1986年、「は(8)し(4)」の語呂合わせから、宮崎市の湯浅利彦さんの提唱により、橋の日実行委員会が制定。郷土のシンボルである河川に架かる橋を通し、ふるさとを愛する心と河川の浄化を図ろうというものだそうです。
そんな大切な日なのに、記録的大雨で、橋が流される場所も。
ここ数年、どこかで「過去に経験のないような豪雨」というのが起こっていて、もう今までの「日本の気候」とは状況が違ってきているなと思います。今回は山形県・石川県・新潟県などがひどいことになってしまいました。
山形県の橋(鉄橋)がこんなことになってしまっています。
そもそも「橋」は、河川・海峡・他の交通路等の上をまたぎ、道路・鉄道等を通すための構造物のことです。
使用目的で考えると、道路橋・鉄道橋・人道橋・水路橋・ガス管橋等に分けられます。そして、材料によって木橋,石橋,コンクリート橋,鋼橋,軽金属橋等に分類されます。
この写真を見るとどうやら「鋼橋の鉄道橋」ってことでしょうね。米坂線を調べてみると、山形県の米沢市から新潟県の村上市にある坂町駅を結ぶ90.7kmらしいです。
橋などが関係していそうな事故などはこんな感じ。
1926年に開業して、今までの中で、豪雨でどのくらいなのか調べてみました。
1940年3月に荒川橋梁が雪崩で崩壊し機関車が落下。
1967年8月に集中豪雨で橋梁が9ヶ所流出。
2004年7月に豪雨で土砂崩れ発生。
2005年3月に雪崩で橋桁の一部に亀裂で1ヶ月運休。
2013年7月大雨での土砂流出で運休。
2014年7月大雨で運転見合わせ。
2022年8月大雨で鉄橋が崩落。
つまり二つのことが見えてきます。
まずはおそらく風光明媚な川などが流れる山中を走っているのだろうということです。そのためには橋やトンネルは必須なはずです。
もう一つは、やはり最近の気候の状況がおかしいなということでしょう。さまざまな技術革新がなされているはずなのに、大規模な運休が頻発していることからです。
なるほどこういう場所ですもんね。
乗降者数のグラフを作ってみるとこんな感じです。
人数は厳しいですね。これってJR北海道だとあっという間に「廃線」になりそうです。
同じようなグラフを作ってみるとこんな感じです。(縦軸も横軸も違いますので要注意)
緑の線は函館線の「長万部ー小樽」間です。人数はほぼ同じ。営業キロは140kmなんでかなり長めです。
上空からの図だと
同じように山の中がほとんどです。何度も川を渡るのも同じです。そしてこの函館線の区間は廃線が確定しています。全く止まらないし、地表にもほとんど出てこない北海道新幹線が走る場所とかなりかぶっています。そんなの関係あるのかな?単純に赤字なんですよね。
ってことで、「橋の日」なのに全然違う話になりましたが、調べたりグラフ作ったりするのは面白いですね。
せっかくなので今まで一番恐ろしかった橋の写真をアップしておきますね。
そういえば、ネパールの地震の関係で、この橋を渡らなくてもこの川は車で渡れるようになっていました。そして、その道路はきっともう舗装されています。なんか勢いが違うよなって感じでした。
▼その時の話がこれですね
まずはもうその地区に雨が振りませんように。そして、早くライフラインが復旧し、普通の生活に戻ることができると良いなと思います。
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