2011年1月14日金曜日

カトマンズにもどる

トカルパ村での生活を終え、カトマンズに戻ります。
また、雑踏のなか。
交通ルールなどはほとんどあってないような感じですが、インドと比べるとウィンカーを出すなど比較的良い方なのかもしれません。
道路はネパール、中国、日本のものと別れはしますが、結局走るためのルールが問題なのだろうなと思いました。
日本製の道路は交通事故が多いのだそうです。それは絶対的な速度が高いことによるだろうなと思います。
勝手にどこでも渡るのですから、目測を誤れば事故に直結です。
また、整備の状態も決して良いとは言えませんから、それも事故の元になりそうです。

鶏を大量に積んだトラック。その横の中央分離帯を歩く女性。
こんなシーンがいろいろな所で見られます。

警察官もインドよりはずっと多く目にしました。そしてしっかり交通整理をしてくれています。まあ、それでも絶対的なトラフィック量が多いので自ずと限界も見えるのですが。

街に入ってくると、こんな感じです大きな袋を持った子どもが行き来します。
これの中身はゴミです。道端に捨てたゴミを一箇所に集める人がいて、それをこの様に回収している人がいるのです。
この作業が終わったしばらくの間は、どこの道路も綺麗なのですが、すぐに人はゴミを捨て出し、結局元の通りになってしまうわけです。
まあ、これが文化なのかもしれませんし、仕事を作っているのかもしれませんが、せめて観光地などはその習慣がなくならないものだろうかと思いました。
昨日紹介した一つ目の橋から二つ目の長い吊り橋に行くまでのわずか数百mの間の道は公衆トイレ状態です。
あのバスに長時間乗ることを考えると、当然何処かでようをたさざるを得ないのでしょうが、であればしっかりトイレを整備するなどの方法をなかなか考えられないというのは、この国の大きな問題なのかもしれません。
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今日は夕方の飛行機で大阪へ。
これしか更新できないかな?
仕事も溜まっていることだし・・・。

「あかつき」を叩いてどうする?

録画してあったNHKの「あかつき」関係の番組を見た。
「あかつき」担当の准教授が平身低頭という感じで謝罪するシーンからはじまっていて、ちょっと驚いた。
大変なプロジェクトだったよな〜と思って見ていて、最後には「このプロジェクトには250億円かかっていたのですが」的な話になって「6年後はうまくいきますかね」という展開。
そんなこと言ってどうするんだ?
うまく行くかどうかわかるわけないじゃないか?
その金額は確かに高いかもしれませんが、もっともっと無駄に使っているところはいくらでもあるでしょう。
クソの役にもたたない高速増殖炉もんじゅの維持費が一日5500万円という話がありました。
どういうことだよ?
北海道は悲惨な天気が続いています。
今年は「雪が少なく気温が高いでしょう」という長期予報でしたが、今日の積雪で、昨年度の三倍だそうです。つまり「大きく外れた」わけです。
長期予報と「あかつき」を同列にする時点でおかしいのは重々承知していますが、この「長期予報」にだって猛烈なお金をつぎ込んでデータ分析し出したものです。
それは「やっぱりあたんね〜よな」という程度で終わり、「あかつき」は袋だたき。
どうも解せないな。
「はやぶさ」がうまくいったからなおさら目立ってしまうのかもしれませんが、関係スタッフの人には気にしないで本当に頑張って欲しいなと思います。
今日は随分久しぶりに夕陽(とまでは行かないか)が見えていました。

このあとその番組を見たんで、やたらと気になっていました。
今朝30cmの除雪をし、帰ってきてから40cm程も積もった雪を除雪ですからなおさらです。
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おい!誰だよ!揺らしてるの!

ついに下山し川まできました。
しかし、こちら側のバス停からバスに乗るのではなく、川を渡った向こう側にタクシーを呼んであるのです。
先ず一本目の川を渡ると、なんだか面白そうなゲームをやっています。

ビリヤード風。これ、この先色々なところで見ることになりました。
流行ってるんでしょうね。
木の板に何か滑りそうな粉を撒いてオセロの駒のような白黒のものを滑らせていました。
さて、次は長い吊り橋です。
近くに来てみると、何とも危うい感じの吊り橋です。
狭い、揺れる、下が丸見え、縁の金網が壊れている、大きな荷物の人とすれ違う、高い・・・など様々な障害があります。怖い・・・。
まずは左巻さんがおっかなびっくり侵入。まあ、でかいので橋の狭さが引き立ちます(笑)

後発隊がどんどん渡りはじめます。
向こうからも来ますので、すれ違うのは本当に大変。

子ども達の遊び場になっているようです。
もちろん仕事で渡らなければいけない人もいるようですし、用事があって渡る人もいるようでしたが。
こんな感じです。

揺れて大変なのですが、ここからバスの方を振り返るとこんな感じ。

川の流れのすごさが伝わりました。
不思議なのは、水の上に行くと妙な安心感があるのです。
ここからなら落ちても何となく助かりそう・・・というような。
すると、「おい!誰だよ!揺らしてるの?」という大きな声。
左巻さんが完全にビビッているのです。
でも、自分たちだって怖いので揺らしてなんかいません。
自分は最後尾でしたから、振り返ると先ほどすれ違った女の子達が全力で揺すっていました(笑)
もうおかしくてしょうがなかったです。
「ナマステ〜」とかいってニコニコすれ違った瞬間でしたから。
渡りきって何となくほっとしてふと見ると先ほどの「犯人」。
最後まで手を振ってくれていました。
完全に遊んでましたね。

渡りきるとまた村とは違った風景が見えてきます。
道ばたでニワトリを捌いています。
おじさんは完全に肉が付いています。良いもの食べてるんだろうなと。

タクシーは現地の人にチャーターしてもらったので無事に来ていました。
ここからタクシー二台でまるでカーチェース。
面白かったですが空気が汚い。下は駄目だな。

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今日はこれしかできないかも。
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2011年1月13日木曜日

GoogleMap凄すぎる!

そういや、はじめトカルパにはsukuteというバス停から上がるという話だったのですが、降りた場所はそこよりもカトマンズよりのchehereというところだったんだ。
だから橋が見えなかったのかも・・・
と思って今確認したら・・・写ってる。
バスまで写ってます。
凄いぞ、やっぱり、GoogleMap

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河原のバス停に到着

カースト制のことなんかを考えて歩いているうちに、車の音もかなり接近してきているような気がします。それでも、まだ数百mはありそうなかんじです。標高にして。
道路脇を見てみるとこれがまた面白いのです。
石の下には土が残っていて、周囲は削り取られています。
雨の降り方なのでしょうが、これは面白いなと思いました。
面白くないですか?

道の角度によっては川が見えてきました。川の向こう側の段々畑の角度わかりますね?
これ何度だろう?もう崖に近いのです。
だから一段一段の幅が狭い。そこを二頭立てのウシで耕す技術ですよね。
まあ、この辺は手でやっている可能性も高いのですが。
いずれにしても猛烈な労力です。

さらに降りると「あ〜こりゃみえないわ」というものが。
GoogleMapで行く前に画像を見ていたのですが、川を渡る橋が見えず、密かにどうするんだろうとビビッテいたのですが、橋がありました。
吊り橋。長い吊り橋です。(まあ、これは面白すぎたんで、次の記事で(笑))

川の勢いはかなりのものです。ヒマラヤの雪がとけたものが水源ですから、十分わかります。
そして見た目は綺麗。
深さは猛烈ですね。これ、泳いで渡るのは無理だろうな。でもカヌーは絶対に面白そう。

家も見えてきました。
川沿いの家です。ここの畑は水も豊富でよさそう。
水田だろうか?その辺はこの時期はわかりませんでした。

近くでは、こんな綺麗な花もさいています。
標高が下がった分やはり気温が高いのかもしれません。
何の花かはわかりませんでした。

先ず一つめの橋を渡ります。
木の橋です。まあ低いし幅もそれなり。川の水量も問題なし。

渡ったところの川はこんな感じです。
見事な透明感。しかも冷たい。
でも、今までいた村の生活排水などが確実に流れ込んでいるでしょうから呑むのはやめておきました。

そして、バス停に到着です。
バス停といっても衝撃のバス停ですが。
続きは先ず
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ホントこれありなの?ってかんじです。

2011年1月12日水曜日

途中の生物やカースト問題

チョータラを超え、いろいろと見えてくるものがありました。
まず代表的なのが生物たち。
自分はもっともっと多くの種類の生物たちを見ることができると勝手に妄想していたのですが、そんなことがなかったのが大変残念です。
これは雨季にこなければいけないのだそうで、「フンコロガシをみたいんですが」という質問には「どうぞ雨季に来てください、いくらでもいますよ」ということで、その気になってしまうのです。
それでも、例えばくたびれた感じの蝶が道に止まっていたし

保護色全開のカマキリもいましたし

セイボウの仲間であろうと思われる蜂もいました。

花だってナス科?というような物も見られました。

それでも、とにかく降りることに必死な皆さんからどんどん離れて行くばかりなので、それなりに急がなければいけません。じっくり腰を据えて撮影できなかったのはちょっと残念です。
こんなことをしているうちに、前を行く人達とはこの位離れてしまっています。

かなり先に行っているのがわかるでしょうか?
そして面白いのはこの道路です。
車道がついているのはわかりますよね?
日本では貴重な片麻岩などの石をトレッドに合わせて敷き詰めてあります。
今の時期は大きな問題はないのでしょうが、雨季になると間違いなくこれがないと進めないのでしょう。

天然の舗装道路ということになりそうです。
車が入らないショートカット用の道、つまりもともと人間がつかっていた道はこんな路面です。

雨季になって、ここを猛烈な量の水が流れているのを考えると、日本人のバランス感覚ではきっと何度もこけることになるのだろうなということは、容易に予測できます。
フンコロガシを見たいという気持ちとのバランスをどう考えるかというのは難しい所です。

村にいる間はいつも青空でしたが、雲が出てきました。まあ、この雲だって見事に綺麗に見えるのです。
なんとなく近いのです。普通に日本で生活しているよりはずっとずっと近いのです。
下山したら天気が悪くなるのかもしれないなという気もします。
さて、家の様子が見えました。
ここではずいぶん古いミシンの修理をしていました。

これも日本じゃ見ない風景でしょう。すぐ買い替えなはず。
ミシンを使うような仕事の人達のカーストは低いのだそうです。
食肉業や鍛冶屋さん、そしてこのような縫製業の人達のカーストが低いというのはどの様なことでしょう。
実に生活密着型であるというのと、カーストの身分の関係を普通に考えるとわかりません。結局、カーストの高低というのは、上位カーストの人の勝手な論理でしょうから、馬鹿馬鹿しいことこの上ない話です。
それにしても、このミシンを直している人達の笑顔は底抜けに明るかったです。
昨日の夕方見せていただいた識字教室の村も低カーストの人達でしたが、本当に明るいのです。
生きる力を感じます。
しかし、このミシン。ここまで運ぶのも実に重たいだろうなと思いました。この辺が、低カーストのせいなのだろうとも思いました。

さて、眼下には川のようなものも見えてきました。
まだまだ下なのですが、他の音がないからなのでしょう、道路のクラクション、したに見えている学校からの声がすぐそこに聞こえるのです。
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さて、もうすぐ下におります。
ここからも衝撃シーンが。
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さよなら、トカルパ村

手芸教室の村からもう一度山を登り元のトカルパ村に戻ります。
いよいよ下山の時なのです。
この村からの眺めは格別でした。


一枚目の写真で、山と畑の雰囲気がわかるでしょうか。本当に広範囲に畑が広がっていますが、段々畑一枚の面積は大変狭いのです。それは急斜面に畑があるからなのである意味仕方のない事です。
ネパールの立地条件の特徴でしょう。
お世話になった手芸教室の会場になっていた家の遠景がこんな感じです。

自分達の後をヤギが追いかけてきていました。可愛いのです。でも、家の人達が必死にそれを追いかけていましたw
なぜか足取りは軽く、きっとこの高地に慣れてきたかなというかんじです。
登っている途中で、泊めていただいた家のお姉さんが隣村に帰る途中なのか、すれ違いました。

彼女とはわずか1時間ほどしか話もしておりませんでしたから、恥ずかしがって中々こちらに向かって手をふってくれませんでした。まあ、仕方のないことです。でも本当に利発そうな子でした。生物学の勉強をしているという事でした。一人で家を離れるというのは寂しい事なのでしょうが、頑張って欲しいなと思います。もし今度くる機会があったら、もう少しゆっくりはなしをしてみたいとおもいます。特にどんな環境でどんな装置をつかってどんな勉強をしているのかというあたりは気になりました。
上り詰め、今度は下山開始です。少し降りた所にトカルパ村があるのです。
荷物を預けておいた家にたどり着くと、おばさんが稗の脱穀をしている所でした。

効率が良い方法ではないのかもしれませんが、人のエネルギーしか使わないというのは、正しいような気もします。
今回、残念ながらこれを食べる事がなかったのですが、下山後にこれから作ったお酒を呑む機会がありました。これまたいろいろと考えさせられました。
荷物を受け取り、本格的に下山開始です。川まで降りなければいけないのです。
宿主になってくれた家のお父さんも見送りに来てくれていました。
学校隣の店のご主人は荷物を運ぶ係りとして下までおりてくださるのだそうです。申し訳ない気持ちでいっぱいです。まあ、もちろん自分は自分の荷物を持ちましたがね。
しばらくおりて振り返ると、村が見えてきます。こんな感じです。

車も通る道なので、植物などは土埃をかぶってしまい中々綺麗に写すことができませんでした。
あ〜ちょっと休みたいなというところに、チョータラが出てきます。水場もあってうまくできているなと実感させられました。

真っ暗な夜道を歩いた時、この場所を通ったのだそうです。全く記憶はありませんが。なんとか上がらなければと必死だったのだろうと思います。
ヤギの群れを小学校低学年くらいの子どもが世話しています。これだけのヤギを持っている家なのでそれなりの家なのだろうと思います。それでも働き手はこんな小さな子なのです。

そしてチョータラを使うべき人が上がってきました。
これ、すごいと思いませんか?
彼女休まないでグイグイと上がって行きました。凄すぎです。

肥料か燃料か飼料に使うのでしょうが、すごいエネルギーです。
日本だと絶対に車で運ぶはず。こういう所は見習うべきなのかどうなのか。
昔はこうだったのかもしれませんが、便利になったよねと片付けるべき問題でもないのでは?と考えさせられました。
日本だってネパールと同じように資源も何もない国なんだという自覚を持たなければいけないのかもしれませんね。
ネパールと違うのは食べ物すらない事です。
これ、前の日にお父さんと話をした時、話題になったのを思い出しました。
What can we do?ですね。食糧自給率40%ですよ。
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この旅行記まだ去年ですw

キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)

米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。 アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。...