トリカブトは、かなり毒性が強い植物で有名です。春の段階では特徴的な花がありませんので、ヨモギの葉などと勘違いされて食され、問題になります。
ちょっと枯れかかっていますが、こんな葉です。
どうやら、カタツムリは食べても問題にならないようです。いや、それとも食べていないのかな・・・
花は大変美しく、この形状が鳥兜の語源になっているわけです。舞楽などに使われる装飾品です。
確かにこの複雑な形は見事という感じ。
白いのもありますが、これは典型的な紫色です。
この右端の薄緑のが蕾です。順に咲いて行く様子がわかります。
正面から見ると、花の内部がわかります。
この蜜が混入した蜂蜜を食べるのもまずいらしいです。まあ割合によるのだとは思いますが。
面白いのはやはり「ハチ」には無毒であるということですね。でなければ受粉等もできないわけですから。
そして花が終わったら果実です。
こんな感じの果実ができます。
毒があるということはうまく使って漢方薬にも活用できるということになります。
その名は附子。素人は手を出してはいけませんよね、死にますよ。
このトリカブトの汁を毒矢に使ったというのも有名な話です。怖い・・・