昼頃メインバザールに到着して、雑踏の中を通った時、自分たちは確かに飢えていました。
ビスケットや揚げパンしか食べていなかったからです。
そんな時、目の前に現れたのはうまそうなグリルチキン。
こういう視線をインドの人たちは絶対に見逃しません。
「食べていって、スパイシーじゃなくておいしいよ」
という声かけが。
「いや、チェックインしてから来るわ。」
「絶対に来るか??」
「食べたいからね」
という展開でホテルにチェックイン、そして移動手段の手配をしました。
すべて終了して、メインバザールの市場も見て、満腹で帰ればいいものを
さっきのは昼ご飯だという食数のみのカウントで「夕食を食いに行こう!あの店でチキンだ」
ということになりました。
そうです、約束を守って行ったのです。
と・こ・ろ・が・「もうチキンがない」とか言い出すんです。
おまけにスピーカーから音がガンガン。
ちょっとうるさいなと思っていたら・・・
すると中からお兄さんがでてきて、さっきの客だと気付き「いいよどうぞ!」と店内二階へ。
音も小さくしますって・・・なんかすみません。
で、メニューを見てモモ発見。先ほどのかっこいい店では「モモなんて露店で頼めよな」
とか言われたので、この店で食べてやるとオーダー。
さらに、約束通りチキンもfullでオーダー。一羽です。
そしておきまりのkingfisherも。
するとお兄さん、「ん~わかった、買ってくるわ。じゃあ問題あるんで3階に上がってくれ」
ということに。そうなるんですよね、インドって。こそこそ飲まなきゃダメなのです。
3階に上がって待っていると、モモ、チキンが登場。
しばらくしてからお兄さんがニヤニヤしてポケットの中にkingfisherを仕込んで登場。
どこかで買ってきてくれたんですね。
ありがたいことです。
さっき買ったココナッツもつまみとしていただきました。
そして、先客としていた欧米系外国人も自分らのkingfisherみて「ビールあるじゃん」
となってオーダーしていました。
最後会計の時に、「俺はわざわざkingfisher買ってきたんだよ、あんたたちのために。偉いよね?」ときたので、若干多めにチップを置いて超満腹になってホテルに帰って寝たのです。
先ほどの会社の人との打ち合わせで、翌日のスタートはそれほど早い時間じゃなくなったのです。
なぜならどう考えても濃霧で、走るのが危険だからという理由でした。
この後、何度も「濃霧の恐ろしさ」を痛感するのです。