ネパールの建物は煉瓦でできているものが大変多かったです。
随分色々なところに煉瓦工場がありました。
ちょっと見てみたいなという興味はありましたが、目的地への途中だったりしてなかなか言い出せずにいました。
そこで、今回時間がありそうだということで、ドライバーに「煉瓦工場を見てみたい」といってみたところ怪訝な顔をされましたが、止めてくれました。
同行者もはじめは「ただの煉瓦工場だよ」とかいっていたのですが、そんなにハイテクな道具があるとも思えず、見てみたくて仕方がなかったのです。
猛烈な高さの煙突なのですが、これ自体も煉瓦です。
工場と思っていたのですが、工場という感じでもありません。
色々な秘密が隠されていそうです。
先ず、粘土をねって型にはめ、煉瓦の原型を作っていきます。
ここでは、水が豊富という時期ではありませんからなんだか大変そうな感じでした。
そしてこの数です。すさまじい数です。
これを乾燥させるのですが、積み重ねて乾燥させていますが、
この積み重ねている物自体がこの人たちの家なのです。
これには衝撃を受けました。
この子の背の高さから想像できるように、天井の高さが1mちょっとです。
まさしく寝るだけの家です。
食事はどうなっているのだろうかと心配してしまいます。
でも、ここが生活拠点。
乾燥した煉瓦を焼くために並べます。
とてつもない数です。これをうまくすき間を空けながら並べるのです。
大変な力仕事でしょうが、ガックリ来たのはこんな子どもも一生懸命はたらいていることです。
小学生ですよね・・・泣けてきます。
すき間には石炭などの燃料を入れ、火をつけるのですが、先ず上に土をかぶせるのですね。
煉瓦の屑のような物をかぶせていました。
その上では、このように石炭を補充して燃やしています。
この下に先ほどの沢山積まれた煉瓦があり、火がガンガン燃えています。
当然地面・・・というか下は温かかったです。
この缶には石炭が入っていて、小さな孔(蓋がついているところ)からどんどん石炭を入れています。
やけ終わったところはこのように上を剥がし、煉瓦を運び出すわけです。
この崩れた煉瓦などをまた上に敷いて・・・というようなサイクルのようです。
つくりだされる煉瓦の数などを聞くことができませんでしたが、相当な数です。
職人さん達はいい人ばかり。
きっと観光客なんか来るはずもなく、写真なんかも撮ってもらうことはないのでしょうね。
今度は携帯式のプリンタでも持って行けばよいのかもしれませんね。
そんな気分にさせられました。ポラロイドみたいなデジカメあったよな。
ここは、この辺では大きな焼成工場なのかもしれません。
トラックで焼かれていない煉瓦が運ばれてきていました。
これがこの地区の様子です。
全てがこの煉瓦工場ではたらく人です。
大人も子どももです。
あの家に住み、朝からずっと煉瓦造り。火を入れていたおじさんの年齢を考えるとかなりの年まではたらき続けるんですね。
そして、ネパールのカーストを考えるときっとかなりの低位カーストだろうなと思います。
この世界のことしか知らないのかもしれません・・・なんだかな〜と思ってしまいます。
さっきの女の子達が、自分たちにずっとついて歩いてくれました。
かわいいですよね
人気ブログランキングへ
今日はこれでおしまいです。
夜中にこんなんでテンション下がりますが応援よろしくお願いいたします!
2011年1月31日月曜日
煉瓦工場の現実
キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)
米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。 アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。...