小中学生を対象にして、理科に関わる実験の発表会が開催されます。
そのための準備を、まさかの3年生が開始しました。
すでに合格が決まっている生徒を中心にして取り組み中です。
自分が赴任してから1年目はニホンコウジカビの研究、2年目がシャボン膜の表面張力でしたが、今年は千歳市が全道一の生産量を誇る「鶏卵」を使った実験です。
まずは大量の鶏卵を購入しました。
鶏卵を回転させると生卵かゆで卵かが判定できます。
内部の慣性だろうということで、そのボーダーはどこなのかを突き止めようと実験を開始しました。
全ての鶏卵の質量を測り記入します。
こういう時に「鉛筆」なんだということに感動してもらえました。
こういうことあまりやりませんからね。鉛筆無敵説があります。
こうやって黄身が二個入っている鶏卵の大きさを実感しました。
極端に言えば倍の大きさです。まあ、卵黄が二個なのでそうなりますよね。
温度をしっかり測って急速に冷やし、条件をできるだけ均一化しました。
実験の精度のために、各条件を50回は回転させよう・・・となったのですが、なかなか厄介です。
そして、予備実験をして、時間を確定させたのですが、それが誤算の始まり。
どうも、ピークが省いた時間帯に隠れているようで、追加で実験しています。
こうやって全ての条件の卵を開けて見て、決めたんですがね・・・見かけによらないな。
まあ、実験の楽しさと厳しさを実感していますから、この後高校進学後に、きっと色々役立つと思います。