2011年1月11日火曜日

ネパールの村の識字教室


もう、道は真っ暗。暗い夜道を歩く歩く。
行きはよいのです、下りですから。
帰り空腹の状態でこれをあがるんだな〜と思っていたのは自分だけではないはずです。

識字教室に着きました。
早速授業がはじまりました。
自分はここで大きな認識違いをしていました。
もちろん屋内でやるのだと思っていましたが、なんと外なのです。
一名以外が女性。
きっと色々な事情があって学校に行かなかったということもあるのでしょうが実はもっともっと深刻な問題があることがわかりました。

生徒のみなさんは、順番に前に出て大きな声を出して指さし発表しています。
左側に子ども達がいて笑っています。
この子達は学校にいっているのでわかっているのでしょう。
大人がわからないのかよというのもあるかもしれませんが、この子達は先生に叱られていました。
「笑っちゃ駄目」ということです。これがまた正しいですね。
毎日もの凄くキツイ仕事をして、勉強する時間だってないのでしょうが、一生懸命やっているなと言うのが正直な感想です。偉い!

このお父さんは55歳。それでも字を読めるようになりたいという気持ちが強いのでしょう。
ここまでの写真はいずれもストロボをたいています。なのでうまく伝わらないものがあります。
それは暗さ。
電球が一個。そこに黒い黒板(これ正しいよね)。そしてチョーク。
学習環境としては超劣悪です。
それでも学びたいという欲求。

これだって明るく写っているのですが、もっともっと暗いです。
毎日、仕事が終わってからここに集合して学習しているのだそうです。
実はこの村の人たちのカーストはかなり低位。
で、言葉は独特なものを使っているのだそうです。
ですから公用語をまた別に学習するという感じのようです。
そして、この人達の感想としてあげられていた言葉がまた胸を打ちます。
「字が読めるようになって、光が差したような気がした」というのです。
そうですよね。言葉というのは読みと書きがセットできっと成立するのです。
それをこういう形であっても実現しているというのに感動しました。
日本での識字率は猛烈に高いでしょうが、世界にはまだまだ低い国がありそうです。
それにしてもこのカーストというヤツには本当に憤りを感じることが多かったです。
ここの人たちの希望をきいてみると、「識字教室をもっと続けられるような支援」「トイレがないんだ、何とかして欲しい」と一人の女性が随分勢いをつけて話してくれましたが、最後には「いや、思っていることをいっているだけなんです」と。だから、自分たちでやらなきゃ駄目なことは十分認識しています・・・それでも、もし支援をしていただけるんであればという意味です。
十分思慮深いし節度も持っているのです。
今回の旅行で最も印象に残ることになったのがこの識字教室です。
これをずっと続けている半田さんにも感動しました。
日本に帰って自分は何をできるんだろうと考えたりもしていましたが、帰ってきてしまうとまた何の変化もない生活をしている自分がいるのですが・・・。
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今日はここまで、村には一時間ほどで戻れたような気がします。
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