前回の例会で「ヤツメウナギ」を解剖してみることになりました。
ヤツメウナギは随分原始的なセキツイ動物で無顎類になります。
見た目はたしかにウナギっぽいですが、魚類ではありません。
ヤスリのような歯で他の魚に傷を付け、体液を吸って生活しています。
歯の様子はこちらです。
猛烈にグロテスクです。
今回、解剖のきっかけになったのが「胃の中に色々な物が入っている」という情報でした。自分は学生時代にも随分処理したことがありますので、「そんなはずはない」という話をしたのですが、「と、ヤツメ料理の店の大将がいっていた」ということで実際にやってみたわけです。
その結果、何も出てこなかったわけですが・・・の前に胃がどこなのかもよくわかりませんでした。
名前の由来になっているヤツメ=八目はこんな感じ。
もちろん7つは目ではありません。エラのためのアナです。
これがなかなか奥が深いのですね。普通の魚のようにえらぶたになっていないのが。
魚類の血液の赤血球には核があります。ヤツメウナギはどうだろうということで、染色して確認してみるとこんな感じでした。
核が染まって見えています。
なかなか興味深い生物です。
次回チャンスがあったら、自分で執刀してみたいです。
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2008年11月3日月曜日
ヤツメウナギ
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