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2022年8月17日水曜日

キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)

米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。

アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。

彼の一番の功績は人類最高速度を生み出した1960年のチャレンジ。
高度31330mのエクセルシオIIIというヘリウム気球にぶらさげられたゴンドラからの落下だ。

4分36秒落下し、5500mでパラシュートが開くまでの間で時速988kmという最高速を記録したのだ。秒速に直すと274m。

このときの記録は最高速だけにとどまらず、気球の最高高度、パラシュートの降下コードなど様々な最高記録を生み出している。

ただし、これは国際航空連盟での世界記録としてではなく、アメリカ空軍内での記録にとどまっている。

いずれにしても無理…


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2022年8月15日月曜日

太平洋と大西洋をつなぐパナマ運河開通(1914年8月15日)

太平洋と大西洋をつなぐパナマ運河が開通

中米のパナマ共和国にあるパナマ地峡を掘削してつくった運河で、太平洋と大西洋を直接結んだことになる。全長は80kmにおよび、最小幅でも91m、一番浅いところでも12.5m。10年間かけてアメリカが完成させた。その後管理もアメリカが行っていたが、1999年末でその管理を終え、パナマに返還された。
現在はパナマ運河庁が通航料を徴収している。その金額は船舶1トンにつき1ドル39セント。 巨大なコンテナ船はなんと2000万円にもなるというから驚き。それでもぐるっと回ることを考えると対価は十分ということだ。

毎年の運河通航隻数は、13,000隻から14,000隻の間を推移していることからもその必要性がよくわかる。 年間通行料は26億ドル程度。 また、通航料以外の運河関連収入を含めると、2020年のパナマ運河における総収入は34億ドル。強烈ですね。

今までで一番安かったのが36セントだそうです。ん??おかしくないと思ったら、冒険家(リチャード・ハリバートン)が泳いで渡ったということでした。面白すぎますね。それも1928年にです。

Richard Halliburton Wikipediaより

この時代に環境アセスメントという考えや取り組みがあったかどうかは知りませんが、きっと色々な変化が起こったでしょうね。なんせ普通じゃなかなか混ざり合わない太平洋と大西洋の環境がすぐそこで直結ですからね。

ちなみにただ掘って繋いだんで通って良いですよな訳はなく、進行する▶せき止める▶注水する▶次の門を開ける▶閉門する▶進行する▶次の区画
みたいな感じで、なかなか大変な感じです、当然ですが。

WikiPediaより

一回観光船で通過してみたいものです。

2022年8月12日金曜日

電気式信号機設置(1914年8月5日)

最近は信号機がLED化されて、おそらく随分省エネに貢献していると思われますが、そもそも電気信号機というのはいつ誕生したのでしょうか?

信号機自体は1868年、馬車の交通整理のためロンドンに設置されたのが世界初とされています。その光源はガスです。しかし、予想できそうな展開で、設置後間もなくガス爆発が発生したため撤去されてしまったのです。
この信号機は、赤と緑が点灯するタイプ。馬車の交通量が増えて信号機がないと事故が起こるような状況というのはなかなか凄そうですよね。だって、馬は排気ガスではなく脱糞ですからね。

今でも停電になると警察官が交通整理をしますが、まあ、24時間動く町では現実的ではないですもんね。馬車でも信号機が必要だったのでしょう。

さて、次に登場したのが1914年8月5日です。アメリカ・オハイオ州クリーブランドに電気式信号機が設置されました。
やはりこれも赤と緑の2色での運用。それでも爆発などせず安全に運用できるのが交通安全のためには必要だったのですね。


なんども行ったインドの大きな町ではほとんど信号機なんてなくてもみんなが絶妙な空気感でなんとか生活していますが、その分クラクションの音が酷かったりしますので、一定の交通ルールを構築していくのには、信号機の存在は欠かすことができないと言えそうです。

1914年から2022年までの時間が経過しても、その根本的なしくみが大きく変わらず、光の量や表示の仕方(カウントダウンしたり)、省エネ化くらいしか変化していないというのは「完成したシステム」と考えるのか「手詰まり感」として考えるのかは人それぞれですね。

ってことで、今日、近くの信号機を撮影してみました。

これが従来の電球タイプです。この信号部分はボーリングのボールよりもでかいらしいですよね。この信号機は一基70Wらしいです。なかなかですよね。

そして新しいタイプのLED。消費電力は10W前後らしいですから圧倒的な省エネルギーです。

必然的に発熱量が少ないので、透明な着雪防止カバーがついているのわかりますか?それでも場合によっては雪がついて見えにくかったりします。

そして、偶然全部が消えている瞬間が写っていました。やっぱり写真撮ってみると色々面白いことが起こりますよね。


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原子力潜水艦クルスク沈没(2000年8月12日)

奇しくも1989年の8月11日は日本の深海調査船「しんかい6500」が水深6527mまで潜水し、その後も人身事故を一切起こさずに進んできた話を紹介したわけですが、その翌日がこの大事故です。
ロシアの原子力潜水艦クルスク(K-141)は、ソ連が崩壊した後、初めて完成した原子力潜水艦です。完成は1992年です。
ソ連時代の設計で、原子力潜水艦の極地と言われています。長さが154m、最大幅が18.2m、吃水が9mとまあ馬鹿でかいです。
実際に任務に就いたのはコソボ紛争の時の一度。地中海に6ヶ月間配備されました。それは1999年のことです。

ソ連製同型の潜水艦:Wikipediaより

翌年(2000年)、ロシア海軍の演習、SummerXに酸化したクルスクは初日の8月10日はミサイルの発射に成功しました。ところが2日後の8月12日、演習用魚雷の発射準備中、爆発が起こりました。そのまま水深108mの海底に沈んでしまったのです。爆発したことで艦体に穴が空き、3区画が崩壊し、乗組員23名をのぞく95名が行動不能になり死亡。
ロシアですから、アメリカやイギリス、ノルウェーの各海軍の支援申請をお断り。結局118名全員が死亡してしまいました。
その時、今もめちゃくちゃなプーチンはモスクワではなくソチの保養地でバカンス。(なんかこのあたりの感性は大雨で大変な時に酒盛りやってた今話題のカルト集団に蝕まれている党とそっくりですね!)
一年後のプーチンの「私はおそらくモスクワへ帰ってくるべきだったのだろうが、事態は何も変わらなかっただろう。ソチにいてもモスクワにいても私は同程度の情報を得ただろうが、宣伝的観点から言えば私は帰ろうとする特別な熱情を示すこともできただろう」って感性がもう今のウクライナの状況をあぶり出しているあぶり出している気がします。
昨日書いたTOP GUN :Maverickは映画だとしてもこの辺の「人命」への感性が段違いで違うなと思いました。

この辺の流れを考えると、日本もきっとロシアのような「非常」な行動に出るのは明らかです。駄目ですね、憲法改正は。


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キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)

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