カイコを飼っていました。
随分しんでしまって、がっかりしていたのですが、産卵してくれたので、あとは次世代に繋げればOKということになります。
繭から出てくると、メスは性誘因腺からフェロモンを出してオスを誘います。
写真の黄色い部分がその腺です。
身体の割には大きな腺です。
そしてオスはその情報を触角で捕らえ、2本を上手く使って方向を確定し出来るだけ早く交尾しようとします。
コンチュウたちは子孫繁栄を最優先しますから、自分の精子をいかに早くメスに受け入れてもらえるかが重要なのです。
オスはメスと交尾するとき、簡単に外れないような器官を持っています。
拡大してみるとこんな感じで、フック状になっているわけです。
長い尖ったフック部分が補握器、その上にある太めのフックが鈎器です。
このフック状のもので結合していますから、人為的にはずすにはひねってやらなければいけないのです。すごいしくみです。
結合すると本当に長時間続きますが、精子の移動は一時間もあれば十分なそうで、人為的にはずしても問題はないのです。
頭部を拡大してみるとこんな感じです。
なかなかかわいい顔ですよね。
立派な触角があります。
そうそう、こちらに色々なコンチュウの頭部がたくさん出ています。それそれ特徴がありますね。
交尾する前から、産卵してしまうものもあります。
これは繭からでて、交尾前に産卵してしまったタマゴです。
今回は、曜日の関係で、すべてバラバラにしておいたので、こうなってしまったのでしょう。
繭を分解すると、「幼虫→蛹」という抜け殻と「蛹→成虫」の抜け殻が入っています。
蛹の抜け殻は縮んでいませんから、気門の跡がよくわかります。
白い糸のような物が、気門の痕跡です。
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2008年10月31日金曜日
カイコの繁殖
ゴジュウカラ激突
小学生が焼き芋をするということでしたので、外で手伝っていました。
すると休み時間に中学生がバタバタと降りてきて、「鳥が激突しましたよ」と教えに来てくれました。行ってみるとゴジュウカラです。
脳震盪のようです。まあ、死ぬことはなさそうです。
つかまえて写真を撮らせてもらいました(笑)
どんどん元気になってきましたので、放鳥するのですが、その前に気がついたのがこのおしりの部分の模様。
こんな感じだったんですね。なんだかモノトーンな印象しかなかったのですが、全然違いました。
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元気に飛んでいきました。そして焼き芋もばっちりでした。
2008年10月30日木曜日
RikaTan11月号〜電池づくり
RikaTan〜理科の探検の11月号が出ました。
電池づくりについて様々な記事が出ています。
面白かったです。
詳細はこちらに出ています。
このBlogで紹介した写真も解説とともに出ております!
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2008年10月29日水曜日
早くも春の準備
北海道では初雪が平地でも観測されています。
結構冷え込みも厳しく、学校でももう半袖はやめてくれと言われています(笑)
外の木の葉の色も悪くなり、もう冬へまっしぐらと言うところでしょうか。
クルミを拾って歩いているリスの姿もピークを越えたようです。
植物たちはというとこんな感じです。
もう春の準備がしっかりと進んでいるのですね。
この中に花芽などが隠されているのです。
すごいな〜と思います。
ツツジです。
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ミルククラウンのような花
ミルククラウンは、最近ならカシオのデジカメで実に簡単に撮影できるようになりました。工夫も無く・・・
なんだか、本当にミルククラウンのようじゃないでしょうか?
問題は、この花の名前がわからないことなのですけどね・・・
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自然界って、全然関係のないところでこういう収束があるのかもしれないなと思っています。
2008年10月27日月曜日
大気圧を体感する(追記・追実験)
ペットボトルにお湯を入れます。とけて変形しない程度の温度のお湯です。
そのまま蓋をしておくと、全体が冷やされて水蒸気だったボトル内の大部分が水に戻ります。
すると体積は1/1700になりますから、内部はほとんど真空状態です。
そうなると、大気圧によって押しつぶされます。
ビックリするほどの大気の力です。普段私たちはそれを全く感じないで生活していますが。
さて、それはキャップが丈夫だからです。
ではキャップも柔らかい物にするとどうなるのか。
たとえば風船。
やってみるとこんな感じになりました。
風船が内側に入り込んでしまいます。
これがペットボトルのように柔らかい物でなければ、大気圧分をすべて風船がかぶることになりますから、内側にがっちり入り込んでしまいます。
ペットボトル全体の柔らかさの関係で、残念ながらそこまではいないにということがわかりました。
これは炭酸用のボトルです。
非炭酸用ならどうなるのか?
野菜ジュースなどのような、断面が正方形に近いようなボトルでやるとかなり入ります。そして上手くやれば横は潰れないですみます。
これはなんだかいけそうな気がする〜
ここに別な方法で大気圧を体感する場合を載せてあります。
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応援よろしくお願いいたします。
追加で、本来こうやるべきという実験をしておきました。
理科室であればやはりフラスコでやるべきです。
実験の仕方は同じなのですが・・・
この辺まで思いっきりゴム風船が入っていきます。
動画はYoutubeにあげたのですが、今認証待ちですので、しばらくお待ち下さい。
2008年10月26日日曜日
シラカバの樹液
春になってシラカバの樹液取りをするのは非常に面白い。
以前、そのサイトを作っていたのですが、今探してみるとない(笑)
どこに作ったんだったかな?
中学生達とやったのですが、時期さえ間違わなければすごい量の樹液がとれます。
そして一度例会でそれを煮詰めたことがありますが、まあ甘みはもちろん濃くなりますが、メープルシロップのようにはならないのです。
イタヤカエデの樹液を煮詰めたものを舐めさせてもらったこともありますが、これはさすがに甘かった。メープルに近いものを感じました。
でも収量が合わないのでしょうね。
シラカバの樹液はこちらにでています。
さて、葉が落ちたシラカバを見に行ったら、こんな感じでした。
カメムシです。
カメムシは、セミと同じ仲間で、この針のような口を樹に刺して樹液を吸うのです。
樹皮は固いと思うのですが、そんなのはものともせずです。
実際にカメムシをつかまえて顕微鏡で見たいですが、さすがにあの臭いをかぎながらはイヤなので、干からびたセミの標本で見てみました。
キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)
米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。 アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。...