先日、節分の日に、毎日学校でやっている「体調チェック」のシートでアンケートを実施しました。
大人の感覚だと、節分は豆まき、北海道では殻付きの落花生。そんなイメージでした。店にはこの時期になると「鬼のお面つき」でそんな豆が売られています。なかなかうまくやるもんで、小さなプラスチックの袋に入れられた豆菓子も売られているので、「合理的!後から物陰で発見された落花生を食べる北海道人」以上に合理的だったりします。
そんな合理性と商業主義が入り交じって、元来あった文化が変化したり、ひょっとしたら消滅までしてしまうんだろうなと思ったりするのです。
いつからなのか明確にはわかりませんが、北海道にも「恵方巻き」という文化が浸透しはじめ、なにも自分で作れば良いものを「買ってくるか、作るの大変だから」ということで売られている「巻もの」を購入するのが浸透。
結果、需要と供給のバランスがおかしくなり、大量の食品廃棄に直結しているという社会問題にまで発展してしまったりもしています。
そんな恵方巻きですが、じわりじわりと浸透しきったようで、何と今回のアンケート結果はこれでした。
豆まきをしているうちは恵方巻きも食べていて、約3割。もう完全なるイベントになっています。
ところが、恵方巻きを食べただけというのが45%。約半分が「豆まきはしない」ということです。
なんだか「うまくいったな!」とほくそ笑んでいる人もいそうですが、そもそも豆まきの起源もどんな感じなのか気になってきます。
Wikipediaで「恵方巻き」を調べてみると、仕掛けをうまく作ったのがセブンイレブン。
そしてやっぱり
「実際に恵方巻を食べるか」についての地域差は大きく、2008年12月後半にアイシェアが行った調査では、関西・中国・四国にて「実際に食べる」が半数以上占めたのに対し、関東では6割が「食べない」などの結果が出ている
ということなので、北海道で本格化してきたのはこの後。
2011年の調査結果:節分行事で何をしたか聞いたところ、「恵方巻きを食べた」との答えが48%、「豆まきをした」との答えが44%となり、恵方巻を食べたと答えた人が豆まきをした人を上回り、全国規模の行事として定着したことを示した。
ということで、この辺から圧倒的に浸透してきたんでしょうね。
そして自分の勤務先がこれ。ここから10年経過して完全に逆転現象。そうなると、豆に付いている鬼のお面はどうしてるのかが気になりますね(爆笑)。
そして気になっていた「ロールケーキ」
2007年にはセブン-イレブンから「丸かぶりロールケーキ」を発売。2011年には「不二家」も恵方巻きロールを発売。
またセブンイレブンかよ。
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