2009年6月23日火曜日

キバノコデマリ・・・

北海道に梅雨はないといいますが、本当にそうだろうか?と思う日にちが年々多くなっているように感じます。
そんな天気でしたが、試験前で部活動もないということで、4月に連絡をいただいていてずっといけずにいた母校へお邪魔してきました。
諸般の事情から出てきた骨格標本をいただけることになっていたのです。
久しぶりの大学ですが、今のご時世を反映して、教員免許更新講習を展開していました。
大学の教員も絶対に加重負担です。もちろん教員にもです。
そのせいなのか、学生達の姿は本当にまばら。どうしてしまったのだろうという雰囲気でした。
懐かしい校舎を歩いて自分らの部屋のあった棟に進みます。
担当していただいた先生の懐かしい文字も見つかりました。
昔は暗室で写真を印刷したよな〜と懐かしくなるような指示でした。
デジタルデータでの提出とか、サイズを小さくするようにというような細かい指示も出ていました。
そして階段を上って研究室へ。
本当に学生達はいません。なんだか妙な感じでしたが、研究室には「在室」の表示。
ノックして入ると、全然変わっていない先生が。
アレ?どうしてだ?こっちはすっかり老け込んでいるのに・・・(笑)
新しい施設を見せていただいたり、もちろん標本をいただいたりでした。
そして、カメラの話題になりました。
学生用のカメラも準備しているそうです。しかも自腹で・・・
なかなか使いやすそうなカメラでした。こういう話しを聞くと、やっぱりまた頑張らなきゃなと思うのと、頑張れ若者!早く気がつけよ、学生生活を充実させなきゃ後悔するぞッてことに・・・と思います。
後にも行事を控えているということでしたから、失礼しました。
で、駐車場で見たのがこの花。
キバノコデマリです。
どう考えても学生時代にあったのでしょうが全然気にしていなかったよな〜と、今の学生達のことはもちろん全くいえない自分の事を思い返すのでした・・・(笑)

小さな花が集まって、球状の綺麗なボールを作っています。
そしてこれもバラ科。ナナカマドとかの花に似ていますね。
どうしてこんな形になってきたのだろう?何かメリットはあるのだろうか?と気になります。
植物の授業をすると、「花は何のために咲く?」という質問に「人の心を和ませるため」という答えが出るのはあながち外れていないよな・・・と思わされます。

天気が悪く、風も強かったですが、粘って撮影してみいました。
たくさん集まって咲いているのですが、雄しべや雌しべの状態、花粉の状態はみんな違っていて個性的。そんなことにも気づかせてくれますねぇ。
こういう身近なところで、そして学生のうちから気合いで撮影していけばもの凄く腕を上げられるのだろうな・・・と思うのですがどうでしょうかねぇ。
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1873年に来ました

こんな風に自己紹介しているのではないかと思われる程、北海道の山々に入り込み、随分活用もされているのが「ニセアカシア」と呼ばれる植物です。
日本語の本名は「ハリエンジュ」。北米原産の大きなマメ科の植物です。
花を天ぷらにして食べたりするようですが、多くの人にはハチミツの蜜源として使われているというのが印象的なのかもしれません。
マメ科ですから根粒菌と共生することから、貧相な土壌でもしっかり育つことができる反面、高木科する割に根も浅かったりで別な問題も多いようです。

昨日の夕方に撮影した物で、接近したショットではないのですが、山の白っぽい部分がニセアカシアの花。非常にたくさんの花を咲かせていることがよくわかります。
もっと紹介するのに良い場所もあったのですが、車の関係で無理でした。
これほどまでに繁茂してしまった生命力の強いニセアカシアを、人間の都合で「要注意外来生物リスト」に入れました。2006年です。
「別途総合的な検討を進める緑化植物」ということで、伐採も検討されているようですが、養蜂業者の方々にとってはこれまた死活問題。
人間がその当時それほどあまり考えずに導入して、この地に適応してしまった物は、そう簡単に排除するというのはできないのではないでしょうかね?
昭和新山に登ると、標高の低い部分の緑化されつつある場所の優占種はこのニセアカシアでした。その鋭い棘で歩くのに難儀するほどの繁茂ぶりです。
なかなか難しい物ですね。
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ニセアカシアの花の匂いを嗅ぐと、もうすぐ夏だよな・・・と思います。
今日の凄い雨で、その花は随分下に落下していました。

2009年6月21日日曜日

可愛いベニシジミ

落ち着きがないのでなかなかピント合わせが大変ですが、サイズが可愛いベニシジミ。

幼虫の食草はタデ科のヒメスイバだそうですから、まさに「たで喰う虫も好きずき」の昆虫の一つですね。
こうやってみると、案外後翅の付け根が毛深いなと思います。
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ここはレストラン

セリ科の野草は小さな花を一気にたくさん咲かせて、まるでレストランのような状態です。
色々なコンチュウたちが集まるのです。

まだ時期が早かったせいかここにはアリしか来ておりませんでしたが、何とも見事な花の差切符理であることが、こうやって拡大してみるとわかります。
この花が大量に集まって、その大量に集まった物がさらに大量に集まって・・・という感じですから、何ともいえない雰囲気をつくりだしています。
ただ、それも「くわしく見ると」わかることで、何となく見ていれば「あ~白っぽい花が咲いているな」で終わる訳なのですが・・・
こう見ると、なかなかおもしろい観察対象です。
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2009年6月20日土曜日

こんなところで食物連鎖

ちょっと驚いたシーンがあります。
何気なく道路脇に咲いている野菊に目をやると・・・

これだと、撮影をすることもないような対象だったのですが、近くの花を見てみると、なんとこんな事になっていました!

2009年6月19日金曜日

めちゃくちゃ長い足・・・

ガラスにとまっているガガンボをみて一瞬驚きました。

猛烈に長い足だと思いましたが・・・クモの巣でした。
ちょいと驚きましたが偶然このような位置にあったんですね。
こんなに長かったら、使いにくいでしょうねぇ(笑)
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ルピナスとセイヨウオオマルハナバチ

ノボリフジともいわれているルピナスが綺麗な花を咲かせています。
あまりにも綺麗なので接近してみると、そこには蜜や花粉を集めに厄介者とされているセイヨウオオマルハナバチが集まっています。そこでは、花と昆虫の巧みな駆け引きが見られたので記録として残しておきます。
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キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)

米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。 アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。...