2010年5月28日金曜日

外骨格生物の透明標本

外骨格生物を水酸化ナトリウム水溶液につけると、内側のタンパク質が溶かされてしまいます。
これは普通の骨格標本を作っていて、水酸化ナトリウム水溶液中に落ちたハエがほぼ透明になっていることに気がつきました。
そして、過酸化水素水につけると、その外骨格部分が脱色されます。これは骨格標本を白色にするときに、一緒に漬けたら見事なまでに透明になったのでそのまま採用した方法です。
外骨格は大変うすいので、本当に透明です。
それをメチレンブルーで染色して写真にしてみました。
コガタスズメバチです。
複眼や単眼の様子がよくわかります。

アゴの部分です。

これをもう少し拡大してみるとこうなります。
複眼は凄いですよね

この絶妙なカーブも見事としかいえません。
人気ブログランキングへ

2010年5月27日木曜日

久しぶりに綺麗な空

昨日は早めに学校を出て、文書の配布などをしなければいけなかったので日が出ているうちに写真を撮ることができました。
気温は低いのですが、空はなかなか良い感じ。
綺麗です。

本当は日没までこのまま見ていたかったのですが、そうもいかず他の学校へ。
こんな感じの空は癒されますよね。
それにしても木の枝はまあ凄い構造になっているなと実感させられます。
まだ葉が展開されていないというのはこれを見てもよくわかります。

人気ブログランキングへ

Coloring Books

授業の中で塗り絵で共通点を発見するというのを取り入れています。
その時に大変便利な本がこれです。
ZOOLOGY COLORING BOO (HarperCollins Coloring Books (Not Childrens))
これを初めて見たのはオーストラリア・パースの大学生協。
このくらい詳しいものは残念ながら日本じゃ発見できませんでした。
植物のものもあります。
Botany Coloring Book (HarperCollins Coloring Books (Not Childrens))
これもなかなか便利。
わずか2000円ほどで買えてしまうのが不思議です。
人気ブログランキングへ

2010年5月26日水曜日

小樽のガラス工芸

中学校1年生の授業で光の性質を学びます。
実は色々なところに光に関わる現象があります。
CDの裏だってそうです。
今回、ガラス工芸で有名な小樽市内で自主研修がありました。
そこで生徒が撮影してくれたこの画像。
先頭の黄色いネコに後ろのネコの像が写っています。
しかも左右のネコが青と赤なのでどのように写っているのかが大変わかりやすいです。
こりゃひょんなところから大変素晴らし画像になっています。
なんだか嬉しくなってしまいます。

人気ブログランキングへ

頑張る円山動物園

今や動物園の中で圧倒的知名度を誇る旭川の旭山動物園。
10年程前までは知名度もそれほどではなく、どこか寂れた動物園だったのですが、その特徴ある展示方法であっという間に大人気。今や日本の動物園の中でも最高クラスの入場者数です。
それに対抗しなければいけない宿命を持っているのが、政令指定都市に存在し、北海道内では抜群のアクセスを誇るはずの札幌円山動物園。
それこそ数年前までは、どうも何だかセンスのない展示ばかりが目につきましたが、さすがに随分改善されて来ているように思います。
その究極形は何だかよくわからない、それでも猛烈にお金をかけたのだと思われる熱帯鳥類館です。
ハチドリでもいて、そのホバリングでも見られればよいのでしょうが、残念なことに前回見に行ったときの最優占種はまさかのスズメ。高級食材を安定して採餌できることに気がついたスズメのしたたかさに感心させられます。
そんな中、今回新しい展示になったのがヒグマ館です。

今まで世界のクマ館ということで、入り口から最も遠いところにクマは並んでいたのですが、例のホッキョクグマツインズフィーバーでもわかるように、園内のアクセスなんかはホントは何の問題もないのです。ただオリの中にいる遠くに小さく見えるクマじゃ何の魅力もないということで、あまり人が来なかったのではないかと思います。
このエゾヒグマ館。おそらくここに入っている「トワ」というやんちゃな若メスが人気になるでしょう。
このおてんば娘はこの展示施設に入った途端、大喜びで動き回り、怪我をして展示開始が遅れたのです。それほど生き生きしているということになります。
そんな様子を見るのは楽しいに決まっているのです。
人気ブログランキングへ

2010年5月25日火曜日

ソイの鰭から

以前鯛のタイにはまるよな・・・という話を紹介しておきました。
その後、色々な魚を食べて回収していながら、結局間違えて捨てたり、飲みに行っているときでどこかに散逸したりと言うことの連続。それで、コレクションが増えないままでいました。
先週金曜日の例会で、煮干しの解剖をして、その後魚類の側線と側線鱗を回収してプレパラートに仕様ともくろんでいました。
ところが、例会のネタラッシュですっかり忘れていて、最後に片付けていて気がつく始末。
ガックリ来たのですが、せっかくなので解剖をしました。
強烈に発達した卵巣、頑丈な鰭などを見たあと、刺身にして食べ、残りの頭部などは茹でて標本に。
#卵巣からは発眼卵が・・・卵胎生?
そして取りだしたのがこの「ソイの鯛のタイ」なかなか綺麗にとれました。
最終的には過酸化水素水で漂白です。
こんな感じでしっかりストックしていきたいです。(と、いつも思ってはいるのですが・・・)

人気ブログランキングへ

2010年5月24日月曜日

オーこれは恐ろしい感染症だ

ここに出ていました。ビックリです。

犬や猫の口の中にいる細菌に、2002年から14人が感染、発症し、うち6人が死亡していることが、国立感染症研究所のまとめでわかった。「カプノサイトファーガ感染症」と呼ばれるが、実態がよくわかっていない。見逃されている患者も多いとみられ、厚生労働省は24日、関係機関に文書で注意を促す。
 この細菌には、ひとが犬や猫にかまれたり、ひっかかれたり、傷口をなめられたりすると、極めてまれに感染、発熱や腹痛、吐き気などの症状が出る。発症すると血圧が急に下がり、血中で菌が増え、敗血症で亡くなることがある。高齢で免疫機能が低下した人、ステロイド剤で膠原(こうげん)病や腎炎などの治療をしている人などは注意が必要だ。抗生剤で治療できる。欧米を中心に世界で約250人の患者が報告されている。

前回紹介したコモドオオトカゲも、口内の猛烈な数の細菌が原因で噛まれると死に至るというような事が書かれていました。それと同じって事になりますね。
まあ、肉食動物で歯磨きもしないのですからそういうことになるかもしれませんね。

ネコは、ペットとしてたくさん飼育されていますが、その勝手気ままな生活ぶりがなんともいえません。確実にイヌと違います。
うらやましいくらい自由です。
人気ブログランキングへ

キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)

米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。 アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。...