麻生氏の内閣ができあがって、大方の心配が外れました。
「首相本人の暴走発言が心配」と言うのをあっさり乗り越え、とてつもない暴言の中山氏。
こちらに相関性についても書かれています。
何度も出てくる「単一民族」発言と「ごね得」発言。それは撤回したようですが、どうしても撤回しなかったのが「日教組はガン」発言。
こういうとんでもない発言をする人を選んだ人も、それをさらに選んだ人も、考えなければいけないでしょうね。
ここに朝日からの記事を引用しておきましょう。
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「日教組(日本教職員組合)の強いところは学力が低いんじゃないか」——文部科学相時代に全国学力調査を提案した中山国土交通相が、テストで何を調べたかったかについて、こんな「本音」を明かした。「現にそうだよ。調べてごらん」。しかし、データをたどってみると、成績トップの秋田の日教組の小中学校組織率が5割超で全国平均(34.1%)を大きく超えるなど、全体的な相関関係はうかがえない。現場の先生も「短絡的」とあきれ顔だ。
「日教組の子どもなんて成績が悪くても先生になるのですよ。だから大分県の学力は低いんだよ」
教員採用不正事件を引き合いに出しながら中山氏がやり玉にあげた大分は、小中学校の日教組の組織率が6割を超える。今年の全国学力調査では、小6、中3の全科目で、平均正答率が全国平均を下回った。この点だけをみれば発言は「当たっている」ようにもみえるが、科目によって結果はばらつく。小6国語Aでは全国平均と2.9ポイントの差が付いたが、小6算数A、中3国語Aでは、わずか0.2ポイント差だ。
では、調査の成績が良かったところはどうか。中山氏の出身地で選挙区でもある宮崎は、小6の2科目と中3の全科目が全国平均を上回るまずまずの成績で、組織率は1割未満。
ところが、小6の全科目でトップ、中3もすべて上位3位に入った秋田の組織率は5割以上。組織率が9割近くと全国トップを誇る福井は、中3の3科目で1位だった。
「中山説」では、成績の低いところは日教組が強いはずだが、小6、中3の全科目で最下位だった沖縄の組織率は4割弱にとどまる。中3の全科目でワースト2位だった高知に至っては1割に満たず、何ともバラバラだ。
東京都内の中学校長は大臣発言に対し「短絡的だしピンぼけだ。だいいち日教組にそんな力はないのではないか」。ある自治体の教育長も「日教組にどんな恨みがあるか知らないが、個人的な思いを国政に反映させるのはとんでもない」。
中山氏はインタビューで、自説が確認できたとして「学力テストを実施する役目は終わった」とも話した。
新潟県の小学校教諭は、調査に疑問を感じながらも、学力向上に生かそうと励んだ。「地域で成績の差は確かにあるけど、それを改善するのが調査の目的だったはずだ。頑張ってきたのに、あの一言はないだろう」と憤る。
沖縄県の小学校教諭は、調査の前、放課後の補習に追われた。テストのための勉強で、とても児童の学力がついているとは思えなかった。「やると言い出した本人がもう必要ないと気づくくらい無駄なテストなのだから、早くやめた方がいい」
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対象学年の全員を対象とする全国学力調査のそもそもの発端は04年11月。当時文科相だった中山氏自身が改革私案「甦(よみがえ)れ、日本!」で導入を表明したことだった。当時は目的について「競い合う心や切磋琢磨(せっさたくま)する精神が必要」と説いていた。
その直後、国際学力調査で日本の順位が落ちたことなどもあり「学力低下問題」への対応策として急浮上。05年6月には、小泉内閣の「骨太の方針2005」に盛り込まれた。同年10月の中央教育審議会の答申は「子どもたちの学習の到達度・理解度を把握し検証する」と明記。国策として統一的に学力の様子を調べる必要性が強調され、毎年60億円かかるテストの実施へと進んでいった。
今回の発言について、文科省には「あれは前からの持論だから」と冷めた受け止め方をする向きが多い。「別の役所の大臣だから」「『信念』をどこまでも語っちゃう人」「免疫できてます」。担当者の一人は「組合がどうのという目的はないし、役目が終わったということもありません」と話した。
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この図を見ても、一貫性はないですよね。まあ、それでも、導入をした本人がもう必要ないといっているのですから、毎年60億円も使う必要はありませんね。
2年間も使ってしまったのが実にもったいないです。
このことのために、使った時間ももったいない。
そして、この人の意見に賛成発言をしている、橋下知事もやっぱりダメですね。
大阪の現状がわかっていないのかな〜?この図の見方がわからないだけでしょうかね。
とにかくがっかりも良いところです。
まあ、辞任したようですが、それで済むとは思えませんね。
自分が結局最もお荷物だったと言うことをわかって欲しいです。
今日は家で首相補佐官とどんな話をするのでしょうかね。
自分も今の教職員組合のあり方がすべて正しいとは思いませんが、教員のこれからの労働条件の悪化は必至でしょうから、そういうときには潰したがるでしょうね。
それにしても、まともな人はいないのでしょうかね。
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2008年9月28日日曜日
結局あなたがガンだったようですね
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