Labuk Bayは何とも象徴的な場所で、パームヤシ園の造成のためにマングローブを切ってしまった場所です。海岸までわずか150m。
実はそこでエビの養殖場をつくるという話もあったのですが中止になったのが幸いしているのです。
テングザルもわずか2群だけではありますが、生き残っていたため餌付けをしてみようと言う事になったのだそうです。
当然純粋な野生動物は警戒しますから、餌付けの成功までは5年もかかったそうです。
それで昨日の投稿のような状況が今は展開されているのです。
今回のように時間のない旅行者にとってはsukauまでいかないでテングザルを観察できるというのは嬉しい限りです。
そのLabukBayまでの途中は徹底してパームヤシ園です。
こんな感じでヤシ園の脇にはバナナもあるのですが、きっとこれは「雑草」でしょう。
当然いきなり大きくなる訳ではありませんから、こういう苗木の場所もあります。
こんな感じの木です。完全に収穫に適した木のサイズです。
これにこんな感じの実ができる訳です。
赤いのが一つ一つの果実ですね。
このくらいの大きさです。これを絞るわけです。
一カ所にどすんと山積みです。それをトラクターで回収してまわるんです。
トラクターはしっかり撮れませんでしたがこんな感じ。
このヤシの実からの油は、食用だけではなく洗剤などに加工されて私たちが大量消費しています。
現地の人ではないのです。
そう考えると、テングザルやオランウータンの今のような状況をつくっているのも自分たちだという事になるわけで、何とも複雑な心境です。
昨日調べていて、こんなところを見つけました。
油の搾りかすを利用しているので良いとは思いますが問題はその供給可能量です。
この会社でもこれほどの量を供給できる程ものすごく大量に出るのですね。
それだけ広大な土地を開発したという事です。
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2012年1月14日土曜日
マレーシア旅行12〜パームヤシ園
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