北海道にも桜前線が上陸して、今は満開です。
やっと春らしい気分になるのですが、今回はじっくり見てみたところ、案外そうでもないなという気分にさせられてしまっています。
花自体は綺麗なのですが、それをとりまく状況が残念です。
萼の部分もうつっています。葉も一緒に出てきていて、興味深いところです。
そして何だかテンションが下がってしまうのがこのセイヨウオオマルハナバチの様子です。
このハチは農家の方達が授粉の補助のためにハウス内での飼育と言うことで輸入した外来種です。
そこから逃げ出したものが繁殖して問題になっています。
一時「見つけたら捕殺を」という話も出ていましたが、逃げ出して定着してしまったもの(帰化ですね)は人間の力では簡単に処理できるようなものではありません。
それを実証するかのように、どんどん生息範囲を広げているのです。
花に入り込んで蜜を吸っています。この個体以外にもたくさん見つけることができました。
丸くてフカフカでかわいらしいのですが、そんな感情とは別な問題があるのだと言うことですね。
なんだか複雑な心境になってしまいます。
最近、ミツバチの大量死の話が話題です。それをクリアするために、新しい品種などを持ち込んだりするようになるのかもしれませんね。
人間の生活だけを考えればいいという物でもないですからね・・・
今日もよろしくお願いいたします・・・