以前、前ブログ時代に「7人に1台配備の脅威」について書きました。2021年度から文科省の旗振りでGIGAスクール構想として、一人一台の端末を持たせて、学びの環境を充実させるということになっています。
近隣の市町村で整備がはじまっている中、千歳市は動きが見えずこりゃ偉い事になりそうだと思っていたらやっぱりなって感じです。
自分が赴任してから7年間。はやく校内のwifi環境を整備してくれと要望を出し続けたものの、セキュリティーがとか言い続けた市の連中にイライラしましたが、それこそ「人間って自分中心に考えがちだからな」って我慢してきました。
だって、自分の前任校では、iPadのFaceTime使ってオンラインで交流授業やりたいからwifiとiPadかってくれって要望したら、教育長が飛んできて「それを待ってたんだよ、時代はそうなるんだから」って言ってくれていましたからね。そして実際に弘前大学付属中学校と交流授業をやらせてもらって、随分面白い展開をできたように思っています。
中二の校外学習では、町内の商店などに「町に来た人に割引クーポンを発行して!」と交渉し、自分たちでQRコードを組み込んだマップを作って札幌市で配布しまくるという企画をしました。割と双方向的で、こんな感じになってくぞ世の中って話をした物です。まあ、今からもう9年も前の話です。
協力してくれた店舗にはこんな町の風景を使ってカレンダーなんかのプレゼントもしました。
千歳市は防衛省からの様々なサポートを受けていて、早々に電子黒板は導入されました。それなのに成績が思うように上がらんと文句も言われていましたが、だってそんな簡単に上がるかよって話にしかならないのですが、平気でそんな話が出てくるのです。そして長期休業中には全教員を強制的に「電子黒板活用講座」的なものに参加させ、失笑・・・的な研修を受けました。
周囲の市町村はそんな状況を眺めつつ、wifiを含めて、コンパクトな電子黒板の類いを次々導入してきました。すると、それこそGoogleMapやYoutubeの動画なんかも見せられるでしょうし、それこそ交流だって可能です。
千歳市はwifiも有線もないので教員が個人でポケットwifi的なものを準備し、中には自分のスマホを電子黒板に移して授業しているさなかに、メッセージが映し出されて赤面・・・なんてこともあったようです(爆笑)
で、時代はGIGAスクール構想。心配していた事が現実の物になったようです。
3/17の教育新聞。
1812自治体のうち、22自治体は納期が8月以降。次年度内に納品になる予定って聞いていたので、ん?千歳??って思ってドキドキしてスクロールしていくと、まさかのこんなデータ。
「やっちまったな〜」(クールポコ風)。「男は黙って紙と鉛筆」ってことでしょうね。
終わってます、全く。
そして今日のセキュリティーポリシーだと、Gmailやチャット機能などを徹底して排除予定。
もうそんな時代じゃないでしょう。あんたら大人はそんな感じなのかも知れないけれど、デジタルネイティブ世代にはデジタルデバイスは文房具よ。そうなると、ちょっと新しいの買ったんで色々使い方考えてよ!悪い事すんなよ!で行くしかないのです。
「スケッチブック買ってあげたよ!7人1冊ね!けんかしないでね!あ、そうそう、スケッチブックって色々できるけどさ、ぜったいに鉛筆でしか書いちゃダメだよ!絵の具は消せないしね。一番大切なのは書いたもの他の人に見せたり、他の人のも覗かないでよ。そして大切なのは相談とかしないで自分だけでやるんだよ」ってイメージで良い?
少なくても、千歳市の小中学生は、22/1812 の自治体にコントロールされるのでなんとも残念な感じってことですね。
春にあの謎の休校で慌ててデジタルデバイスを購入した家庭が多いです。本当にもうBYODしかなくないでしょうかね?それで人口カバー率がきっと2人に一台くらいまではいけるような気がするのですがどうでしょうね?
7人1台ってどうやって使うイメージがありますかね?皆さんは・・
柔軟な発想での行動が迫られていませんかね?
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