2009年1月16日金曜日

ツグミが一羽

昨日のエントリーで、赤い花の横にいる緑色のメジロも画像が小さいとそう簡単には発見できないのだと言うことがわかりいました。それは、メジロの身体がその植物の葉の緑に近いし、大きさも極端に大きいわけではないからなのかもしれないなと思いました。
同じ日に撮影したツグミの写真がありました。これは褐色の鳥で、ちょうどいた場所が枯れ草のなか。自分は随分接近していたのですが、この鳥はまるで怪我をしているかのように動かないのです。本当に怪我をしているのだろうと思って接近していくとあわてて飛び去っていました。しばらくしてその場を再び通過するとやはり同じような場所にまたいるのです。どうやらそこには餌があるのでしょうが、再び接近していくまでは動きません。おもしろいなと思いましたが、昨日のことと関連させて考えると、ひょっとしたらこの鳥は自分がいる場所と自分の体色の関係がわかっているのではないかと思いました。
そこで実際にどのくらい目立たないのかをモノクロの画像にして見るとこんな感じなのです。一見するとどこにいるかわかりにくいような気がします。

色を認識できる場合はこのような画像になります。こちらでも一瞬だとなかなかわからないかもしれません。

実は昨日のメジロも、枝の間を飛び回っているときにはやたらと警戒していたのですが、写真を撮ったときには、この花のところにいて、ずっと動かなかったのです。フリーズ状態です。自分のレンズも短かったのでこれはラッキーとばかりに極力接近して撮影し、さらに一歩踏み出したときにバタバタと逃げ出しました。
つまりツグミの行動とにているのです。動かないでいる方が安全であると認識しているようでした。もちろんその間ずっとこちらを凝視していてこちらの動きを確認しているのも全く同じです。
そう考えると、いつも苦労して撮影している猛禽類。これはどうなのでしょうね。あの飛翔力や身体の大きさを考えると、堂々としていればよいのにと思いますが、随分敏感に反応して、遥か先にいてカメラを向けただけでも逃げてしまいます。まあ、目立つ場所にいておまけに目が良くて気になってしまうからなのかもしれませんが、なかなかおもしろいことだなと思いました。
色々な方のBlogでワシタカ類が綺麗に撮影されています。自分もこの冬の間に一度はうまく撮影してみたいと思っているのですが・・・
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