最近は信号機がLED化されて、おそらく随分省エネに貢献していると思われますが、そもそも電気信号機というのはいつ誕生したのでしょうか?
信号機自体は1868年、馬車の交通整理のためロンドンに設置されたのが世界初とされています。その光源はガスです。しかし、予想できそうな展開で、設置後間もなくガス爆発が発生したため撤去されてしまったのです。
この信号機は、赤と緑が点灯するタイプ。馬車の交通量が増えて信号機がないと事故が起こるような状況というのはなかなか凄そうですよね。だって、馬は排気ガスではなく脱糞ですからね。
今でも停電になると警察官が交通整理をしますが、まあ、24時間動く町では現実的ではないですもんね。馬車でも信号機が必要だったのでしょう。
さて、次に登場したのが1914年8月5日です。アメリカ・オハイオ州クリーブランドに電気式信号機が設置されました。
やはりこれも赤と緑の2色での運用。それでも爆発などせず安全に運用できるのが交通安全のためには必要だったのですね。
なんども行ったインドの大きな町ではほとんど信号機なんてなくてもみんなが絶妙な空気感でなんとか生活していますが、その分クラクションの音が酷かったりしますので、一定の交通ルールを構築していくのには、信号機の存在は欠かすことができないと言えそうです。
1914年から2022年までの時間が経過しても、その根本的なしくみが大きく変わらず、光の量や表示の仕方(カウントダウンしたり)、省エネ化くらいしか変化していないというのは「完成したシステム」と考えるのか「手詰まり感」として考えるのかは人それぞれですね。
ってことで、今日、近くの信号機を撮影してみました。
これが従来の電球タイプです。この信号部分はボーリングのボールよりもでかいらしいですよね。この信号機は一基70Wらしいです。なかなかですよね。
そして新しいタイプのLED。消費電力は10W前後らしいですから圧倒的な省エネルギーです。
必然的に発熱量が少ないので、透明な着雪防止カバーがついているのわかりますか?それでも場合によっては雪がついて見えにくかったりします。
そして、偶然全部が消えている瞬間が写っていました。やっぱり写真撮ってみると色々面白いことが起こりますよね。
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