千歳市内には色々な川を流れていますが、一番大きな川は北海道で一番長い石狩川支流の千歳川。この川の水源は支笏湖です。
サケの孵化場や、(基本)サケに特化した水族館などもあるほど、時期になるとサケの遡上がある川です。
水産資源としてのサケですから、一定期間は捕獲されます。採卵のためです。そこで登場するのがインディアン水車です。
しかし、遡上数も減ってきたところで撤去されるのですが、当然そうなると自然に遡上が見られます。
さらにその支流のナイベツ川にいってきました。本当はワシを撮影に行ったのですが、「あ、いる」と思って車を駐車できるところまで持っていって、歩いて向かうと・・・いなくなった・・・ということが原因なのですがね。
バシャバシャとサケ数匹がうごめいています。やっぱりいるんだなということで、向こう岸に渡ってみることにしました。
橋の下を通って上流に向かいますが、その橋の先に白っぽいものが。浅瀬にいるサケですね。
ずいぶん魚体も傷んでいますが、繁殖のための本能の力を実感させられます。
近づいてみるとまだ生きています。でもほとんど動きません。
体表の色も変色していて、なんとも痛々しい感じです。
これをみると、下流で捕まえられたサケたちには申し訳ないなと思います。難しい問題ですね。
でも、この死んでしまったサケが川の環境を豊かにしているのですが「気持ち悪い」というクレームもつくようなので悩ましいことですね。
こういうのを理解していかなければ、生態系の維持って簡単にできないような気がします。だって腐乱臭がするわけでもないですからね。野鳥類が啄んで(カラスもですよ)、水中の生物たちが食べていくだけだと思うのですがどうなのでしょうね?