2011年10月13日木曜日

ニワトリの骨

ニワトリの骨はなかなかよい観察素材です。
外観もそうですが、顕微鏡があるとその面白みはグンとまします。
まずは外観の構造。
骨を乾燥させて、切り出してみるとこんな風に見えてきます。

円柱でなく橋脚のようにトラス構造になっているのです。
普段食べる時には、普通ここまで考えません。よね・・・?
硬骨部分を酸で溶かし染色後、カミソリでスライスしてみるとこうなります。
堅さを出しているリン酸カルシウムは酸に溶けてしまいます。
残っている部分にはこのような構造が見えます。
ハーバース管というものです。
骨も細胞ですから、様々な営みをしている訳です。
常に作り替えられていて、破骨細胞や骨芽細胞などが活発に活動しているのです。

そして、あの白い軟骨。
これは簡単にスライスできます。食べれますもんね。
同じように染色してみるとこうなります。
やはり核が見えています。

これ、もっと動物細胞の観察に活用すれば良いのにと思っています。
ヒトの頰の粘膜細胞だけでは、残念な感じの印象しかできないのです。
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