先週行われたWisdom96の例会で実験した、水の電気分解装置です。
この装置の目的はただ一つ・・・水の電気分解を高速で行うというものです。
高速で行うためには、大きな装置、高い電圧、広い電極・・・ということになりますが
バランスが重要になります。
といっても、学校にあった物で間に合わせで作ったものです。
円筒形の塩ビ管に穴が3個あいた蓋を接着しただけのものです。
蓋にはゴム栓。
ゴム栓の2つにはステンレス針金の電極を。
面積を広げるために、二重螺旋にしてあります。
残りの一つには、発生した気体を取り出すためにガラス管をつけてあります。
これに電流を流すと、かなりの勢いで気体が発生します。
発生した気体は水の電気分解によって得られるものですから水素2:酸素1の体積比です。
発生の速度はこんな感じです。
Youtubeにアップしました。
そして、それを一つのゴム栓から回収し、洗剤入りの水につけると、爆鳴気入りのシャボン玉ができます。
それに火をつけると当然大きな音とともに爆発。元の水に戻ります。
その様子はこちらです。
こちらもYoutubeです。
この実験は、分解装置から離れたところでやりましょう!
さて、この気体を速く出したい理由の一つが、次にあります。
先日公開したこの画像です。
これ、今までは随分溜めるのに時間がかかり、一時間の授業の中で複数回やることは無理だったのですが、これで5分ほどで可能になったのです。
一回やればいいジャンという意見もあるでしょうが、必ずアンコールがかかるわけです。
こちらが
点火した様子です。一瞬ですが、わかっていても悲鳴を上げてしまいます。
#これ、何回か再生しないと爆発の瞬間がみられないかもしれません。悲鳴のみ(笑)
この点火装置がこちらです。
発生装置からチューブをはずし、このアクリルパイプに繋ぎます。
ネジが付いていますから、そこに圧電素子(電子ライターのあれ・・・)をつなぎ押すだけです。
すると、上のような反応になるわけですね。
以前の書き込みがこちらです。画像も動画から切り出したものです。
このチューブの長さは10m。
透明な気体がたまったのかどうなのかわかりません。
そんな時は、着火側と逆を先ほどのように洗剤入り水につけ、できた泡に点火してみればよいわけです。乾いたパンッという爆発音が出ていればチューブ内全てが爆鳴気で満たされたことが確認できます。
このチェック、掌の上でやっています(笑)
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2010年10月12日火曜日
高速電気分解装置
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