2010年1月19日火曜日

新旧入り乱れるインド

バックウォーターの旅に出るため移動したアレッピーの街。
ムンバイからコーチンまでの飛行機がやっととれたので、お金はかかる物の時間的効率は大変よかったです。
ただ、コーチンからアレッピーまでのバスはもちろんローカルで、エアコンなしで激混みの、さらに窓もないというものです。

逆に「排気ガスの問題」などを考えなければ、車ってこんなに使い込むことができるんだよなと反省させられるような状態なのです。
今は乾期でしたから、雨には一度しか当たりませんでしたが、このブラインドのような物しかないインドのバスに雨期に乗るとどのような展開が待っているのかを容易に想像することはできません。
そして夕方の街の様子はこんな感じです。まあ、夕方なので激混みという状況ではありませんが、やはりそれなりの「活気」を感じ取れるような気がします。

整然さは一切なく、なんともいえない色々なものが入り交じった活気なのです。
不思議だなと思います。それこそ、「もうだめ・・・」となってしまう人はたくさんいるでしょう。雑然さ・騒音・ほこり・臭い・人・車・犬・ゴミ・・・そして視線です。
交通ルールは基本的には一切なし。大きな車、高級な車が最優先。クラクションは鳴らすためにある。自己主張するのが前に進むための唯一の方法。そんな感じで進む車の間を、「俺は、今、どうしてもここを渡りたいんだ」と言わんばかりに車道を横断する人。
そんなのが本当に入り乱れているのです。もちろん、自分らも、なれているのですぐにそのような歩行状況になり「インドモード」といいながら、「インド流交通ルール」を実践するしかないわけですが・・・。
でも、朝はこんな感じ。残っているのはほこり・臭い・犬・ゴミくらいです。

逆に「食べ物がない・・・」と焦っていました。お腹が減っているのですが、それらしき店はなく、途方に暮れてしまいました。
それでも、静かな時間帯もあるのだと言うことを認識して、ちょっとホッとする瞬間でもあります。そして、この路上のゴミも、もう少したつとこれを処理する人たちが現れ、木の枝を束ねたほうきのような物であつめて、少しは綺麗になるのです。
それをみて、「そうだよな、自分たちがゴミ捨てなきゃいいんだよな」と誰も思わないのかが不思議なくらい、綺麗になるのです。
それでもまた、だれもが驚くほど簡単に、そして驚くほど何でもポイポイすてるのです。エレファンタ島に向かった船では、赤ちゃんから紙おむつをはずしてそのままポイ。一瞬「は?」って思いましたが、インドの人にとっては、ここはインドの海なのだなと言うことです。つながってるんだぞ!全部って気分でしたし、赤ちゃんの時からこうやって育てられればそりゃ捨てるさな・・・とも思ってしまいました。
このアレッピーの街には、新しい風も感じました。

それはこんな感じのスーパーマーケットがあることです。
夜遅くまであいているのです。まあ、そんな時間にフラフラで歩いている場合ではないのですが、気になって入って買い物してきました。
客層はやはり・・・というような感じ。売っている物はごく普通。魚と肉だけはない感じでした。卵はなぜかアヒルとウズラのみ。なんだか面白いな〜とおもいましたが、日本と何も変わらないレジスターなのですが、買った商品はノートパソコンで打ち込むという妙な状況で、随分長い列ができていました。フルーツとボトルの水を買って、レジに並びお金を払いましたが、「おつりないから細かいのは良いわ」的な会計でした。え?ってかんじでしたがまあラッキー。そして年末年始セール的な抽選をやっていました。もうここに来ることもないでしょうから、ちかくの人に「これ、自分らいらないのですが使いますか?」といって渡すと大喜びされました(笑)
そして、気になるのはこの☆のつるしかた。結局インドで見た星はすべてこのようにぶら下げられていました。
これもまた文化の違いなのかもしれません。
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それでも、アレッピーはなんだか随分ホッとする街でした。
大都会ではないからなのかもしれません。
また行って、しばらくいても良いかも・・・と思うような街です。

キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)

米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。 アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。...