2017年2月14日火曜日

鶏卵で実験

小中学生を対象にして、理科に関わる実験の発表会が開催されます。
そのための準備を、まさかの3年生が開始しました。
すでに合格が決まっている生徒を中心にして取り組み中です。
自分が赴任してから1年目はニホンコウジカビの研究、2年目がシャボン膜の表面張力でしたが、今年は千歳市が全道一の生産量を誇る「鶏卵」を使った実験です。

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まずは大量の鶏卵を購入しました。

鶏卵を回転させると生卵かゆで卵かが判定できます。
内部の慣性だろうということで、そのボーダーはどこなのかを突き止めようと実験を開始しました。

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全ての鶏卵の質量を測り記入します。
こういう時に「鉛筆」なんだということに感動してもらえました。
こういうことあまりやりませんからね。鉛筆無敵説があります。

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こうやって黄身が二個入っている鶏卵の大きさを実感しました。
極端に言えば倍の大きさです。まあ、卵黄が二個なのでそうなりますよね。

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温度をしっかり測って急速に冷やし、条件をできるだけ均一化しました。

実験の精度のために、各条件を50回は回転させよう・・・となったのですが、なかなか厄介です。
そして、予備実験をして、時間を確定させたのですが、それが誤算の始まり。
どうも、ピークが省いた時間帯に隠れているようで、追加で実験しています。

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こうやって全ての条件の卵を開けて見て、決めたんですがね・・・見かけによらないな。

まあ、実験の楽しさと厳しさを実感していますから、この後高校進学後に、きっと色々役立つと思います。


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