2011年12月8日木曜日

ごっこ

「ごっご」と呼ばれている魚がいます。
本名ホテイウオ(漢字だったら布袋魚)です。ダンゴウオ科です。
なんというか・・・何とも言えないグロテスクさです。
ところが猛烈に美味なのです。
血中コレステロール、それも悪玉を考えると、この魚卵や肝臓は問題なのですが、ついつい食べてしまいます。
まあ、仕方がありません。
もう買わないかもしれませんから、写真を撮っておきました(笑)
まずは頭部。
これは新鮮でしたから目の生き生き感が違いますよね。

模様は何とも言えない感じの模様ですが、海底で生活しているのですがしっかりツートーンになっています。
正面から見たら、こんな感じです。

体のつくりというかバランスからいくと、目の小ささが際立ちます。
見て雰囲気はわかると思いますが、鱗は全く見当たりません。
ヌメヌメです。筋肉をまったく感じないのです。
腹部には吸盤が見られます。これで海底面にへばりついたりするようです。

新鮮な個体でしたので、このまま吸盤としても機能しそうです。
大変堅く、食べる時には切り落としています。食べれるのかもしれませんが、美味しそうではないと思います。
さて、内部を見てみましょう。この個体はメスです。
この時期しか店頭には並びません。そして人気はメス。
当然みんなのねらいは、この豊富な魚卵です。猛烈に発達した卵巣が美味しい訳です。
栄養分を送り込むには血液が必要ですから、こんな風に細かく血管が枝分かれして包み込んでいます。


幽門垂という魚類に特徴的な器官も透明感があって綺麗です。
ここで色々な消化酵素をつくって分泌しているのですね。
そして心臓部分。卵巣を取り除けばそこにはもう何もありませんという感じに近いのです。
それほど卵巣が他の器官を圧迫しているイメージ。
体を動かすための筋肉、つまり他の魚で言う「身」の部分なんかはごくわずか。
それでも比較的立派な心臓が見えています。

取りだすとこんな感じ。

内臓を色々と見ていると、何か白っぽいものが。
やったぜ!寄生虫。

取りだしてキッチンばさみの上において撮影。
条虫の仲間ではないかと思います。
吻が4本見えていたので・・・
とまあ、食べる前にこれだけやると、普通は食欲も減退しますが美味しいです
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