2011年1月12日水曜日

さよなら、トカルパ村

手芸教室の村からもう一度山を登り元のトカルパ村に戻ります。
いよいよ下山の時なのです。
この村からの眺めは格別でした。


一枚目の写真で、山と畑の雰囲気がわかるでしょうか。本当に広範囲に畑が広がっていますが、段々畑一枚の面積は大変狭いのです。それは急斜面に畑があるからなのである意味仕方のない事です。
ネパールの立地条件の特徴でしょう。
お世話になった手芸教室の会場になっていた家の遠景がこんな感じです。

自分達の後をヤギが追いかけてきていました。可愛いのです。でも、家の人達が必死にそれを追いかけていましたw
なぜか足取りは軽く、きっとこの高地に慣れてきたかなというかんじです。
登っている途中で、泊めていただいた家のお姉さんが隣村に帰る途中なのか、すれ違いました。

彼女とはわずか1時間ほどしか話もしておりませんでしたから、恥ずかしがって中々こちらに向かって手をふってくれませんでした。まあ、仕方のないことです。でも本当に利発そうな子でした。生物学の勉強をしているという事でした。一人で家を離れるというのは寂しい事なのでしょうが、頑張って欲しいなと思います。もし今度くる機会があったら、もう少しゆっくりはなしをしてみたいとおもいます。特にどんな環境でどんな装置をつかってどんな勉強をしているのかというあたりは気になりました。
上り詰め、今度は下山開始です。少し降りた所にトカルパ村があるのです。
荷物を預けておいた家にたどり着くと、おばさんが稗の脱穀をしている所でした。

効率が良い方法ではないのかもしれませんが、人のエネルギーしか使わないというのは、正しいような気もします。
今回、残念ながらこれを食べる事がなかったのですが、下山後にこれから作ったお酒を呑む機会がありました。これまたいろいろと考えさせられました。
荷物を受け取り、本格的に下山開始です。川まで降りなければいけないのです。
宿主になってくれた家のお父さんも見送りに来てくれていました。
学校隣の店のご主人は荷物を運ぶ係りとして下までおりてくださるのだそうです。申し訳ない気持ちでいっぱいです。まあ、もちろん自分は自分の荷物を持ちましたがね。
しばらくおりて振り返ると、村が見えてきます。こんな感じです。

車も通る道なので、植物などは土埃をかぶってしまい中々綺麗に写すことができませんでした。
あ〜ちょっと休みたいなというところに、チョータラが出てきます。水場もあってうまくできているなと実感させられました。

真っ暗な夜道を歩いた時、この場所を通ったのだそうです。全く記憶はありませんが。なんとか上がらなければと必死だったのだろうと思います。
ヤギの群れを小学校低学年くらいの子どもが世話しています。これだけのヤギを持っている家なのでそれなりの家なのだろうと思います。それでも働き手はこんな小さな子なのです。

そしてチョータラを使うべき人が上がってきました。
これ、すごいと思いませんか?
彼女休まないでグイグイと上がって行きました。凄すぎです。

肥料か燃料か飼料に使うのでしょうが、すごいエネルギーです。
日本だと絶対に車で運ぶはず。こういう所は見習うべきなのかどうなのか。
昔はこうだったのかもしれませんが、便利になったよねと片付けるべき問題でもないのでは?と考えさせられました。
日本だってネパールと同じように資源も何もない国なんだという自覚を持たなければいけないのかもしれませんね。
ネパールと違うのは食べ物すらない事です。
これ、前の日にお父さんと話をした時、話題になったのを思い出しました。
What can we do?ですね。食糧自給率40%ですよ。
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この旅行記まだ去年ですw

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