倒壊もないというのはすごいことだなと思います。これだけの高さのものが826年以降の数多くの大地震を乗り切ってきているというのです。各層ごとに独立した構造であるのがその大きな理由の一つだそうです。
ガイドさんに群がって説明を聞きながら、着ているコートで壁をこすっている無神経な連中に辟易として外に出ると、次にきたグループに解説をするであろうガイドさんがいて、避雷針の写真を撮っている自分に「手持ちぶさたなんで・・・」と解説してくれたのがこれです。
塔の最下層部がずれているのだそうです。すでに写真は撮影してありましたが、確認してみるとこんな感じで、たしかにずれています。
すごいですね・・・先人達の知恵と言うことになるでしょうか・・・

もちろん、金堂などの建物もすばらしいですし、中の仏像群もすごかったです。
行動のオレンジ色の柱に落書きがあるのには閉口してしまいましたが・・・
情け無くないのかね・・・
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