フグの仲間がぷーっとふくれている様子を見たことがある人も多いはず。
フグはあのかわいらしい風貌と違って毒をもっていて、敬遠されがちなのですが、一方では超高級食材。
ちょっと気になっていたのがまずは特徴的な「歯」です。
それは以前紹介しました。
こちらとこちらです。
さて、ちょっと調べてみると、フグが膨らむ原因・・・というか、膨らむことができる理由は、食道から胃に入るあたりの部分が薄い膜になっていて、そこに水を貯めたり空気を吸い込んで貯めることができるからなのだそうです。
そうなうると、解剖する以外にありません。
早速やってみました。
サンプルはこいつです。小さなマフグ。
早速切っていきますが、これがなんとも手強いです。
内蔵がこのように詰まっています。
一瞬他のサカナと同じだなと思ってしまいますが、この時にはすでに失敗が確定なのです。
「薄い膜」がすでに破れています。
その膜を引き上げると・・・
赤い筋上の部分が胃の本体です。
持っている場所が薄い膜。これはかなり手強い相手です。
口にストローを吹き込んで膨らませると、こうやって膨らみます。
ですが、この作業でもすぐに膜に穴があいたりしてしまうくらいです。
うまく切り開けて、空気を入れると・・・
それは次のページにしましょう!珍しくこの機能を使ってみる。
随分時間をかけましたが、うまく切り開け、膨らませるとこんな感じです。
どうですか?この膨らみ具合。
何とも感動的です。
拡大するとこんな感じ。血管が走っている様子もわかります。
カニを捕まえていったので、猛毒と言われる肝臓をあげてみましたが、食べませんでした。
しかし、水からはい出そうとして大騒ぎ。なにかあるのかもしれませんね。
厳重に密封して、全て廃棄処分にしました。
おもしろいフグの特徴を知ることができてよかったです。
フグは骨格も実に特徴的なので、それはまた次回。
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今日はニセコを登ってきます。もう筋肉痛最悪なので、往復でも3時間以内でなければいけそうにない。