落葉が進みはじめた林床には、オオウバユリが目立ちはじめています。
他の草本類は寒さにやられてどんどん枯れていくのです。
もちろんオオウバユリの葉も枯れるのですが、立派に成長した果実の中には写真に様に大量の種子が散布されるのを待っています。
この果実に風が当たると、小さな翼を持った種子が飛び出します。
これによって生息範囲が多少は広がるのです。
色々な方法で種子散布をする植物の巧みさがよくわかります。
ここに画像は良くないですが動画を置いてみました。
実りの秋は人間中心に考えると「食欲の秋」に直結しそうですが、植物にとっては全然違う繁殖の準備期間ということですね。
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