2010年12月14日火曜日

つり合う力と作用・反作用

物体に力がはたらいていると、様々な事が起
ります。形が変わったり、支えられたり、運
動の様子が変わったりします。普通、力は目
に見えませんから、どのような力がはたらい
ているのかを考えるのはなかなか面倒です。
一つの物体に、2つの力が加わっていてつり
合う場合、その物体は動きません。例えば、
何かを糸でつるして動かない場合、糸が物体
を引く力と物体にかかる重力がつり合ってい
ることになるわけです。
この、つり合う2つの力と勘違いされるのが、
作用・反作用という言葉です。「押したら押
し返される」というようにとらえられること
が多いこの言葉ですが、つり合う2つの力と
は大きな違いがあります。
作用反作用の法則は、有名なニュートンが運
動の第三法則としてまとめたもので、ある物
体が別な物体に作用を及ぼすと、それと逆の
方向に同じ大きさの反作用を同時に受けると
いうことです。「反対向き・同じ大きさ」と
いうのが、つり合う2つの力と似ているので
すが、作用・反作用は2つの物体間に生じる
ものだというのが大きな違いです。
私たちのまわりに、作用・反作用によって起
こっている様々な現象があります。例えば、
道路を歩くのもハンマーで釘を打つのも、飛
行機やロケット、ヘリコプターが飛ぶのも作
用・反作用によるのです。

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