2010年12月10日金曜日

サラサラの雪でカルマン渦

気温が低く、そしてアスファルトの路面に少しの雪。
これがこんな風景をつくりだします。

給食のトラックがそれなりの勢いで入ってきたのでしょうか?
その風で、サラサラ雪が動かされ、こんな模様をつくりだしたのですね。
カルマン渦に近いのではないかと思いました。
こんな文を書いたのがありました。きろくとして残しておこうと思います。

気流が作る不思議な渦
 冬の日本付近は、シベリアの冷たく乾燥した高気圧の勢力の影響を受けて、「西高東低」といわれる冬型の気圧配置が見られます。春に近づきこの気圧配置が崩れるとき、面白い雲の形が見られることがあります。日本では利尻島や屋久島周辺で見られる現象で「カルマン渦」といわれます。
 写真は、人工的にカルマン渦を作ったものです。トレイに牛乳を入れ、墨汁をたらしいます。墨汁の密度は大きいので底に沈みます。割り箸たてて、移動させると不思議な連続模様があらわれます。これがカルマン渦です。
 北西方向からの空気の流れを、利尻島の利尻岳や屋久島の宮之浦岳のような高い山が邪魔をする形になって乱れ、その様子が雲にあらわれるのです。年に数度見られるかどうかという珍しい現象ですが、気象衛星の画像などを注意して見ていると見つかることがあります。
 このカルマン渦、雲の様子として観察できるのはごく稀ですが、日常生活では頻繁に発生しています。風が強い日に電線がブーンとうなっていることがあります。これは、電線によって風下に渦ができることによって出ている音です。バットを振ったときの音も同じです。味噌汁やラーメンのスープに割り箸を立てて移動させてもカルマン渦をつくりだすことができますから、移動の速さ、箸の本数などを色々と変えて実験してみると面白いかもしれません。
 いつも強い風が吹いていることで有名な日高の襟裳岬には「風の館」という観光施設があります。その建物の形はカルマン渦の形を模しています。
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さて、寝るか・・・

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