タージマハルに行きました。やはり北インドに行ったからにはなかなか外せません。
特に初めての人たちがいる場合、ここは見たい場所ですし、実際に美しいですからね。
自分はこれで3回目のタージマハルです。
電車は平気で数時間遅れます。車も夕方から朝までは霧の中で大変走りにくくなります。
あの美しい白い大理石でできたタージマハルが、真っ白な霧の中に立っていると、もちろん見えません。
今回、そんな悲惨な状況になってしまいました。
2年前に行った時には、うっすらと霧がかかる状況でしたが、今回はうっすらとタージマハルが見えるという状況でもなく、タージマハルの白よりもずっと濃い霧に覆われ、心の目で見る以外に見る方法はありませんでした。
初めてのみんなに謝りたい気分です。
なので、遠景は無し。でも、せっかくなので、近くを細かく見る感じになりました。
逆によく見られたようにも思います。
この曲線美。どうやって作り出したのか気になります。一回間違って「カンッ!」って叩き過ぎたら全てが終わるような気がするのです。
そしてこちら。組み木のような美しさをより難度の高い「大理石」で作っているのですからすごいです。
前日の夜に、タージマハルの歴史をショー形式でやっているのを見に行きましたが、22年間、2万人の人たちで作ったのだという話でした。それぞれの専門家が集まって朝から晩まで時間をかけて作り上げたということですね。
遠景で全体像を見るのもいいのですが、こうやって細かい部分を見ていくのもまた面白そうです。
朝から、たくさんの人が来て、靴カバーをして必死に廟の内部を歩き回っています。
なんとか良いショットをと考えているのでしょうが、これではなかなか厳しいです。
時間が経つと、当然霧も晴れてきます。この日は本当に強烈で、9時を過ぎても全く見えませんでした。
諦めて帰り道。本来だと、この場所の向こう側に、美しい白い廟が見えるのですが、無理なので、少しは目立つ緑色の柵で一枚。韓国人グループのおばさんが、よそ見をしていたのでしょう、この水に落ちて文句を言っていましたが、文句を言うのは筋違いでしょうね。
視点を変えて有料区域内の鳥。
タージマハルは真っ白で見えませんが、この鳥も白くてはっきり映りません。
足が黒、くちばしが黄色でこのサイズなので、アマサギでいいですよね。
何羽かいましたが、霧によって羽がしっとりしているというレベルでした。
鳥に鮮明さはありませんが、霧の濃さが伝わり、タージマハルが見えなかった悔しさが伝わると幸いです(笑)。
そして外に出ると今度はこれです。ツチイロヤブチメドリ。
インドでは、こんな感じで鳥に餌を与えていたり、野良イヌに餌を与えている風景を目にします。
生命を大切にしようという気持ちの表れなのかもしれません。
そんな風に接してくれるからなのか、動物たちは人間からあまり逃げずにいることが多いです。
この鳥も、なんだかめちゃくちゃ真剣な眼差しで水を見ているように見えますが、それは単純にこの鳥の形というか色調がそう見せているのでしょうね。目の様子などでしょう。でも、真剣そうな表情に見えませんか?
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