人間の間でも高級食材であるウニは、カラスの間での評価はどうなのか知りませんが、クチバシでつまむ所がたくさんあって、上空から落下させると簡単にひびが入って食べやすいという格好の獲物なのかもしれません。
落下させたウニは、中身を完全に食べられ、そのまま放置されます。
殻付きウニを食べるとよくわかりますが、割られたウニは随分長い間「生きているよう」に見えます。
トゲを活発に動かしますから。
先日はかなり弱っている殻付きウニに塩を直接ふってみた所、またかわいそうなくらい動いていました。まあ、最後の悪あがきという感じです。
外に放置されたものはその後、おそらくトゲを動かしていた筋肉が腐り、支持できずにトゲが落ちるのです。こんな風に。
イボイボの部分にトゲが付着していて、そのまわりの筋肉で動かされるのです。
まるで関節のようにうまくできています。
もう一つ特徴的なのが咀嚼器です。
アリストテレスのランタンと呼ばれ、5つの石灰質部分が組み合わさってできています。
今回、寿都町で行われた例会で、今まで大切に保管していた、うまく組み合わされたままの咀嚼器を見せた所、嫌な予感が的中し「あ、壊れたわ」と・・・
がっくりです。もっとがっくりなのは「それっきり」な事ですね。大人なんだから謝れよな。
ということで、こんな風にうまく残っている場合もあるのです。
それよりも気になったのは骨格に当たるからについている模様です。
ここから管足をだしているのですが、何とも言えない規則性が見て取れますね。
式で表す事ができそうです。
こんな殻を真剣に撮影しているのもまた一般人の目から見ればおかしな光景なのでしょうw
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2012年8月6日月曜日
カラスに食べられたウニの残骸をみる
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