北海道には梅雨がないといわれています。
しかし、最近はそんなのウソだろと思うような年が多いです。
今年も、何だかそんな感じ。
昨日久しぶりに太陽を見た気がします。
遥か先に恵庭岳が特徴的な頂を見せていました。
まだまだ雲の中なのですが、このあと良くなるような雰囲気を醸し出しています。
しばらく経過して、今度は工場群をのぞきに行くと、夕陽直前の太陽をバックになかなか良い雰囲気です。しかしこれ製紙工場なので何だかいやな匂いを出しているのです。
鼻がグスグスするのがこのせいかもな・・・と気になっています。
何ともいえない空の色ですが、今までどんよりとした雲ばかりでしたから、大変嬉しいのです。
もっと時間がたってからはこんな雰囲気の空になりました。
夕陽をそこで見ていれば良かったかな・・・と後悔してしまいそうな茜色でした。
そんな天候になると、気温も上がりますから本州勢などは勘違いしてしまいがちなのですが、北海道はそんなに甘くないのです。日没後にはグンと気温が下がり、半袖でずっといれる日なんかすくないのです。そんな中で大きな事故が起こってしまいました。
ガイドさんも同行していての事故ですから、何か判断を狂わせる何かがあったのでしょうが、非常に残念な事故です。トムラウシは非常におもしろい山で、あこがれるのもよくわかります。
ヒグマの危険もありますから、細心の注意も必要なのですが、何より天気の変化です。
恐ろしい勢いで変わるのです。
何の追悼にもなりませんが、トムラウシのすばらしさを解ってもらえそうなショットを一枚だけ載せておこうと思います。
何年か前の8月7日にトムラウシの登り口、三川台で撮影したオリオンです。
この時も上には雪渓が残っていました。そして9月に雪が降るかも・・・という雰囲気かもしれません。20mの風が吹いていたのであれば体感温度は20℃減です。低体温症という診断結果もわかります。夜は大変だったろうと思います。
自然の恐ろしさと美しさを考えさせられました。
亡くなられた方達のご冥福をお祈りいたしいます。
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2009年7月18日土曜日
トムラウシのORIONと梅雨
キッティンジャー大尉、人間の最高落下速度を記録(1960年8月16日)
米空軍のジョゼフ・キッティンジャー大尉が気球による最高高度31300mからパラシュート降下し、乗物によらない人間の最高速度988km/hを記録。 アメリカ空軍のパイロット、ジョゼフ・キッティンジャー大尉はガス気球を利用して単独大西洋温暖飛行に成功するなど、様々な功績を持っている。...