今週金曜日、子豚の解剖をします。何の根拠もなくやってももちろん何の意味もありませんから、まずは農作物や家畜の話をしました。
以前テレビ番組の番宣で「鶏肉って何の肉?」って響いてきていて、「何それ?そんな質問成立するのか?」って思っていましたが、案外成立することがわかって驚いていますw。
まずは、この二日間(午前中だったので、多くは4食)で、どんな農作物や家畜由来の物を食べたのかを思い出してもらいます。
思い出せないという子もいますが、多くは順調に進みます。北海道だとまだ「山菜」なんてありませんから食べている植物は軒並み「農作物」になります。
問題は動物。ここで「家畜って?」ってなってました。
「サケ」を食べたけど「サーモン」だと養殖してるんで・・って話になっていきます。さらに食糧自給率の話やらなんやらで、なかなか面白いです。
ところが、肉の話になると「ん?結局チキンってなんだ?何あの鳥?」ってなっている子もいました。
さらに、ニワトリの卵の話から、産卵ペースが落ちたら廃鶏になるという流れから、ほぼ誰もが「それが鶏肉」として売られていうと思ってしまうのです。
いやいや、それはない・・・そこは勘違いや。そんなに都合良くできていないんだよね。
ではブタは?イノシシの改良種。で、イノシシは北海道にいない話をするとやっぱり「え?いないんですか?」からスタート。
イノシシの生活やサイズ感を知ってもらって、「街に出てきてニュースになる」のがいかに大変なのかを知ってもらいました。
調べてみると、体重、走る速さ、牙の高さ、垂直跳び・・・もう絶望的です。
その次が「イノシシを飼うとして、どんなイノシシに品種改良していきたいか?」を確認しました。
*おいしい *おとなしい *食べるところが多い *できれば乗れるw
ってなってくるのですが「早く成長する」とか「たくさん子どもを産む」という視点にはなりにくかったです。
今回提供していただく子豚たちは「圧死」したものです。多産故の事故だと思うのです。その辺の話をしてからでなければ伝わる物も伝わりませんよね。家畜化の弊害の一つとも考えられるわけですからね。
すでに子豚はスタンバイできています。今回はどうやら学年で3名ほどが辞退するようですが、せっかくなら有意義な時間になって欲しいなと思いました。
ちなみにイノシシとブタはこんな感じで繁殖も可能です。イノブタ。
イノシシとブタが実は同じって話になりますよね。
そして今回もこの形にできれば良いのですがね・・・
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