2010年1月28日木曜日

ハウスボート周辺の朝

尋常ではない日程でちょっと仕事をしていました。さすがに2日連続の4時過ぎは効き目満点で、今日はそろそろ寝なければと思っています(笑)
こうやって写真を見ていると、ハウスボートでの時間の流れ方は実にリッチで優雅だったのだと思います。
さて、朝ご飯の前に、本当は良いのかどうかわかりませんが、ボートから下りて、本当のインドのなもわからない普通の町並みを散歩してきました。ほとんどの人が未だ活動していません。喧噪の国というイメージだったのですがそんなことは一切なくごく静かな町です。
 裏小路は舗装もされていなく、そしてゴミも落ちていないのです。決して美しくはありませんが小綺麗にしているという感じでしょうか。庭にはバナナやヤシの木が茂っています。

それでも朝早くから動き出している何人かの人と挨拶を交わし、しばらく行くと、比較的大きめの通りにでてきました。これがその様子です。
オートリキシャが止まっています。中には誰もいませんでしたから、きっとこの運転手さんの家がその辺にあるのでしょう。
その横の看板はインド共産党のものなのだそうです。識字率なども高く、教育にも力を入れているケラーラ州には共産党の人が随分多いのだそうです。この旗などは随分色々なところで目にしました。

町はまったく店なども開いていませんでしたから、早々に引き上げてきました。
すると近くの電線にこんな鳥がとまっています。
ツバメのような違うような・・・こちらを見ていますね。

ボートに戻ってしばらくすると、さっきの鳥が水浴びなのでしょうか?
水面を何度も何度も叩くように飛んでいました。
餌を採っている風でもありません。
朝風呂なのでしょうか?

人もこうやって朝風呂のようです。
入浴の様子は見事です。服を着たまま水の中にドンと入り、長い黒髪をバサバサと洗い、このようにタオルを髪に巻き締めて絞るのです。
こうやって先ず朝風呂から一日がスタートとするのでしょうね。
なんだかうらやましい時間の流れです。

#さ、さすがに限界です。本当はアップルの新製品が気になっているのですが寝ることにしよう。
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2010年1月25日月曜日

ハウスボートで一泊

ハウスボートで一泊することになっています。
何となく夕方になり、夕食です。日本の夜と違うのは一気に真っ暗になることです。街中ではないので、日本でもそうか・・・
それでも、ここでは定期船・・・というかバス代わりのような船もあるので、暗い中を平気で走っています。時々ヘッドライトを点灯しているようでしたが、よくまあぶつからないでいけるなと思いました。

こちらは、この後苦しむことになります。それはすでに前日からはじまっていたのですが・・・。ビールです。一人4本は呑むだろうなどといって頼んだのですが無理。クルーにもあげたのですがひどい目にあいました(笑)

外は静かです。本当に静か。そしてこんな所にまで電気が来ているのに驚かされます。電気料金は、インフラにもかかるわけでしょうが、どのくらい払うのでしょうね?こう言うのも知りたいなと思います。
静かな水面、限られた光源で綺麗に風景が映し出されています。これも感動的です。
そんなことを考えていると、やっと来ました。こう言うのを待っていたのです。いるんじゃないか・・・でもちょっと普通すぎるかな(笑)

ちょろちょろと出てきては壁を歩く虫を食べてくれていました。クルーは我々が嫌がっていると思ったのでしょうが、「いやいや、写真撮りたいんだよ」といって変な顔をされました。こいつらは何匹もいたのですが、このハウスボート内で繁殖しているのかな・・・と思っていたら・・・
そうらしいです。

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2010年1月22日金曜日

こちらもお昼ご飯@ハウスボート

地元の人たちも昼食ということは自分たちも昼食です。船は大変穏やかに進んでいますから、その中で食べるのかと思いましたが、どうやら停泊するようです。停泊する予定だった場所は先客がいるようで、残念ながら再度移動開始しました。そこは水田のすぐ横で楽しみだったのでちょっと残念でした。
その後移動した場所は、一軒の家の横です。そこには手こぎのカヌーのようなものが止めてあって、小学校3年生くらいの少年が遊んでいました。

泳いだりカヌーに乗ったりで、その操り方は大変上手でした。自分たちの船が止まると、すぐに陸に上がってきて、「penちょうだい、何か甘いものちょうだい」と言いに来ました。まあ、すぐにあげてもしょうがないでしょうし、どうせここには1時間くらいは止まっているのでしょうから、あとでもあげられるだろうと言うことで知らん顔しておきました。
自分らの昼食は当然カレーです。抜群にうまかったのはこのフィッシュフライ。

感動的なおいしさでした。これを船内でつくって、揚げたての物を食べられるというのはすごいです。若いスタッフなのですが、途中で歌声を交えながら調理していたのですが作品がこれですもんね。すごいすごい〜!
さて件の男の子は諦めて、それでも水の中にもぐったりしながらこちらの興味を引いていておかしかったです。こちらはフィッシュフライの方に興味があったわけですが・・・。
で、その家のお姉ちゃん登場。でも、はにかみやさんで、こっちをちらちら見ながら絶妙な距離をウロウロする感じです。

そういう方が何かしてあげたくなるもので、持っていた三色ボールペンをあげました。喜んで家に入っていきました。その後はなぜか洗濯を命ぜられたようで、一生懸命洗濯をしていました。これはひょっとしたら洗濯するところを見せてくれたのかもしれません。少年はタイミングを逸したわけですが、残念ながらもうすっかり諦めていて、ずっと川で遊んでいました。それはまた別な意味でかわいらしかったです。今度来るときには、ダイソーとかでたくさんボールペンとかを持ってきてあげようと思いました。あと甘い物と・・・
さて、昼食も終わり、動き出しました。先ほどの少年よりもずっと大きい・・・ひょっとしたら高校生くらいでしょうか、おなじように飛び込み、こちらに向かって手をふって愛想を振りまきまくっていました。それこそ、別に物が欲しいわけではなく、見て欲しいという感じなのかもしれません。手をふりかえして、カメラを向けると大変喜んでくれていました。こんな感じです。

そして、しばらくすすんでいくと、「そうか・・・さっきの魚はこうやって捕ってるの?」というシーンにぶつかりました。

投網と棒で水面を叩く追い込み漁です。こうやって捕獲した魚をあまり優秀とはいえない流通経路で色々なところに出荷するのでしょうか?それとも「地産地消」の極みなのかもしれません。別な町で市場を通過しましたが、正直「うっ」という魚の臭いです。新鮮さがないというか熟成が進んだというか・・・まあ、それでも加熱すれば良い訳ですからね。生でたべる訳じゃないんだし・・・
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2010年1月21日木曜日

ケーララ州の水田

アレッピーからのハウスボートからの風景は、まさに「ケーララ州」という雰囲気でした。ヤシの木がたくさんあります。これがケーララということらしいです。
識字率も高く、他の州と比較するとたいへん快適な場所です。
死ぬまでに一度は行きたい世界の1000ヵ所 アジア・アフリカ編
さて、出発したハウスボートからの風景は、たしかに「一度は行ってみたい」と思わされるようなものです。ヤシの木とバナナが両岸に見られ、その向こうには水田が広がるのです。

水田は日本と違って、青々としているところ、まだ水を入れていないところ、収穫したばかりの所・・・が入り乱れ、さすが南国という感じです。土壌さえ安定していれば、大量の収穫ができるのだろうと言うことは容易に想像できます。
機械類の音も全く聞こえず、まさしく別世界なのです。

丁度お昼に通りかかったところでは、水田で働く人たちが昼休みに向かうところなのか、この日の仕事が終わったのかわかりませんが、仕事をしていた所から、帰宅(?)するところでした。強い日差しを避けて仕事をするためなのでしょう。暑いのですが長袖、そして傘や日よけをうまく工夫しているのがよくわかります。畦というのがあるのかはこの写真からも実際の様子からもわかりませんが、確実にいえるのは「機械がない」ということです。まさしく人海戦術。おそらく雑草を取る作業などをしているのでしょうが、もの凄い数の人が水田内にいました。綺麗に緑色の葉を広げ、そして綺麗な水があり、サギなどの鳥がたくさんいる。そのサギなどを維持するだけの生物群が水田にいるということでしょう。
船が通っている水路と水田の間を徒歩で家か休憩所(見えませんでしたが、そんなもの)に向かう様子です。

これを畦と考えるかどうかは難しいところです。そして気がつくと思いますが、水路と水田の圧倒的な高さの違いです。これ、決壊するととんでもないことになると思うのですが、なんだか日本人的感覚からすると、大変な違和感でした。川は低いところを流れている感覚しかありませんから・・・どういう事なのでしょう?
ちなみに「家」といっても、そのあたりには見えません。どこに帰るのだろうという感じなのです。
船で帰る人もいるようです。船外機がついています。珍しいな。でも5名が乗っているのは手動です。でも対岸に渡ったところで家なんか見えなかったのですがねぇ。
水田のとてつもない広さわかりますか?

これが黄金色に色づいているときに見に来たいなと思いました。インディカ米の花や果実の様子も見てみたいです、いつか。
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2010年1月20日水曜日

自分たちには非日常でも・・・

アレッピーからのハウスボートの旅は、「死ぬまでに一度は行きたい世界の1000カ所」という本にも出ているらしい、優雅なバックウォーターの旅らしいです。
死ぬまでに一度は行きたい世界の1000ヵ所 アジア・アフリカ編
衝撃的シーンをずっと見てきたインドでそんな優雅な旅は成立するのだろうかと若干不安ではありましたが、宿泊したホテルのオーナーはやり手で、自分のハウスボートを持っているので、それでツアーを組んでもらうことにしました。3食ついておまけにスタッフは3人。部屋も2部屋あるので文句なしです。

実際に船に乗ってみると、たしかにこれは豪華だわという印象しかありません。ただ普段いつもバタバタして生活している人間にとって、それをすべて忘れて本当に心も体もゆっくりできるのかという自信はないな・・・と思ったとおりでしたけれど・・・
船はこんな感じです。室内などは撮影してこなかったな・・・あまりのすばらしさで撮り忘れです。
ここの水は大変美しい清流かというと全くそんなことはなく、むしろあまり綺麗な方ではないという水でしょう。ホテイアオイが一面を埋め尽くしているくらいですから。

まあ、花や葉は大変美しいのでそれで良しということにしたいと思います。臭いもそれほどなく、波や流れもあまりなく大変穏やかな出発になりました。
しかし、船は借り切った物の、この状況すべてを借り切ったわけではありませんから、同じようなスケジュールで出発する人たちが溜まっていて、こんな感じです。これは若干テンションを下げてくれました(笑)

排気ガスはきまりがあるのかすべて一度水中にはき出しているような感じ。水にとける有害物質は溶かしてしまえという感じでもあります。水をフィルターにしている感覚です。それでも、周辺の風景はゆっくりと流れ去り、時間の流れや音は陸上のそれとはまったくの別世界。

これ、道路を歩いていてあったら大変恐ろしかっただろうなという、なんだか牙を剥き荒れ狂っているイヌなども見ることができました。
自分たちにとっては非日常なこの場所も、こうやって地元の人にとっては日常の生活場所。

こうやって生活している中で非日常を感じている複雑さがまたインドなのかもしれません。それにしても、この手こぎのカヌーを操るテクニックはすごかったです。ほとんど沈んでるのに・・・
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インドのその辺の小動物

多くの人があまり気にしないようなシーンに目がいってしまうのはどうしても仕方がないことのようで、今回もまた多くのインドの人に「あんた、何してんの?」的な目で見られましたが、いつものことなので良しということで・・・
まずはあまり見かけないネコ。

インドでよく見るのは、まず「イヌ」。今回は仕事をしているイヌ、飼われているイヌも見ましたが、それはあくまでも相当レアケース。まず、仕事をしているイヌはどうやら麻薬犬。ラブラドールレトリバーとシェパードでした。見たのは空港とホテル。泊まっていたホテルにイヌと低いところを見るような鏡を持った警官が出入りしていました。
他には、その辺から捕まえてきたようなイヌを飼っている人、明らかに高そうなイヌを飼っている人がごく少数いたことくらいです。それ以外は100%野良犬。驚く数です。
ところが、ほとんど見かけないのがネコ。なぜなのでしょう?わからないのですが、本当にネコは見かけません。
数少ないネコはこんな感じ。別にどって事ない、普通のネコでした。仕草も同じ。やっぱりネコ。
そして、気になるのがカラス。

どこでもカラスは嫌われ者で、ゴミあさりなどをしていました。まあ、日本のと違ってツートーンで若干小ぶりではありますが、声も似たような感じだし仕草はほぼ同じ。でもこれはヤシの木に飛んできて、なにかわかりませんがやっていました。何なのでしょうか?見ているとなかなか面白いのですが、それこそこいつらにカメラを向けていると「あんたこんなの珍しいの?そんなら自分らと一緒にとろうよ」見たいな視線を感じます、人間から。
その辺の葉には色々な物がついています。これはハチの巣。

これは随分目立ちますよね。なかなか面白かったですが、ハチはいなかったです。アシナガバチ系の巣ですよね。カマキリの卵とかもありましたが、残念ながらカマキリにはあえずじまいでした。こういうのに遭遇するにはやはり雨期なのでしょうか?でも、なかなか勇気がわきません・・・。
最後に定番のアリ。

何となく透明感のあるアリが、木の幹を大量に上ったり降りたり。せっかく写真を撮ろうと思ったのですが、木を揺らした人がいて、時間との関係でこんなのしか撮れませんでした。残念。その時に潰されたアリを運んでいるのかもしれませんね。
他にもたくさんありますが、とりあえずはここまでにしておきましょう。
糞の写真とかサルの写真とか変な物がたくさんあります(笑)
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2010年1月19日火曜日

新旧入り乱れるインド

バックウォーターの旅に出るため移動したアレッピーの街。
ムンバイからコーチンまでの飛行機がやっととれたので、お金はかかる物の時間的効率は大変よかったです。
ただ、コーチンからアレッピーまでのバスはもちろんローカルで、エアコンなしで激混みの、さらに窓もないというものです。

逆に「排気ガスの問題」などを考えなければ、車ってこんなに使い込むことができるんだよなと反省させられるような状態なのです。
今は乾期でしたから、雨には一度しか当たりませんでしたが、このブラインドのような物しかないインドのバスに雨期に乗るとどのような展開が待っているのかを容易に想像することはできません。
そして夕方の街の様子はこんな感じです。まあ、夕方なので激混みという状況ではありませんが、やはりそれなりの「活気」を感じ取れるような気がします。

整然さは一切なく、なんともいえない色々なものが入り交じった活気なのです。
不思議だなと思います。それこそ、「もうだめ・・・」となってしまう人はたくさんいるでしょう。雑然さ・騒音・ほこり・臭い・人・車・犬・ゴミ・・・そして視線です。
交通ルールは基本的には一切なし。大きな車、高級な車が最優先。クラクションは鳴らすためにある。自己主張するのが前に進むための唯一の方法。そんな感じで進む車の間を、「俺は、今、どうしてもここを渡りたいんだ」と言わんばかりに車道を横断する人。
そんなのが本当に入り乱れているのです。もちろん、自分らも、なれているのですぐにそのような歩行状況になり「インドモード」といいながら、「インド流交通ルール」を実践するしかないわけですが・・・。
でも、朝はこんな感じ。残っているのはほこり・臭い・犬・ゴミくらいです。

逆に「食べ物がない・・・」と焦っていました。お腹が減っているのですが、それらしき店はなく、途方に暮れてしまいました。
それでも、静かな時間帯もあるのだと言うことを認識して、ちょっとホッとする瞬間でもあります。そして、この路上のゴミも、もう少したつとこれを処理する人たちが現れ、木の枝を束ねたほうきのような物であつめて、少しは綺麗になるのです。
それをみて、「そうだよな、自分たちがゴミ捨てなきゃいいんだよな」と誰も思わないのかが不思議なくらい、綺麗になるのです。
それでもまた、だれもが驚くほど簡単に、そして驚くほど何でもポイポイすてるのです。エレファンタ島に向かった船では、赤ちゃんから紙おむつをはずしてそのままポイ。一瞬「は?」って思いましたが、インドの人にとっては、ここはインドの海なのだなと言うことです。つながってるんだぞ!全部って気分でしたし、赤ちゃんの時からこうやって育てられればそりゃ捨てるさな・・・とも思ってしまいました。
このアレッピーの街には、新しい風も感じました。

それはこんな感じのスーパーマーケットがあることです。
夜遅くまであいているのです。まあ、そんな時間にフラフラで歩いている場合ではないのですが、気になって入って買い物してきました。
客層はやはり・・・というような感じ。売っている物はごく普通。魚と肉だけはない感じでした。卵はなぜかアヒルとウズラのみ。なんだか面白いな〜とおもいましたが、日本と何も変わらないレジスターなのですが、買った商品はノートパソコンで打ち込むという妙な状況で、随分長い列ができていました。フルーツとボトルの水を買って、レジに並びお金を払いましたが、「おつりないから細かいのは良いわ」的な会計でした。え?ってかんじでしたがまあラッキー。そして年末年始セール的な抽選をやっていました。もうここに来ることもないでしょうから、ちかくの人に「これ、自分らいらないのですが使いますか?」といって渡すと大喜びされました(笑)
そして、気になるのはこの☆のつるしかた。結局インドで見た星はすべてこのようにぶら下げられていました。
これもまた文化の違いなのかもしれません。
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それでも、アレッピーはなんだか随分ホッとする街でした。
大都会ではないからなのかもしれません。
また行って、しばらくいても良いかも・・・と思うような街です。

キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)

米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。 アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。...