インドの街中にはやはり今回もウシが自由に歩いていました。
ムンバイはそうでもありませんでしたが、他の小さな街は本当に自由に歩き回り、その辺のものを食べ、そして勝手に出す。そんな生活をしているのです。
郊外にあるスラム街周辺を見ると、なんだか諸悪の根源はプラスチックなのではないかと思ってきます。簡単に分解されることのないプラスチックゴミがどんどん溜まっているのです。今まできっとウシ達が食べて綺麗にしてくれていたであろう天然の梱包材・・・たとえば木の葉など・・・だったらここまでひどいことにはなっていないのではないだろうかと思わされます。
ウシと同じくらい、いや、それよりももっと自由に生活しているのは圧倒的な数存在しているイヌたちです。どこか自信なさげで、おどおどしているイヌたちは、人間が横を通ったところで別に起きるでもなく、とにかく勝手気ままに生活しています。
日向を避けるように寝ていたり、そうかと思えば日向を選んで寝ていたり、その辺のゴミをほじくってみたり、人間のあとをついて歩いてみたり、排泄してみたり。とにかく自由なのです。
ただ今回驚いたのは、どこかのバスターミナルで子犬を育てている最中のイヌの強烈さです。
可愛い子犬が出てきたので、ちょっと接近すると、猛烈な勢いで母イヌがこっちに吠えかかってきました。こちらは「狂犬病は怖いよな」という意識を常に持っていましたから、ビックリ仰天。とてつもない形相でこちらに向かってきたのですから・・・。
でも、それを見ていたインドの人たちは、爆笑。きっと接近してよいラインがあるのでしょうね。警戒域が。
まあ、それにしても、ここ以外のイヌは本当にいたって自由でした。
こんな感じです・・・
これはムンバイからフェリーでいったエレファンタ島の、港に横たわる自由な4頭。
帰りには別な場所に移動していました。朝早かったので、温かい日向に横になっていました。
まるで岩盤浴のような状態です。
さて、ここの港、もの凄く汚いです。
でも、「汚い」の概念は生物によってそれぞれらしく、人間にとっては居心地が悪い気がしますが、餌も豊富で・・・ということになりそうです。
こうやって、船にはカワセミがとまっています。
小さな魚たちが確かに見えていましたから、餌に困ることがないのでしょう。
サギやチドリ、シギの仲間もたくさんいました。
そして、その水面下では大量の蜷(ニナ)類が・・・
彼らが移動したあとが、もの凄く複雑に絡み合って線のようになって見えます。
この線を辿れば、一匹いるんですね。
連中の食欲を十分満たす程の有機物があると言うことでしょう。
でも、ここでもやはりプラスチックはただのゴミです。
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2010年1月15日金曜日
自由なイヌたち
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